観葉植物の新芽が枯れる原因と対処法とは?結局は基本が大事!?
観葉植物を育っていて、新芽が枯れたり元気がない時に心配をしている方は多いでしょう。
新芽が枯れる原因は、栄養素不足や水不足など様々な要因が考えられますが…でも安心してください。
本記事では、観葉植物の新芽が枯れる原因と対処法について詳しく解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物の新芽が枯れる原因
写真:筆者のパキラ
観葉植物の新芽が枯れてしまうのは、多くの方が悩まれる問題です。
そこで本項では、観葉植物の新芽が枯れる原因をわかりやすく解説します。(下記題材)
- 「水やり過度」が原因
- 「栄養の不足」が原因
- 「日や光不足」が原因
- 「病気や害虫」が原因
- 「環境の変化」が原因
「水やり過度」が原因
観葉植物の新芽が枯れる原因の一つに、過度な水やりが挙げられます。
過度な水やりは、根が酸素不足になることで、新芽が枯れたり根腐れしてしまうことがあるのです。
観葉植物は多くの種類が熱帯性で、高温多湿の環境下で育つため、湿度の高い環境が好ましく、水を好む性質がありますが…。
あまりにも多く水を与えすぎると、土壌中の空気が圧迫され、酸素が不足する状態になってしまうのです。
また、観葉植物の種類によって水やりの頻度や量も異なったりもします。
(例:乾燥気味が好きなサボテンや多肉植物に水を与えすぎると、根腐れしてしまう場合があるなど)
あわせて読みたい→観葉植物のその水やり大丈夫?初心者に伝えたい4つの間違い!水やりのまとめ
「栄養の不足」が原因
観葉植物の新芽が枯れる原因は、水や栄養の不足によるものです。
水分は、観葉植物が成長するために必要な要素の一つであり、新芽は特に水分を必要とします。
水分が不足すると、新芽の成長が妨げられ、枯れてしまう可能性もあるのです。
また、栄養素も新芽の成長に重要で、観葉植物が十分な栄養を吸収できない場合、成長が遅くなり、新芽が枯れることがあります。
適切な量と頻度で水と肥料を与え、過不足ない管理を行うことが、新芽の健康を維持するために必要なことです。
あわせて読みたい→観葉植物におすすめの肥料とその使い方や種類を総まとめ!固形、液体肥料も
「日や光不足」が原因
日光が不足すると、光合成が減少し、成長が妨げられるため、新芽が枯れる原因となります。
観葉植物は、一般的に明るい場所が好まれますが、直射日光を避け、遮光カーテンなどで間接光にすることも重要です。
また、観葉植物によって好む光の量や質は異なるため、植物に適した日光調べて調節しましょう。
日光が不足している場合、植物が徒長してスカスカになったり、葉が黄色くなったりしてしまうこともあります。
このような症状が見られた場合は、明るい場所に移動させるなど、照度や光質を調整することが必要でしょう。
ただし、直射日光や強い光を与えすぎると、葉焼けなどのダメージを受けることがあるため、適度な調整が必要ということも理解しておくべきです。
あわせて読みたい→日光の疑問!観葉植物と直射日光についてわかりやすく解説
「病気や害虫」が原因
観葉植物の新芽が枯れる原因として、病気や害虫が挙げられます。
病気には、カビや細菌などがあり、害虫には、葉っぱを食べるものや、根を食べるものもあります。
これらの病気や害虫によって、観葉植物の新芽が枯れることがあるのです。
病気や害虫に感染する原因は、植物の弱った状態や、十分な手入れが行われていない場合が多いです。
例えば、過度な水やりや過度な肥料、急な環境の変化など、植物にとってストレスとなる要因があると、病気や害虫に感染しやすくなります。
病気や害虫に感染した場合、早期の発見と対処が必要ということです。
あわせて読みたい→観葉植物の虫除け、虫対策大全!原因・対処法・予防策を解説
「環境の変化」が原因
観葉植物の新芽が枯れる原因の一つに、環境や温度の変化もあります。
観葉植物は、特定の環境に適応して育つため、突然の環境の変化に敏感に反応する傾向が強く、変化を嫌います。
