音楽を聴きながらでも読書はできる!?読書と音楽の関係性とは

音楽を聴きながらでも読書はできる!?そのメリットとデメリットとは

音楽を聴きながらの読書についてのメリットとデメリットを考えると、その有効性には賛否があります。

 

一部の人にとっては、音楽は読書の集中力を高めるが、他の人にとっては、音楽が注意散漫させる要因となり、読書の品質を低下させる可能性もあります。

 

そこで本記事では、両者の視点から音楽と読書の関係を探り、メリットとデメリットを考察し結論づけします。

 

筆者の経験則や、書籍やリサーチした情報を絡めてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

音楽を聴きながらの読書の良い悪いの結論

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本項では、両者の観点から音楽と読書の結びつきを検証し、筆者が出す結論をお伝えしていきます。

 

まず、先に結論として「音楽の種類によってはNG」で、「効果が期待できる音楽に関してはOK」ということです。

 

それでは下記題材について、それぞれ解説していきたいと思います。

 

  • 個人的な結論として歌詞ありはNG
  • だが、集中力が上がるという説もある
  • 一方、注意散漫になるという説もある

 

個人的な結論として歌詞ありはNG

私の個人的な結論として、音楽を聴きながらの読書は歌詞ありの音楽はNGと考えています。

 

これは、私自身の経験と好みに基づくものですが、一般論的にも大多数が当てはまるはずです。

 

読書は、文章を読み解き理解する要素がありますが、同時に音楽の歌詞も脳に情報を送り込む要素です。

 

歌詞ありの音楽を聴きながら読書をすると、二つの情報源が同時に脳に入ってくることになります。

 

その結果、歌詞の言葉と本の文章が干渉し合い、読書に集中するのを困難になってしまい没頭できないというわけです。

 

また、本来集中しているはずの読書が、音楽の歌詞によって思考が逸れてしまうことがあります。

 

これでは、読書の本質的な目的である物語や情報の理解が妨げられてしまうのは理解できるでしょう。

 

そのため、私の結論としては、音楽を聴きながらの読書においては、歌詞ありの音楽は避けるべきだと考えています。

 

だが、集中力が上がるという説もある

後術もしますが、音楽を聴きながらの読書に関して、「集中力が上がる」という説も存在します。

 

適切な音楽を選ぶことで、音楽が読書における外部の騒音を遮断し、心地よい背景の音として機能するためです。

 

このような状況では、音楽が読書に集中するのを助け、集中力を高める効果があるとされています。

 

ただし、個人の好みや読書の目的によっても結果は異なるため、自身の読書スタイルとの相性を確かめる必要があります。

 

一方、注意散漫になるという説もある

音楽を聴きながらの読書において、「注意散漫になる」という説もあります。

 

歌詞のある音楽やリズムの速い音楽は、読書に集中するのを難しくする可能性があるのです。

 

先述のように、音楽に引かれて思考が逸れたり、本の内容に没頭できなくなることがあります。

 

そのため、読書に集中する重要な要素である注意力や深い理解を妨げる可能性があると指摘されています。

 

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音楽を聴きながらの読書のデメリット

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音楽を聴きながら読書することは魅力的ですが、注意散漫や集中力低下といったデメリットも存在します。

 

本項では、読書において音楽の影響が及ぼす「悪影響」や、「適していない音楽」について解説していきます。

 

それでは下記題材について、それぞれ簡潔に解説していきたいと思います。

 

  • 注意散漫になる可能性がある
  • 脳のリソースが分散されてしまう
  • 思考が浅くなることもある
  • 読書のBGMとして適していない音楽

 

注意散漫になる可能性がある

デメリットとして考えられる一つは「注意散漫になる可能性がある」という点です。

 

音楽には情報や刺激が含まれており、歌詞のある音楽の言葉やリズムの速い曲は注意を引きやすくなり、読書に集中するのが難しくなるでしょう。

 

歌詞の言葉やメロディに意識が向かい、読書の内容に思考が逸れたり、深い理解を妨げることがあります。

 

また、音楽の感情やエネルギーが読書の世界と干渉し、読書体験の一貫性を損ねる場合もあります。

 

これらの要素によって、音楽が読書の注意力や集中力を散漫にする可能性があると言えます。

 

脳のリソースが分散されてしまう

デメリットとして考えられる一つは、「脳のリソースが分散されてしまう」という点です。

 

音楽は聴覚を刺激し、情報処理や注意力などの脳のリソース(資源、供給源)を一部占めます。

 

同時に行う場合、脳は「音楽の情報」と「文章の理解や解釈」のための作業、2つのことにに取り組む必要になります。

 

このように、脳のリソースが複数の活動に分散されることで、集中力や深い思考に制約が生じる可能性があるというわけです。

 

そのため、脳のリソースが分散されることによって、読書の品質や効率が低下する可能性があると言えるでしょう。

 

思考が浅くなることもある

デメリットとして考えられる一つは、「思考が浅くなってしまう」という点です。

 

音楽は感情やリズムを刺激し、読書の深い思考や洞察力に影響を及ぼすことがあります。

 

音楽によって注意が分散し、文章の意味や背景に深く入り込めなくなり、読書の内容を理解して考察する能力が低下することがあるというわけです。

 

