読書に集中できないのはあなたの思い込みが原因?率直な解決法
『読み始めてすぐに、違うことを考えて頭にはいらない』『集中がすぐにきれて、スマホを触ってしまう』『この集中力…読書は自分に合ってないんだ…』
なんてことをあなたは思っているかもしれません。それは…あなたの『思い込み』や『先入観』、『固定概念』が原因かもしれません。
僕もかなりの読書嫌い、読書完全否定派だったので気持ちがすごくわかります。
実際に本を読んでも集中はすぐにきれて、何度も『やっぱりダメか』と思っていました…大丈夫です。僕も今では読書好きで年間100冊以上読書するようになりました。
そのなかで思い込みであったり、勘違いと感じる部分にたくさん気付きました。
本記事では、『読書に集中できないのは思い込み』や『スマホ依存』双方の解決法を解説していきます。
筆者の経験則や、書籍やリサーチした情報を絡めてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
読書に集中できないのはあなたの3つの思い込み
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『思い込み』少し尖りのある言葉に聞こえるかもしれません。これは僕自身、ただの思い込みで読書が長年苦手で損した気持ちになったという経験からきてます。
だからこそ、率直にお伝えしたい。そんな想いもあります。ただの勘違いで、集中が削がれていたり読書に苦手意識を持っていたり…もったいないと思いませんか?
それでは、『読書に集中できない』に関する3つの思い込みに迫ります。(下記題材)
- 自分は同時進行できるという思い込み
- 全部を理解しないといけないという思い込み
- 読書に対する苦手という思い込み
自分は同時進行できるという思い込み
もしもあなたが同時にたくさんのことに集中ができると思うのであれば…
それはただの思い込みかもしれません。
特に読書において同時進行はとても難しいと思います。
なぜなら、読書中は自然と頭がフル回転しているからです。
仕事のことを考えたり、人間関係のことを考えたり、今日のこれからのことを考えたり…
それらの考えながらの読書の同時進行はかなり難しいでしょう。
読書以外のことでも当てはまることでもあります。
例えば、WNBA(アメリカの女子NBA)のスター選手エレーナ・デレ・ダンはキャリア通算のフリースロー決定率が93.4。
NBAの歴史を見てもこれほどの決定率を出す選手はそうそういない大記録。
彼女が言うのは、『何よりも大事なのは考えすぎないこと。フリースローの1番の敵はごちゃごちゃと考えてしまうこと』と話しています。
このようにトッププレイヤーも経営者もよくいうのが、ひとつのことに集中するということ。
少し脱線してしまったが、生活においてもそうです。
映画を見ながら音楽を聞いて、家族と大事な話をする。
どれも中途半端になり集中するのは難しいと思います。
何事においても、ひとつのことに集中する癖づけや考え方の変更は必要です。
それらを意識することによって、読書でも勉強でもあらゆる集中力が向上していくでしょう。
全部を理解しないといけないという思い込み
そもそも本を読むことに力が入っている可能性もあります。
題にもある通り、『全てをしっかり読まなきゃ!』『全部理解しなきゃ!』
というように、本の内容を最初から最後まで理解しようとする。
たしかにそこまで力をいれて読むとすぐ疲れて、集中力がきれるのも理解できます。
まず大前提として、残念ながら本の内容は忘れます。
それって読む意味あるの?と思ったあなた。間違いなく意味はあるので安心してください。
詳しくはこちら→読書の内容を忘れるのは普通!知るべき事実と忘れないためには?
