観葉植物の剪定は冬にやらない方がいい?その理由とポイントとは

観葉植物の剪定は冬にやらない方がいい?その理由とポイントとは

寒さが厳しい冬の季節、観葉植物の剪定には慎重さが必要です。

なぜなら、冬に剪定を行うことで植物に悪影響を及ぼす可能性が高まるからです。

本記事では、冬に剪定を避けるべき理由と、剪定を行う際の重要なポイントについて解説します。

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

観葉植物の剪定は冬にやらない方がいい理由

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出典:Pexels

観葉植物の美しさと健康のために剪定は重要ですが、冬に剪定をすると悪影響が生じる可能性があります。

まず本項では、冬の剪定が観葉植物に与えるリスクについて解説していきます。(下記題材)

  • 冬の日照不足を更に悪化させる
  • 寒さというストレスに追い討ち
  • 冬は弱っていて回復がしづらい
  • 落葉樹など剪定していい種類も

 

冬の日照不足を更に悪化させる

観葉植物の剪定は冬に避けるべき理由の一つは、冬の日照不足を更に悪化させる可能性があることです。

冬季は日の入りが早くなり、日照時間が短くなります。

既に不足している光合成に必要な日光が、剪定によって葉が減少することで更に制限され、植物の健康に悪影響を及ぼす可能性が高まるのです。

葉が少なくなることで、植物は十分な光合成を行えず、成長が鈍化し、弱ってしまいます。

その結果、冬季に剪定を行うと、植物が生存に苦しむことにつながるので注意しましょう。

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寒さというストレスに追い討ち

観葉植物の剪定は冬に避けるべき理由の一つは、寒さというストレスに更に追い討ちをかけることです。

冬の低温環境では植物は既にストレスに晒されており、葉や枝があることで更にストレスを受けて弱ります。

剪定によってダメージをあたえると、植物はますます弱くなり、凍結や枯れる危険性が高まるのです。

ですから、冷たい季節は剪定を控え、寒くても植物が健康を維持できるように注意しましょう。

これにより、寒冷な冬のストレスを最小限に抑え、植物の健康を保つことにつながります。

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冬は弱っていて回復がしづらい

観葉植物の剪定は冬に避けるべき理由の一つは、冬の植物は本来よりも弱っており、回復が難しいことです。

冷たい冬の寒さと乾燥した空気にさらされると、植物はエネルギーを節約し、成長が鈍化します。

この時期に剪定を行うと、本来の力を発揮できないため、回復が遅れ、ストレスを受けやすくなります。

したがって、冬は植物が最も脆弱な時期であり、剪定は避け、春や夏に行うべきなのです。

これにより、植物は元気に成長し、健康の維持につながるでしょう。

落葉樹など剪定していい植物も

一般的な観葉植物の剪定は冬に避けるべきですが、落葉樹など一部の植物は例外で、剪定していい種類もあります。

冬季、落葉樹などの植物は葉を落とし、根や幹に栄養を蓄えて休眠状態に入るのです。

そのため、剪定によるストレスは逆に最小限で、木の幹に十分な栄養が蓄えられています。

冬に剪定することで、春に新しい芽や葉を育てるためのエネルギーが効果的に活用され、植物の健康と成長を促進するでしょう。

ただし、植物の種類によって異なるため、剪定方法やタイミングを事前に確認することは必要です。

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観葉植物を剪定する際のポイントや注意点とは

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観葉植物を剪定する際には、正しい方法と注意点を知ることが重要です。

そこで本項では、観葉植物の剪定に関するポイントや注意事項を解説していきます。(下記題材)

  • 成長期(春〜夏)に剪定する
  • 清潔な剪定バサミで剪定する
  • 切りすぎないように注意する
  • 剪定後はストレスをかけない
  • 剪定後は枝葉をしっかり処理

 

成長期(春〜夏)に剪定する

観葉植物の剪定は、成長期である春から夏に行うのがベストです。

その理由は成長期に剪定することで、植物は回復しやすく、新しい葉や枝を育てる力があるからです。

これにより成長期だと、剪定によるストレスが最小限に抑えられます。

また、成長期は枝葉が伸びるも早いため、不要な部分を取り除くことで、植物の美しさを保つことができりでしょう。

清潔な剪定バサミで剪定する

観葉植物の剪定において、清潔な剪定バサミの使用も大切なことです。

清潔なハサミは病原体の拡散を防ぎ、剪定面をキレイに整え、植物に余分なストレスをかけず、健康を維持します。

剪定前にバサミを洗浄・消毒して、植物の最良の状態を保つように心掛けましょう。

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切りすぎないように注意する

観葉植物の剪定で重要なのは、過剰に切り過ぎないことです。

過度な剪定は、植物に強いストレスを与え、成長を妨げる可能性があります。

葉や枝は光合成に不可欠で、適切な剪定を保ちつつ、健康な葉や新しい成長を残すことが大切です。

必要以上に剪定しないよう注意し、植物の自然な形やバランスを保持しましょう。

剪定は植物の健康を促進する手段であるため、慎重に行うことも成功の鍵です。

剪定後はストレスをかけない

観葉植物を剪定後は、植物に余分なストレスをかけないように心がけましょう。

剪定は必要な手段ですが、剪定後のケアも重要なこと。

余分なストレスは、例えば、植え替え・置き場所の急な移動・直射日光にあてるなどです。

剪定はストレスがかかることなので、剪定後はデリケートで、急激な変化やストレスに対して敏感でなのです。

これらの意識によって、剪定後のストレスを最小限に抑え、植物の健康を保ちます。

剪定後は枝葉をしっかり処理

観葉植物を剪定したら、剪定した枝葉をしっかり処理しましょう。

放置すると、これらの切り口から病気や害虫が侵入する可能性が高まります。

枯れた部分は切り取り、ごみとして処分するか、堆肥にすることで、植物の健康を保ちます。

清潔な作業が植物の病気予防につながるでしょう。

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