また、音楽によって情緒的な影響を受けることで、読書における客観性や冷静な思考が妨げられることもあるでしょう。

 

このように、音楽の存在が思考の深さや質に制約を加え、読書の洞察力や批評的思考を制限する可能性があると言えます。

 

読書のBGMとして適していない音楽

読書のBGMとして適していない音楽には、以下のような要素があります。

 

 

  • 高速なリズムや激しいビート

読書は集中と静寂を求める活動です。

 

高速なリズムや激しいビートの音楽は興奮を引き起こし、読書の落ち着きや集中力を妨げます。

 

  • 高音の騒音や耳障りな音色

読書中は静かで穏やかな環境が望ましいです。

 

高音の騒音や耳障りな音色の音楽は、集中を乱し、読書の快適さを損ねます。

 

  • 複雑なメロディや派手な演奏

読書には心地よい背景音が必要ですが、複雑なメロディや派手な演奏は読書の内容や情景に干渉し、集中力を分散させる可能性があります。

 

  • 歌詞のある音楽

歌詞は言葉の情報を脳に送り込みます。

 

読書中は文章の理解に集中する必要があるため、歌詞のある音楽は読書の集中力を低下させる要素となります。

 

これらの要素が含まれる音楽は、読書のBGMとしては適していません。

 

代わりに、穏やかなインストゥルメンタル音楽やクラシック音楽など、静かで落ち着いた雰囲気の音楽を選ぶことがおすすめです。

 

 

音楽を聴きながらの読書のメリット

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一方、音楽を聴きながら読書することで、多くのメリットをもたらす場合もあります。

 

本項では、音楽が読書体験に与える「ポジティブな影響」や、「適した音楽」について解説していきます。

 

それでは下記題材について、それぞれ簡潔に解説していきたいと思います。

 

  • 集中力がアップする
  • 感情的な部分にマッチ
  • 心身のリラックスを促す
  • 読書のBGMとして適した音楽

 

集中力がアップする

音楽は読書中の外部の騒音や気になる音をさえぎり、集中力を高める助けとなる場合もあります。

 

特に、クラシック音楽はその穏やかでリラックスした雰囲気から、読書に集中するのに適しています。

 

例えば、モーツァルトやバッハの作品は、その美しい旋律や細かな構造が読書の背景音楽やカフェなどでも利用されることがあります。

 

このような音楽の場合は読書にリラックス感や快適さを与え、心地良い状態で集中することができるでしょう。

 

これにより、読書に没頭しやすくなり、長時間集中できる可能性が高まるというわけです。

 

感情的な部分にマッチ

音楽の感情への訴求力から、読書との相乗効果によってより深い思考や感情移入を引き出すことはあり得ます。

 

例えば、物語の緊迫した場面には、緊張感を高めるオーケストラの楽曲が適しています。(映画のような感覚)

 

物語の緊張した場面ではドラマチックな音楽が心の緊張感を高め、感情的な共感を引き出すことにつながることもあるでしょう。

 

また、静かな場面では穏やかな音楽が読書の雰囲気に調和し、感傷的なシーンでは切ないメロディが読者の感情に響きます。

 

音楽は感情の表現や引き出しに優れており、読書の体験をより豊かにするために活用できる場合もあります。

 

心身のリラックスを促す

音楽はストレスを軽減し、読書中のリラックス効果をもたらすことがあります。

 

例えば、クラシック音楽やジャズ、自然音などは、心地よい音楽の響きによって読書中の緊張をほぐし、読書体験を快適にする助けとなるでしょう。

 

音楽は読書の雰囲気を豊かにし、より没入感を高める効果があります。

 

読書自体にもリラックス効果はありますが、音楽とマッチする事によってさらに、いい効果が期待できるということです。

 

読書のBGMとして適した音楽

読書のBGMとして適した音楽は、以下のような特徴を持ちます:

 

  • インストゥルメンタル系

歌詞のない音楽が集中力を高める効果があります。

 

歌詞のないインストゥルメンタル音楽は、読書の内容と競合せず、落ち着いた背景音として読書に適しています。

 

  • 穏やかなメロディとリズム

穏やかでリラックスできるメロディやリズムが、読書のリズムや雰囲気に調和します。

 

穏やかな音楽は、集中力を高め、読書の世界に没頭しやすくします。

 

  • クラシックやオーケストラ

クラシック音楽は、多くの人にとって読書のBGMとして適しています。

 

その豊かな音楽表現や穏やかなテンポが、読書の集中力やリラックスを促進します。

 

  • 自然の音

自然の音、例えば波の音や鳥のさえずりなども、読書のBGMとして適しています。

 

これらの自然の音は、心地よい雰囲気を作り出し、読書の集中力やリラックスをサポートします。

 

これらの音楽は、読書の背景として存在感を持ちつつ、読書の内容や思考を妨げずに助ける役割を果たすでしょう。

 

個人の好みや読書のジャンルによっても異なるため、自身の経験と相性を確かめながら、最適な音楽を選ぶことが重要です。

 

⚠︎また、どんな音楽であってもデメリットが当てはまる人もいるはずで、その場合は無理せず音楽のない静かな空間で読書をするのも必要でしょう。

 

 

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