アルコールで解決!?観葉植物にカビが発生した際の応急処置を解説

アルコールで解決!?観葉植物にカビが発生した際の応急処置を解説

観葉植物にカビが発生した時、素早い応急処置が必要で、アルコールは効果的として知られています。

そこで本記事では、カビ発生時の対処方法やアルコールの使用法や準備について解説します。

早期的な準備と使い方を実践することで、カビの拡散を抑え、植物の健康を守ることができます。

筆者自身の経験則と、読了書籍やリサーチした情報を絡めてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

観葉植物に発生したカビにはアルコールが効果的

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引用:pixabay

観葉植物に発生するカビは、見た目だけでなく植物の健康にも悪影響を与えることがあります。

そんな時に有効な対処法の一つがアルコールの使用です。

本項では、カビに対してアルコールがなぜ効果的なのかや、注意点など下記題材ついて詳しく解説します。

  • カビにアルコールが効く理由
  • アルコールの使用の注意点
  • あくまで応急処置ということ
  • カビが発生する本質的な原因

 

カビにアルコールが効く理由

アルコールがカビに効果的な理由は、その抗菌作用にあります。

アルコールは細菌や真菌の細胞膜を崩壊させ、タンパク質や酵素を変性させます。

これにより、カビの成長と増殖を抑制することができるのです。

また、アルコールは水分を蒸発させるため、カビの生育環境を乾燥させる効果もあります。

これにより、カビの発生を抑制につながります。

アルコールの使用の注意点

アルコールを使用する際の注意点は以下の通りです。

☑︎アルコールは可燃物なので使用時には火気や高温を避ける必要がある

☑︎直接植物にかけ過ぎると葉や茎にダメージを与えることがあるため注意する

☑︎感染箇所を処理する際には手袋やマスクなどを着用し十分な換気を確保する

☑︎アルコールは一時的な対処法であり根本的な原因の解決が必要ということ

☑︎専用のカビ取り剤や自然な別の方法もあるため適切な方法を選びましょう

あくまで応急処置ということ

アルコールは観葉植物のカビに対して一時的な応急処置としては効果が期待できます。

先述しているように、アルコールの抗菌作用により、カビの成長を抑制できるからです。

しかし、カビの根本的な発生原因を解決しない限り、再発する可能性があります。

つまり、湿度や通気性の管理、水やりの適切な調整など、環境の改善が重要ということです。

アルコールはあくまでカビに対する一時的な対策であり、根本的な対処は予防と適切なケアによるものです。

カビが広がっている場合は、アルコールで対策しても改善できないこともあるので根本の改善が大事なことは理解しておきましょう。

カビが発生する本質的な原因

観葉植物にカビが発生する本質的な原因は、湿度と通気不良です。

これは観葉植物以外でも同じですが、湿度の高い環境はカビの繁殖を促し、十分な通気がないと湿気がこもります。

これにより、カビの繁殖条件が整いやすくなるというわけです。

観葉植物の周りの湿度を適切に管理し、風通しの良い場所に置くことで、カビの発生を防ぐことが重要です。

また、適切な水やりと土壌の乾燥もカビの予防に効果的でしょう。

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観葉植物のカビに対してのアルコールの準備と使い方

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カビは湿度や不適切な環境下で繁殖し、植物の健康を脅かします。

しかし、アルコールを使うことで、カビの拡散を抑え、早期改善につながります。

そこで本項では、アルコールの準備と実際の使い方について解説します。(下記題材)

  1. はじめに準備するもの
  2. カビの発生してる箇所を確認
  3. 土の場合の対処手順
  4. 葉や茎の場合の対処手順
  5. 乾燥させる

 

①はじめに準備するもの

カビに対してアルコールを使用するためには、以下のものを準備します。

  • 70%のアルコール溶液(市販の消毒用アルコールスプレーが便利です。)
  • 清潔な布や綿棒
  • ゴム手袋やマスク
  • 新聞紙やブルーシート
  • スコップ

これらを準備することで、カビの処理が滞りなくできるでしょう。

②カビの発生してる箇所を確認

カビの発生箇所を確認するためには以下のポイントを確認しましょう。

  • 観葉植物を注意深く観察し、異常な色や質感、異臭などカビの該当箇所を確認
  • 葉や茎、土壌表面など、どの部分がカビに影響を受けているかを確認
  • カビの色や形状、広がり具合を観察し、問題の程度を確認

正確なカビの発生箇所の確認は、その後の対処法につながるのでしっかりと観察するべきです。

③土の場合の対処手順

土壌でのカビの発生に対する対処手順は以下の通りです。

STEP1

※新聞紙やブルシートやゴミ袋などを広げ、鉢を上におく。

STEP2

カビのはえた土をスコップで取り除き、※の上に広げる。

STEP3

広げた土にアルコールを全体に吹きかける。

STEP4

カビの処理後、土壌を乾燥させるために十分な通気と日光を使います。

STEP5

1時間程度放置し、ある程度乾燥したら元の鉢に戻す。

このような処理により、土壌表面のカビを除去し、再発を抑えることにつながります。

④葉や茎の場合の対処手順

葉や茎でのカビの発生に対する対処手順は以下の通りです。

STEP1

清潔な布や綿棒にアルコールを含ませ、カビのついた葉や茎を軽く拭きます。

STEP2

カビが強く付着している場合は、布で軽くこするか、綿棒で慎重に処理します。

STEP3

アルコールで処理した部分を乾燥させるため、放置します。

STEP4

改めて、湿度管理や適切な水やりを行い、再発を防ぎましょう。

アルコールを使用することで、葉や茎のカビを除去し、再発を抑えることができます。(あくまで応急処置です)

ただし、植物によってはアルコールに弱いものもあるため、注意が必要です。

⑤乾燥させる

カビが繁殖するのは湿度の高い環境なため、カビの処理後、乾燥させることが重要です。

乾燥させるためには、処理した部分を風通しの良い場所に移動させ、明るい場所に置きます。

湿度を下げるためには加湿器の使用を避け、適切な水やりを行いましょう。

定期的に湿度と通気を確認し、乾燥状態を維持することで、カビの再発を防ぎます。

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