観葉植物の栄養剤(活力剤)は液体と錠剤どっちがいいの?その違いとは?
観葉植物の栄養剤を選ぶ際、液体と錠剤のどちらが適しているのか疑問に思う方は多いでしょう。
そもそも、両者の違いや栄養剤や肥料とは? など疑問はたくさん挙がってくると思います。
そこで本記事では、液体と錠剤の栄養剤の違いやそれぞれの特徴や効果、使い分けについてすべて解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物の栄養剤(活力剤)の液体と錠剤の違いとは?
出典:Pexels
観葉植物の栄養剤において、液体や錠剤など思い浮かびますが、それぞれに違った特徴があります。
本項では液体と錠剤、両者の違いを解説し、観葉植物の栄養管理に役立つ情報をお届けします。(下記題材)
- 液体は栄養剤で、錠剤は肥料
- 栄養剤と肥料は成分量の違い
- 栄養剤はサプリ、肥料は食事
- 不調時に栄養剤、生育に肥料
液体は栄養剤で、錠剤は肥料
まずそもそも、「液体」が植物の成長を促進し栄養を素早く吸収させる栄養剤。
「錠剤」は長期間にわたり栄養を供給する肥料の(栄養剤自体あまりない)場合がほとんどです。
液体の栄養剤は効果が早く、不調時や成長期の栄養補給に適しています。
一方、錠剤は肥料であり、土に埋め込んだり鉢の表面に置いたりして使用し、長期間にわたり植物に栄養を供給します。
栄養剤と肥料の使い分けは、植物の成長段階や状態に応じて行うといいでしょう。
栄養剤と肥料は成分量の違い
ちなみに肥料と栄養剤は、主に含まれる成分の量と目的の違いで、「窒素、リン、カリウムが法定の量以上含まれている場合は肥料」です。
肥料は主に窒素、リン、カリウムなどの栄養素を土壌に補給して植物の成長を促進します。
一方、栄養剤は植物の成長や健康をサポートするために、根から直接植物に供給される栄養素や生理活性物質が含まれています。
両者を組み合わせることで、植物の元気な成長と健康維持へとつながるでしょう。
栄養剤はサプリ、肥料は食事
観葉植物の栄養剤の液体と錠剤の違いは、人間に例えると「栄養剤はサプリメント、肥料は食事」と言えます。
栄養剤(サプリメント)は、素早く栄養を吸収させ、栄養不足を補うために少量で使用します。
一方、肥料(食事)は土壌に長期間栄養を供給し、植物全体の成長と健康を支えます。
栄養剤と肥料は植物のニーズに合わせて、バランスよく摂取するように、植物の状態に応じて適切なものを選びましょう。
不調時に栄養剤、生育に肥料
観葉植物の栄養剤の液体と肥料の錠剤の違いは、液体は即効性があり、不調時や元気のない時の栄養補給で、植物自体に供給します。
一方、錠剤は緩行性があり、長期間にかけて強く育てていくために、土壌に栄養を供給します。
不調時には液体栄養剤で植物に素早く栄養を与え、強く育てるには錠剤肥料で持続的な栄養補給を行いましょう。
適切なタイミングで使い分けることで植物の健康な成長につながります。
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観葉植物の栄養剤(活力剤)の液体と錠剤の使い分け
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観葉植物の栄養剤(活力剤)を選ぶ際、液体と錠剤の使い分けは植物の成長や健康に大きな影響を与えます。
そこで本項では両者の使い分けや、あげるタイミングや注意ポイントを解説します。(下記題材)
- 液体栄養剤を使うタイミング
- 液体栄養剤の注意するべき点
- 錠剤の肥料を使うタイミング
- 錠剤の肥料の注意するべき点
液体栄養剤を使うタイミング
液体栄養剤は観葉植物に使うタイミングとして、成長が鈍い、葉の色が褪せている、枯れてきたり、ストレスを感じているときに適しています。
基本的には、植物が元気のないときや、ストレスを感じているときにサプリメントのようにして与えます。
また、植物が新しい葉を出す成長期や花芽を形成する前の時期にも効果的です。
液体栄養剤は植物自体の根から迅速に栄養を吸収されるため、植物の回復や成長促進に効果があります。
しかし、過剰な使用は逆効果になることもあるので、製品の指示に従い適切な量を与えることが重要でしょう。
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液体栄養剤の注意するべき点
液体栄養剤の注意点として、過剰な使用は植物に害を与える可能性があることです。
まずは、指示通りの量を守ることが大切で、頻繁な使用は植物に負担をかけるので、必要なタイミングで適度に与えることが重要です。
また、液体栄養剤は他の物質と混ぜて使用すると化学反応によりよくないためやめましょう。
正しい使用方法を守り、植物の状態をよく観察することで、効果的に栄養を与えることができます。
錠剤の肥料を使うタイミング
錠剤の肥料は観葉植物の成長を促進し、土壌に対して長期的に栄養を供給するために使います。
基本的には、植物の強さや丈夫な資本を作るために、肉や炭水化物のように長期的な成長として与えます。
土に埋め込んだり、鉢の表面に置いたりして、植物が土から吸収するのに必要な栄養素を補給するのです。
一般的に、生育期や成長が活発な春や夏に与えることで、健康な根張りや葉の発育をサポートするとされています。
錠剤肥料は長期間効果が持続するので、定期的な栄養補給を行い、丈夫に育てたい時に適した選択肢です。
ただしこちらも、製品のラベルや指示に従い、適切な量とタイミングで使用しましょう。
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錠剤の肥料の注意するべき点
錠剤の肥料の注意点として、過剰な使用を避け、肥料焼けに注意することが重要です。
過剰な肥料の使用は根や土壌にダメージを与え、植物にストレスをかける恐れがあります。
ですから、植物の状態を確認しながら、肥料の量やタイミングなど検討しつつ与え続けることが大事です。
こちらも、製品の指示に従い、植物の状態をよく観察しながら適切なタイミングで使用しましょう。
過度の肥料の使用は植物の健康に悪影響を与えることがあるため、注意して適度な栄養補給が植物のためです。
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