必見!読書家は年間何冊本を読む?その議論自体が無意味なわけ
「読書家は年間何冊本を読むの?」
という話題や疑問はよく出ますが、果たしてその議論自体に意味があるのでしょうか?
本記事では、「年間○○冊以上読むなら読書家」というようなことよりも、もっと重要なことついてお伝えします。
また、量に重きを置いて本を多く読むことに関するメリットとデメリットについても解説します。
読書家は年間何冊かという量よりも質
読書をすることは、知識や感性を豊かにするために非常に重要です。
しかし、読書家の方が年間何冊もの本を読むその「量」が必ずしも意味があるとは限りません。
実際、年間100冊以上の本を読む人もいれば、1年間に数冊をじっくり読むことに特化する方もいるでしょう。
本項では、量よりも大切にするべき読書の方法について探求します。
どれくらいの時間を本に使っているか
読書家にとって重要なのは、本の冊数ではなく、読書に費やす時間だと考えます。
とにかく冊数を追いかけて読書をすると、年間で100冊以上の本を読むことは簡単だと思います。
それよりも、読書が好きで読書に集中、没頭できる方が、より深い知識や体験を得ることができるでしょう。
本を読む時間が長くなると、深い洞察力や理解力、論理的思考力を養うことができます。
また、本に向き合う時間が長くなるほど、ストレスを軽減する効果もあります。
読書家は、自分のライフスタイルに合った読書時間を確保することが重要です。
時間の長さよりも、質の高い読書時間を確保し、集中して読書に取り組むことが、本から得られる知識や情報を最大限に引き出す方法です。
何冊という量を数えるのはナンセンス?
読書家にとって、本はただ読むための行為ではないので、冊数など数えていない人がほとんどなはずです。
本は自分を豊かにし、人生を深め学び、新しい発見や知的好奇心を満たすための媒体です。
そのため、本の量を数えることが大事ではありません。本の数ではなく、その質が重要なのです。
読書は数字的な目標を達成するためのタスクではなく、自分のために行う自己投資であり充実した時間の使い方です。
僕は、良い本は、人生を変えることができる力を持っていると本気で思っています。
読書家は、本を深く読み、内面的な世界に没頭することで、自分を知り、人生をより深く理解することに自然とつなげています。
本の数よりも質を重視することで、本からより多くの価値を得ることができるはずです。
また、質の高い本には長期的な影響力があり、一冊の本が、何年も後になってもあなたの考え方や価値観に影響を与える可能性さえあるのです。
そのため、読書家は何冊読んだかよりも、読んだ本から得たものがどれだけ豊かかということに重点を置くべきというわけです。
読書家というより多読家が正しいのでは?
多読家と読書家は似て非なるものであり、単に本の冊数が多いというだけで読書家とは言えません。
多読家は、多くの数の本を読み、幅広い情報収集や学習などの目的で本を読む傾向があります。
一方、読書家は深く本に没頭し、物語の背後にあるテーマやメッセージを読み取ったり、本から得た知識や洞察を自分なりに整理し、考えを深めたりすることを重視する傾向があるでしょう。
したがって、本の冊数よりも質が重要であり、どれだけ本に向き合い、本から何を得て行動したのかが大切なのです。
一つの本に数日から数週間をかけたり、同じ本を再度読んだりとじっくり読み込むことで、著者が伝えたいことを深く理解することができます。
そのため、本の冊数よりも読書時間の長さが重視されると考えます。
とはいえ、目的次第というところなので、多読することにもメリットはあります。これらについては後術していきます。
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量を重視して本を多読するメリットとデメリット
本項では多読について、そのメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。
多読を行うことで、より効率的かつ戦略的な考え方が身につき、視野を広げることができます。
本項では多読についてメリットだけではなく、デメリットも紹介しています。
是非、お読みいただき多読への理解を深めていただければと思います。
多読のメリット
まず結論としては、目的次第ということです。
とにかくいろんな角度、いろんな人の知識にふれ幅広く浅くインプットするという意味では効果的だと思います。
また、学びたいことが明確な場合はその本の大事な部分だけ抜粋して、インプットしていくのも学習という意味では効率的だと思います。
多読には以下のようなメリットがあります。それではご覧ください。
☑︎読解力の向上
多くの本を読むことで、読解力が向上します。慣れ不慣れに関わらず、どんなテーマの本でも読めるようになり、理解するスピードが早くなります。
☑︎語彙力の向上
多読することで、新しい単語を学ぶことができ、語彙力が向上します。また、同じ単語でも様々な文脈で使われているのを読むことで、単語の意味をより深く理解できます。
☑︎知識の拡大
多読によって、多くの情報や知識を得ることができます。様々なジャンルの本を読むことで、様々な分野についての知識が身につきます。
☑︎脳トレ効果
多読は脳トレになります。読書は脳の活性化につながり、集中力や思考力が高まると言われています。
☑︎ストレス解消
読書はリラックス効果があり、ストレス解消につながります。多読することで、リフレッシュする時間を取ることができます。
以上のように、多読には多くのメリットがあります。
ただし、量を重視するあまり、読書の質が落ちることもありますので、注意が必要です。
多読のデメリット
多読のデメリットには以下のようなものがあります。
▲理解力の低下
本をたくさん読んでいると、その内容を理解するための集中力が下がり、深い理解ができなくなることがあります。
▲疲労感
一度に多くの本を読むと、眼精疲労や脳疲労が起こりやすく、集中力が低下しやすくなります。
▲飽きやすさ
同じような内容の本を続けて読んでいると、飽きてしまい、新しい知識や情報を取り入れることができなくなることがあります。
▲読書の質の低下
量を重視するために、本を適当に選んで読むことが多くなるため、本来興味のある本や自分自身のレベルに合った本を読むことができなくなります。
▲負担の増加
多読を続けると、本を買うための費用や本の収納場所の問題など、読書に関する負担が増加することがあります。
以上のようなデメリットがあるため、多読をする際には適度な量と質のバランスを取ることが重要です。
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