観葉植物は西日の日光に注意するべき?西日の日光にも強い植物も紹介
観葉植物の育て方において、西日の強い日光には注意が必要です。
ですが、中にはこの強い日光に適応する丈夫な植物や、より日光を好む植物も存在します。
本記事では、なぜ観葉植物が西日の日光に注意すべきなのか、そして特に西日の日光にも強いいくつかの植物を紹介します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物は西日の日光に注意するべき理由
出典:Pexels
観葉植物は美しさと健康を保つために適切な環境が必要です。
本項では、観葉植物が西日の日光に注意すべき理由やその影響、対処法について詳しく探っていきます。(下記題材)
- 葉焼けしてしまう可能性も
- むしろダメージになるかも
- 特に直射日光に注意しよう
- 優しい光を好む植物もいる
葉焼けしてしまう可能性も
観葉植物は、西日の強い日差しにさらされると葉焼けする可能性があります。
葉焼けは葉が直射日光を受け過ぎてしまい、その結果、葉の細胞が傷つく現象です。
葉の先端や周辺が茶色や黒っぽくなり、枯れてしまうことがあります。
これは、植物が光合成に必要な程度以上の光や熱にさらされることで、葉の細胞がダメージを受けるため起こります。
そのため、西日の強い直射を避けることが大切です。
むしろダメージになるかも
観葉植物は西日の日光にさらされることで、むしろ損傷を受ける可能性があります。
西日は午後に最も強い光を放ち、植物の葉に過度の直射が及ぶと、葉が焼けたり、痛んだりする恐れがあるのです。
この状態では、葉の表面が乾燥し、細胞が損傷することで、葉が茶色や黄色に変色し、枯れる可能性が高まります。
また、過剰な日光は蒸発を促進し、植物の水分を失わせるため、根や茎の損傷も引き起こすかもしれません。
特に直射日光に注意しよう
観葉植物は西日の直射日光に敏感です。直射日光は強く、植物の葉に熱や光エネルギーを過剰に供給します。
この過剰なエネルギーは葉を傷つけ、葉焼けや萎れの原因になります。
特に午後の西日は強烈で、葉が燃えるようなダメージを引き起こす可能性があるでしょう。
葉が茶色や黄色に変色し、枯れることもあります。
植物を守るために、カーテンやブラインドを使って光を和らげたり、植物を日差しの当たらない場所に移動させたりすることが大切です。
あわせて読みたい→観葉植物を直射日光にあてると枯れる!?室内の適切な日当たりとは
優しい光を好む植物もいる
観葉植物には、強い直射日光を避けつつも、優しい光を必要とする種類も存在します。
これらの植物は間接光を好み、西日のような強い光にさらされると葉が傷つくことがあります。
しかし、一部の植物は明るいが強すぎない光を求めます。
これらの植物は、西日が部屋に柔らかな光をもたらす場所に配置することが理想的です。
適度な光を得ることで、これらの植物は健康的に成長し、美しい姿を保つことができます。
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西日の日光にも強いと感じた観葉植物を体験談から紹介
観葉植物の中には、強い太陽光にも耐える強靭な性質を持つものがあります。
本項では、西日の日光にも強いと感じた観葉植物を体験談から紹介します。(下記5つ)
- エバーフレッシュ
- オーガスタ
- シェフレラ
- ベンジャミン
- サンスベリア
エバーフレッシュ
「エバーフレッシュ」は、筆者の経験では西日の光に比較的強く、日光が好きな観葉植物です。
繊細な優しい葉っぱと、水不足や夜になると葉っぱが閉じるの特徴です。
この植物は日差しを求めつつも、強い直射日光に対しても適度な耐性を持っています。
実際に、筆者のエバーフレッシュは、直射日光が当たる場所に置いても、葉が焼けることなく元気に育ちました。
また同時に、適応力も結構あるので、日当たりがあまり良くない部屋でも、適応すれば成長してくれます。
オーガスタ
※写真左の大きなものが筆者のオーガスタ
筆者の経験では、「オーガスタ」も西日の日光にも強く、かなり丈夫な観葉植物です。
トロピカルを彷彿とさせる、大きな葉っぱが茂るのが特徴なのがこのオーガスタ。
この植物も経験上、強い日差しを受けても葉が焼けずらく、日光がよくあ当たることで強く成長します。(夏などのかなり強い日は様子を見ながらがいい)
筆者のオーガスタは西側や南側の日差しが強い窓辺に置いていても、西日が直接当たる環境でも問題なく育ちました。
観葉植物の中でもかなり丈夫なので、耐陰性もそれなりにありますが、寒さには少し弱いです。
シェフレラ
私の体験では、「シェフレラ(カポック)」は西日の日光にも強く、日光が好きな観葉植物です。
シェフレラは、ホームセンターなどにも必ず置いているくらいに定番人気な観葉植物といえるでしょう。
この植物は強い光にも適応し日光を好みます。(直射日光にも強い方ですが、急に強い日光に当てると適応が間に合わず葉焼けする場合もあります。
筆者のシェフレラは過去に西側の窓際に置いており、午後の強い日差しを受けながらも、健康に育ちました。
また、シェフレラは水やりの頻度が少なくても育つ傾向があり、乾燥にも比較的強くて丈夫です。
ベンジャミン
※写真真ん中の大きなものがベンジャミン
私の経験から、「ベンジャミン」も西日の日光にも強く、日光が好きな観葉植物です。
ベンジャミンは、中心の太い幹から枝分かれして、濃い緑の葉っぱがたくさん茂るのが特徴の観葉植物。
実際に、筆者のベンジャミンは日中に強い光を浴びる窓辺に置いても、葉焼けせずに育ちました。
むしろ経験談として、写真のベンジャミンは、日光不足の場所の時は葉っぱがほとんど全て落ちて元気のない時もあったくらいに、日光が必要です。
日光がわりとキーポイントではありますが、一度環境にマッチすると長い間元気に育ちます。(筆者のベンジャミンはなんと30年以上生きてます)
サンスベリア
私の体験から、「サンスベリア」は西日の日光にも強く丈夫な観葉植物(多肉植物)です。
サンスベリアは、エアープランツとしても人気で、空気清浄にもなるのが特徴の観葉植物。
筆者のサンスベリアは直射日光のある場所に置いても、葉が焼けることなく健康的に成長しました。(多肉なので、葉が肉厚で丈夫)
この植物は強い光にも適応し、葉焼けは普通の観葉植物よりもしづらいです。
また、サンスベリア多肉植物なので、葉っぱで水分を保持できるので、乾燥気味でよく育てやすいのも魅力。
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