読書の内容を忘れるのは普通!知るべき事実と忘れないためには?
『読書をしても内容を忘れる』『忘れないためにどうすればいいんだろう?』
あなたはそんな悩みや疑問を持っていることでしょう。それはあなただけではありません。
なぜなら、脳のメカニズムとして人間は忘れる生き物だからです。
本記事では、冒頭の悩みや疑問をもつあなたにとって、確実に意味のある情報となっております。
筆者の経験則や、書籍やリサーチした情報を絡めてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
読書の内容を忘れるのは当たり前
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まずはじめに大前提、『読書の内容を忘れる』ということは…当然のことであり、忘れるのはいたって普通です。
本項ではその理由について、研究結果や脳科学的の観点からわかりやすく解説していきます。(下記題材)
- 人は忘れる生き物
- 記憶の定着とシナプス
- そもそも忘れてもいい
人は忘れる生き物
そもそも人は忘れる生き物です。
実際の研究結果もでていて、ドイツの心理学者の研究結果は以下となっている。
・20分たつと、42%忘れて58%を覚えている
・1時間たつと、56%を忘れて44%を覚えている
・1日たつと、74%を忘れて26%を覚えている
・1習慣たつと、77%を忘れて23%を覚えている
・1ヶ月たつと、79%を忘れて21%を覚えている
このように脳のメカニズム的に、読書においても内容は時間の経過と共に忘れてしまうのです。
とても残念なことです。特殊能力を持っている方は別ですが。
しかも老化が進み認知力が低下してくると、更に忘れやすくもなるだろう。
ですから、忘れることはそこまで気にしなくていいことなのです。
本の内容を忘れることはいたって自然なことです。
ただ後術もしていきますが、忘れないためにできることもあります。
記憶の定着とシナプス
脳には、ずっと覚えている記憶と短期で忘れてもいい記憶が分類されています。
それらの2つの記憶は、人によって違います。
ちなみに少し難しい内容なので、できる限り噛み砕いて解説していきます。
シナプスというのは、脳の細胞と細胞と結びつく接合部のことです。
脳の細胞内に蓄積されている記憶と、シナプスが強く結びつくことで『ずっと覚えている記憶』になっていく。
つまりそのシナプスが強く結びつくことで、記憶されていくということです。
それは、何度もその記憶に触れたり(反復や復習など)
その人にとって、衝撃的だったり重要だと感じると強く結びつきます。
例えば、言語などがすごくわかりやすいでしょう。
母国語の日常会話は、家族やTVで頻繁に触れるので自然と記憶に定着していきます。
もしくは初めての人に会う場合、見た目など強烈な印象の人はすぐに覚えると思います。
他の一般的な人はそれがもし仕事だった場合、毎日顔を合わせ話すことで名前や人となり記憶に定着していきます。
子供の頃と比べて大人になると、重要なことなど自分の尺度で勝手に遮断してしまうこともあると思います。
ですから、知的好奇心があったりするのはいいことでしょう。
そもそも忘れてもいい
ここまでの解説でなんとなくは理解されたかと思いますが…
内容を忘れるのはごくごく普通のことです。
先述にもある通り、記憶は頻繁に結びつくことや重要な事柄は強く結びつき定着します。
逆に考えてみると、自分にとって重要じゃないことは忘れてもいい。
そのような考え方もあります。
ホリエモンこと堀江貴文さんがいってましたがメモは基本とらないらしく、忘れることは重要ではないから忘れたままでいいとのことです。
ただこれは、読書においては賛否両論あることです。
何度も読む派と本は2回以上読まない派。これは上記の内容に通じることでもあるでしょう。
重要なことだけ記憶されていいのであれば、何度も読む必要はないでしょう。
ちなみに僕は、2回以上読まない派です。
僕の場合は結構な量の本を読むので、重要なことが記憶されればいいという考えです。
ただこれは読む本の内容などにもよると思います。
例えば、第二言語を習得したいのであれば、それは記憶したいことだと思うので、
頻繁にその言語と触れるようにするべきだと思います。
こちらもおすすめ→読書の効果や得られることを完全解説!しないのは損【超有益情報】
読書の内容を忘れないために知っておきたいこと
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前項までで『人は忘れる』『忘れてもいい』とお伝えしてきましたが、忘れないためにできることもあります。
本項では、逆に忘れないために知るべきことを触れてきます。(下記題材)
- 重要なところに目印をつける
- 読み終わったあとに要約を書く(アウトプットする)
- 反復させる(振り返ったり、忘れたころにもう一度読む)
重要なところに目印をつける
シンプルに、忘れたくないことに印を付けましょう。
ふと思い出したときにピンポイントで見ることができます。
方法としては…
- 重要な文やポイントに蛍光ペンや横線などを引く
- 重要なページなどに付箋をはさむ
- そのポイントの写真を撮ってそれ用のフォルダを作る
- 重要なことはメモをする
などあらゆる方法があると思います。
人によって好みが分かれそうな内容でもあると思います。
個人的には、写真を撮るというのがおすすめです。僕自身もこれはやっています。
本を綺麗なまま保管できますし、写真だと本が手元になくてもいつでも見返すことができます。
読み終わったあとに要約を書く(アウトプットする)
これは要するにアウトプットをするということです。
なんだか堅い文章になってしまいますが、こちらもアメリカでの研究で証明されているそうです。
長くなってしまうので、本記事では研究の内容は割愛しますが…
記憶の定着にはインプット(暗記)より、アウトプット(テスト)が重要とのことなのです。
例えば、スポーツにおいても技術をしみこませるために練習をして覚えようとします。
ですが、実践や本番などで実体験したり、テストをしないと身にはならないでしょう。
ですから読み終わったら、その本をざっくりと要約してみること(アウトプット)がいいのです。
どれくらい理解しているのか、実際に書き出してみてテストするということ。
反復させる(振り返ったり、忘れたころにもう一度読む)
先述でもありますが、何度も繰り返して触れることで記憶が定着していく。
ですから、何度も復習したり反復させることが重要ということ。
ただ本を反復させるとなると、中々根気が必要だと思います。
ですから、先述した内容に戻ってしましますが重要な部分をわかるようにしておくといいでしょう。
もしくは、昨今流行している本の要約はご存知でしょうか?
主にビジネス本が要約されている読書サービスも実はあります。
本の本質がWEBページ5,6ページ分ほどに要約されていて簡単に読んだり確認できます。
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