例えば、季節の変わり目の気温変化、冷暖房などの乾燥、風通しの変化、植え替え後などが考えられるでしょう。
これらの環境の変化があると、観葉植物はストレスを感じ、新芽の発育を妨げることがあります。
環境や温度の変化によるストレスを軽減するためには、観葉植物を適切な場所に置き、温度や湿度を保つようにしましょう。
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観葉植物の異変でわかる不足要素と対処法
出典:pixabay
観葉植物を育てるには、適切な環境や栄養素が重要ですが、それらを理解していても、枯れてしまうことは多々あります。
そこで本項では、観葉植物の枯れ方でわかる不足要素などをわかりやすく紹介していきます。(下記題材)
- 幹がブヨブヨしている場合
- 葉の萎れや枝の垂れの場合
- 徒長やバランスが悪い場合
- 対処の本質は基本的な部分
幹がブヨブヨしている場合
観葉植物の幹がブヨブヨしたり黒くなったり異変がある場合、「水のやりすぎや根腐れ」の可能性があります。
この場合の対処法としては、しっかり土が乾いているのを確認してから水やりするようにしましょう。
また、鉢の底に穴がある場合は、水がたまり過ぎないように排水のためのトレーを用意することが重要です。
幹のブヨブヨが進行している場合は、根腐れの可能性があるため、植物を別の鉢に植え替えることも必要となる場合もあります。
植物が根腐れを起こす原因となる、過剰な水やりは避けるのは、非常に重要なポイントでしょう。
あわせて読みたい→観葉植物の根腐れを復活させる5つの方法!短めにわかりやすく解説!
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葉の萎れや枝の垂れの場合
観葉植物の葉が萎れたり枝が垂れる場合は、「水や栄養素不足」によって引き起こされていることがあります。
- 水分不足→根から水分が上がってこないため、葉が萎れたり、枝が垂れたりするサインが見えてきます。
- 栄養不足→植物が必要とする栄養素が不足すると、葉が黄色くなったり、葉の先端から枯れたりすることもあります。
これらの症状が出た場合は、まずは適切な水やりを行い、必要に応じて栄養素を補給することが重要です。
- 水やり→原則として土がしっかり乾いたら水を与えるようにします。
- 栄養素→土壌の劣化なら植え替えや、即効性肥料(液肥や活力剤)などを与えるにもいい。
栄養素不足の場合は、適切な栄養素を与えることで、植物の健康状態を回復させることができるでしょう。
あわせて読みたい→観葉植物が元気ないときは栄養剤が効く?効果的なタイミングとは
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徒長やバランスが悪い場合
観葉植物の枝が徒長してバランスが悪く見える場合、これは「日光不足」が原因として考えられます。
枝が徒長してバランスが悪くな見えるということは、植物が光を求めて伸びようとする反応であり、この場合はいい環境とは言えません。
この問題を解決するには、観葉植物に十分な明るさを提供することが必要です。
十分な日光のあたる場所を確保するのと同時に、直射日光にさらされすぎると葉が焼けてしまうため、そこも注意しましょう。
また、観葉植物を定期的に回転させることで、光を当てる位置を変えることができ、均等に光を当てることができます。
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対処の本質は基本的な部分
観葉植物が異変を示す場合、対処の本質は基本的な部分を理解することです。(下記箇条書き)
- 日当たりや風通しのいい環境の確保
- 正しい頻度で水やりや栄養を与える
- 劣化した土壌ならば植え替えが必要
- 異変に気づけるように日々観察する
- 温度(約15~25度)湿度(40~60%)
このような基本的な生育環境を見直すことで、植物が元気を取り戻すことへつながるはずです。
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