観葉植物からでてきたゲジゲジは何者?発生する原因と対策を解説
観葉植物から現れるゲジゲジした虫を見て、あれは一体何?と疑問を抱く人は多いでしょう。
なぜ発生するのか?湿度の問題や土壌の管理不良、時には外部からの侵入など様々な理由があるかもしれません。
そこで本記事では、ゲジゲジの正体や発生の原因、効果的な対策や予防について解説していきます。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物からでてきたゲジゲジの正体
出典:Pexels
観葉植物から現れるゲジゲジの正体について疑問を抱いたことはありませんか?
本項では、しばしば現れるゲジゲジは一体何なのか?という疑問について解説します。(下記題材)
- 一般的には「ヤスデ」
- もしくは「ムカデ」
- ヤスデとムカデの違い
一般的には「ヤスデ」
ヤスデは、長い体とたくさんの脚を持つ昆虫で、観葉植物の鉢付近や下などから見られることがあります。
地面や腐った植物の下に生息し、湿度が高い環境を好み、茶色や黒色をしており、表面には骨格があります。
ヤスデは植物の根や腐敗した有機物を食べて生活し、一般的に人間や植物にとって有害ではありません。
しかし、過剰な数になると根を食害することがあります。
もしくは「ムカデ」
ムカデもヤスデ同様に、多くの脚を持つ昆虫で、観葉植物の鉢のまわりや鉢の下などに出没することがあります。
細長い体と伸縮性のある足が特徴で、一見すると恐ろしい外見ですが、人間や植物に危害を加えることはほとんどありません。
彼らは昆虫や動物の死骸を食べ、生態系の一部として土壌を改善します。
ただし、多く出現する場合は植物の根を食害することがあり、その場合は問題になることがあります。
ヤスデとムカデの違い
ヤスデとムカデは共に多足類で似ている見た目ですが、見た目や行動などに少しの違いがあります。
ヤスデは柔らかく細長い体で、動きは緩やかで鈍い傾向があり、植物の土壌内で暮らし、腐敗した植物や有機物を食べます。
一方、ムカデは堅い外骨格を持ち、速い動きで素早く移動し、地下や湿った環境に生息し、主に昆虫や小動物を捕食します。
攻撃性については、ヤスデは穏やかで攻撃性は低く、一般的には人間や植物に危害を加えませんが、ムカデは捕食に特化しており、自己防衛のために攻撃的なことがあります。
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観葉植物からヤスデやムカデがでてくる主な原因や対策
出典:Pexels
観葉植物からヤスデやムカデが現れることは、植物育てているものにとって驚きかもしれません。
そこで本項では、ムカデやヤスデが発生する原因と対策、または予防について解説していきます。(下記題材)
- 原因①:水辺や湿気に集まる
- 原因②:隙間や外部から侵入
- 対策①:布や駆除剤等で駆除
- 予防①:天然の虫除けを使う
- 予防②:湿度管理と通気確保
原因①:水辺や湿気に集まる
ヤスデやムカデは、水辺や湿気の多い場所を好む傾向があります。
彼らは高湿度な環境を必要とし、観葉植物の土壌が常に湿っているとそこに生息することがあります。
例えば、水やりの過剰などで排水が悪い場合、湿った土壌は彼らにとって居心地の良い場所になるというわけです。
風通しの良い場所に置いたり、定期的に土壌を乾燥させることで、湿気を減らし、ヤスデやムカデの発生を防ぐことができます。
原因②:隙間や外部から侵入
ヤスデやムカデが観葉植物に現れる主な原因の一つは、隙間からの侵入です。
これらの昆虫は時にドアなどの外部から侵入し、鉢の隙間などに潜り込むことがあります。
新しい植物を導入する際には、土や他の植物から侵入することもあるでしょう。
新しい植物を導入する際に検査し、根や土壌をチェックすることが重要でしょう。
対策①:布や駆除剤等で駆除
布や駆除剤は、ヤスデやムカデを駆除する手段として使われますが、慎重に扱う必要があります。
布を使って昆虫を取り除く際は、手袋を着用し、慎重に行いましょう。(人によってはアレルギーなどがあるかもしれません)
また、駆除剤は効果的ですが、植物や周囲の環境に影響を及ぼす可能性もあるため、指示に従った使用が重要です。
ただし、本質的な方法は、植物の定期的なメンテナンスや土壌や湿度管理、清潔さを保つことです。
これにより、ヤスデやムカデの発生源を減らし、問題を予防できます。
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予防①:天然の虫除けを使う
天然の虫除けとして、ニームオイルやハッカ油なども効果的です。
ニームオイルは植物に対する影響が少なく、ヤスデやムカデを寄せ付けない特性があり、水に混ぜて散布すると効果的です。
ハッカ油はハッカの香りが虫を遠ざけ、希釈してスプレーするか、周囲に香りを広げることで効果を発揮します。
これらの天然の虫除けは、植物にとって安全で環境に優しく、効果的な対策の一つでしょう。
ただし、適切な使用量と方法に留意することが重要です。
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予防②:湿度管理と通気確保
ヤスデやムカデの予防には、湿度管理と通気確保が重要です。
先述しているように、土壌が常に湿っていると、これらの昆虫が繁殖しやすくなります。
過剰な水やりを避け、土壌を適切に乾燥させることが大切というわけです。
また、植物を風通しの良い場所に置くことで湿気を減らし、ヤスデやムカデの発生を抑えることができます。
定期的な通気と湿度管理は、観葉植物の健康を保ち、害虫の発生を予防になるはずです。
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