時期が大事!?観葉植物の剪定は成長期にやるべき理由とは?
観葉植物の剪定は、植物の成長と健康をサポートするために欠かせない要素です。
しかし、何気なしに剪定しているその時期は、剪定してもいい時期なのか考えたことはありますか?
そこで記事では、観葉植物の剪定時期や、適していない時期に剪定するリスクについて解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物の剪定する時期とは?
出典:Pexels
観葉植物の剪定は、植物の成長や美しさ、健康のために重要な作業ですが、適切な時期を守ることも成功のカギです。
そこで本項では、植物の特性や剪定の効果を理解し、適正な剪定時期について解説します。(下記題材)
- 観葉植物は春〜夏にかけて
- 冬眠期が適している植物もある
- 晴れの日or雨の日はどっち?
- 剪定頻度は成長や状況による
観葉植物は春〜夏にかけて
観葉植物(主に室内で育てるような)の剪定時期は、一般的に春から夏の成長期にかけてが適しています。
これは、植物が活発な成長をする時期であり、剪定による切り口が早く癒え、新しい芽や葉が出やすいためです。
成長期に剪定を行うことで、植物の形を整えたり、成長や健康のバランスを取ったりできます。
また、必要以上に伸びた葉を切ることで、美しい姿を保ち、健康な成長を促進するでしょう。
ただし、植物の種類によっても適切な剪定時期は異なるため、各植物の特性を理解し、最適なタイミングで剪定を行うよう理解しておきましょう。
冬眠期が適している植物もある
観葉植物の剪定時期は、一般的には春から夏の成長期が適していますが、一部の植物、特に冬眠期を持つ落葉樹や庭木などは、冬眠期に剪定するのが適しています。
冬眠期の植物は成長が抑えられ、エネルギーが休眠状態に向けられているため、剪定による負担が少ないのです。
また、特に冬眠期が寒冷な地域では、剪定を行うことで冬季の枝の重量を軽減し、枝折れを予防する役割もあります。
冬眠期なので新しい成長が妨げられる心配も少ないでしょう。
晴れの日or雨の日はどっち?
観葉植物の剪定は、晴れの日に行うのが基本的には適しています。
晴れた日に剪定を行うことで、植物の切り口が速く乾燥し、感染や病気のリスクを軽減できるためです。
また、晴れた日には湿度が低く風通しが良いため、剪定後の植物に対する負担も少なくなります。
一方、雨の日に剪定を行うと、湿度が高く切り口が長時間湿ったままになり、植物の健康を損なう可能性があります。
雨の日は剪定を避け、できるだけ晴れた日に行うことで、植物の健康につながるでしょう。
剪定頻度は成長や状況による
観葉植物の剪定頻度は、成長速度や植物の状況によっても異なります。
成長が速い植物は比較的に頻繁な剪定が必要であり、逆に成長が遅い植物は剪定の必要が少ない場合もあります。
また、植物の健康状態や形態に応じても剪定頻度は変わります。
葉や枝が伸びすぎてバランスを崩す場合や、枯れた部分がある場合にはなるべく早く剪定を行うと良いでしょう。
剪定によって植物が健康に成長し、美しい姿を保つためには、植物の個々の特性を理解し、必要に応じて適切な頻度で剪定を行うことが重要です。
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観葉植物の剪定を適していない時期にやるリスク
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観葉植物の剪定は健康的な成長や美しい姿を維持するために重要な作業ですが、適切な時期を守らないと植物に悪影響を及ぼすリスクがあります。
そこで本項では、剪定を行う際の適切なタイミングとリスク回避のポイントを解説します。(下記題材)
- 成長の妨げになる
- 光合成が弱くなる
- 新芽や花が損傷する
- 見た目が損なわれる
- 病気や害虫に繫がる
成長の妨げになる
観葉植物の剪定を適していない時期に行うと、成長が妨げられるリスクがあります。
成長期が終わった後や休眠期に剪定を行うと、植物の成長が遅れたり、新しい芽や葉の発育が弱くなる可能性があります。
剪定によるストレスにエネルギーを使ってしまったり、生育環境のよくない時期の剪定はその環境をさらに悪化させてしまうようなものです。
植物の成長状態をよく観察し、成長期に剪定を行うことで、健康的な成長を促進しましょう。
光合成が弱くなる
観葉植物の剪定を適していない時期に行うと、光合成が弱くなるリスクがあります。
光合成は植物が生きるために必要なプロセスであり、光を捕らえて栄養を合成する重要な働きです。
剪定によって葉や枝が切り取られると、植物が光を受け取る面積が減少し、光合成の能力が低下します。
剪定を適切なタイミングで行うことで、植物は充分な光を受け取り、健康的に成長につながるでしょう。
適切な剪定を行わないと、植物の光合成が減少し、成長や生存に影響を及ぼす可能性があるため、慎重な剪定が必要です。
病気や害虫に繫がる
観葉植物の剪定を適していない時期に行うと、病気や害虫に繋がるリスクがあります。
剪定によって傷ついた部分は、病原菌や害虫が侵入する経路となります。
特に剪定の切り口が傷口となり、そこから病気などの感染が広がることがあります。
適切な剪定時期を守ることで、植物の免疫力を高め、傷口が早く癒えることが期待できます。
また、心配な場合は剪定後のケアとして癒合剤を塗ることも有効な手段です。
剪定は慎重に行い、植物の健康と防御能力を高めることを心掛けましょう。
あわせて読みたい→観葉植物の剪定の切り口に癒合剤はいる?剪定後に必要なケアとは
新芽や花が損傷する
観葉植物の剪定を適していない時期に行うと、新芽や花が損傷するリスクがあります。
成長期や花が出た後に剪定を行う場合、まだ成長途中の新しい芽や花の成長が止まってしまう可能性もあるのです。
これによって、新しい成長が妨げられ、新芽や花が咲くのを阻害することがあります。
新芽や花は植物の成長と美しさを象徴し、楽しむ要素でもあります。
適切な剪定時期を守ることで、植物の成長と花の形成をサポートし、美しい観葉植物を維持することが重要です。
見た目が損なわれる
観葉植物の剪定を適していない時期に行うと、見た目が損なわれるリスクがあります。
剪定は植物の形を整えたり、バランスを取ったりするための重要な作業ですが、適切な時期以外に行うと美しい姿を損ねる可能性があります。
休眠期や花後に剪定すると、これから新しい成長が始まるのに必要な枝や葉を切ってしまうことがあります。
それにより、見た目が乱れたり、植物の健康的な成長が阻害されることがあるというわけです。
適切な剪定時期を守り、慎重に行うことで、植物の美しい姿を保ちながら健康な成長につながるでしょう。
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