あなたにとって重要に感じなかったり、印象に残らない部分は忘れると思います。
繰り返し読んだり、メモを残したりしていればそれはまた話が別です。
ですから、シンプルにリラックスして本を読みましょう。
実際に読書にはリラックス効果があって、6分間の読書で68%のストレス解消効果があるという研究結果もでてます。
(音楽鑑賞で62%、散歩で42%)
読書に対する苦手という思い込み
読書が嫌いとか、やっぱり苦手。
あなたがもしそう感じているのであれば、それも思い込みの可能性はあります。
なぜなら、僕もまさにその思い込みを勝手に持っていて完全に打破できたからです。
『楽しい』や『好奇心』とか、『面白い』としか今は思いません。
詳しくはこちら→読書が続かないのは先入観が原因?解決に繋がる7つの考え方
詳しく書いている記事があるので、ここでは簡単に何個か考えられることはあります。
簡潔に挙げていきたいと思います。
- 幼少時代からの教育の影響
- 読書=つまらないという先入観を持っている
- 単純に、衝撃を受ける本に出会っていない
- 単純に、面白い本に出会っていない
- 自分のレベルに合う本があるということを知らない
- 気分に合わない本があるということを知らない
- 分厚い本=読書という謎の価値観
- 長時間読む=読書という謎の価値観
- 読書のハードルをあげてしまっている
など少し考えただけでもたくさん思いつきます。
あなたの苦手や嫌いは、総体的に見てただの思いこみや勘違いなだけのの可能性はかなりあります。
読書に集中できない『スマホ依存』対策
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現代において最も多い、集中できない要因を取り上げていきたい。それは、『スマホ依存』によるもの。何時間もだらだらとスマホを見てしまう。
意識の高い人や時間を大切に考えている人ほど、悩ましい問題でしょう。少しSNSを開くと気づけば、長く見るつもりはなくても中々戻ってこれなくなる。
あなたにもそんな時はありませんか?
本項では読書が集中できない大きい要因としてある、スマホ依存について迫っていきます。(下記題材)
- スマホとドーパミンの関係性を知る
- スマホ依存による悪影響を知る
スマホとドーパミンの関係性を知る
まずはその仕組みやメカニズムについて考えていきます。
なぜ?の部分や本質をよく考えることで見えてくることは必ずあります。
そこで挙げられるのが『スマホとドーパミン』について。
ドーパミンは神経の伝達物質で、人間の行動がきっかけになる物質のことです。
生きる意欲を作るホルモンとも言われてるようです。
そのドーパミンがなぜスマホと関係があるのか?
それは、狩りや採集の時代の本能の部分が関係があると言われています。
人間はこの本能のおかげで生き延びてきたという考えもあるとのことで、必ずしも悪いことではありませんが。
人は『必ずもらえる』と、安心して行動を起こさないようになります。
一方で、確証がなく『多分もらえる』だと生きるために探しにいく。
この『多分もらえる』という不確定なときに、ドーパミンがでるのです。
それとスマホの関係性は例えば…
- 誰かからメッセージがきていないかと確認してしまう
- SNSにていいねやコメントが気になってしまう
- ウェブ記事のリンクを次々と見てしまう
- SNSで延々とリールなどショート動画をスワイプしてしまう
などなど。心あたりのある方は多いのではないでしょうか。
この仕組みは報酬系といわれている人間の本能で、『あっちの方が生き残る確率が高いぞ!』と動く本能。
活動させるモチベーションのようなものです。
嬉しいこと、楽しいこと、面白いこと、有益なことがあるかもしれない。となると…
行動のモチベーションが上がり、それを延々と探しそうですよね?
その本能をスマホやデジタルの中で、脆弱性としてAIなども駆使して利用してるというわけです。
こういった情報を知っているか知っていないかだけでも、全然違うと思います。
スマホ依存による悪影響を知る
先述にしている本能であったり、ドーパミンは必ずしも悪いことではないというのははじめにお伝えしておきます。
一方でスマホに依存してしまうことで起こりうることもあります。
簡単に何個か挙げていきたいと思います。
・スマホの時間が増えて、コミュニケーションが減る
・会話・睡眠・運動あらゆる時間が削られる、失う
・不安障害や睡眠障害に繋がる可能性がある
・感情を読み取る、脳の部分が萎縮する
・注意力や記憶力など認知に関する、脳の部分が萎縮する
というように悪影響となりうることも多々あります。
ただスマホやデジタルの世界を否定しているわけではないということはご理解いただきたい。
いいところ、悪いところを知ってうまくバランスよく付き合っていくとが大事だと個人的には思います。
そのバランスも自分の生き方にマッチしていると、なおいいと思います。
元々はネットやデジタルなしでも生きていけた時代もあるわけですから。
ここまで重ねてきた進化と向き合って、何事も思考停止せずに自分で考えて選択することが重要なのです。
読書に集中できないなら試してみたい解決法
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先述の読書に集中できない思い込みや、スマホ依存についてお伝えしてきました。
それら踏まえてここからは解決法を、様々な角度から考えていきたいと思います。(下記題材)
- マインドフルネス、瞑想をする
- 自分の最適な環境を全て試す
- 読む本を何個か持っておく
- デジタルデトックスする時間を作る
マインドフルネス、瞑想をする
前述で『同時進行はできない』『ひとつのことに集中する』
と述べておりますが、それらにとっておきなのがマインドフルネスや瞑想です。
瞑想を大切にしている成功者とえいば、スティーブジョブスが有名なところですね。
他にもビル・ゲイツなども大事にしているそうです。それはなぜなのか?
そもそもマインドフルネスや瞑想とは、『今ここ』に注意を向けることです。
まさに、ひとつのことに集中するということに当てはまります。
ヨガはそれに動きを加えたものになるので、効果的にもかなり近しい。
そうやって、注意の向け方をマインドフルネスや瞑想をして鍛えていくのです。
結果的に、読書というひとつのことに集中できるような力がついていくでしょう。
自分の最適な環境を全て試す
『全てを理解しようとしない』『読書に力がはいっている』『リラックスして読む』
と前述ではお伝えしてきております。つまり大事なことは…
自分なりの、自分に合った読書の仕方を見つけることです。
これは読書以外でも、仕事や日常生活においても当てはまることかもしれません。
例えば、仕事で教わるコツが全員にピッタリ当てはまるとは限らないです。
自分にフィットするやり方がある物事が多いと思います。
ですから読書においても、自分の最適を試すべきでしょう。
何個か実際に試すことができそうなことを挙げていきます。
・静かな環境がいいか、少し人がいる環境がいいか
・無音がいいか、音楽があったほうがいいか
・朝がいいか、夜がいいか
・どういうジャンルに興味があるのか、好きなのか
・紙媒体がいいか、電子書籍がいいか
・まとまった時間がほしいか、スキマ時間がいいか
・コツコツ読み進めたいか、がっつり一気に読み進めたいか
読む本を何個か持っておく
先述では、読書が苦手や嫌いな先入観についてお伝えしました。
おさらいを兼ねてもう一度見てみましょう。
- 幼少時代からの教育の影響
- 読書=つまらないという先入観を持っている
- 単純に、衝撃を受ける本に出会っていない
- 単純に、面白い本に出会っていない
- 自分のレベルに合う本があるということを知らない
- 気分に合わない本があるということを知らない
- 分厚い本=読書という謎の価値観
- 長時間読む=読書という謎の価値観
- 読書のハードルをあげてしまっている
ここでお伝えしたい方法は、読む本をひとつに絞らなくてもいいということです。
その1冊が集中できず読めないなんてことは、本当によくあります。
よくある思い込みで、『あ、やっぱり読書だめだ。私には合わないんだ』という考えです。
それは単に、今の気分に合っていないだけだったり、今のレベルに合っていないだけです。
あなたの読書できるできないには関係ないと思います。
いろんな読書があります。そこでおすすめは、何冊か本を用意しておくことです。
例えば、映画や音楽などにおいても今の気分に合わなかったり、今は良さがわからないなどありませんか?
本にも同じようなことがいえます。
レベルに関しても、子供のころに見ていたものと大人になって見ているものにも少し違いがありませんか?
全く読書してこなかったのに、いきなり難しい本を読んでも理解できないのは当たり前です。
逃げ場を用意したり、ハードルを下げることは大事です。
また昨今、読書サービスも増えていて『聴く読書』や『要約サービス』なども人気です。
時には角度の違う、読書の仕方などあらゆる変化を試すのもいいでしょう。
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デジタルデトックスする時間を作る
先述で、読書の集中とスマホ依存についての話がありました。
ここでは率直に、デジタルデトックスを推奨します。
デジタルデトックスは一定期間、パソコンやスマホ、デジタルから距離をとることです。
解決にはならないかもしれませんが、読書こそまさにデジタルデトックスだったりもします。
読書ではなくても、意識的に離れるような取り組みは大事です。
先述してますが、スマホ依存には危険性もありますし、集中を削ぐ大きい要因でもあるからです。
スマホの通知やメールも、ひとつのことに集中できない要素です。
家に帰ってもリラックスに集中できず、明日の仕事を考えてしまったり…
マインドフルネスや瞑想だって、今ここに集中してデジタルからも離れられる。
立派なデジタルデトックスです。
携帯の機能であるスクリーンタイムを見てみてください。
あなたは何時間スマホ画面見ていますか? 10時間?
全部が全部無駄とは言いませんが。ゾッとします。
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