家にあるもので観葉植物の栄養として再利用できるものとは?注意点もあり
家にあるもので観葉植物の栄養を補う方法は多岐にわたりますが、その効果や使い方には慎重さが求められます。
身近な日常品や食品残り、さらにはごみも、観葉植物に栄養を与えるのに活用できるかもしれません。
ただし、与える際の注意点も重要です。
この記事では、家庭にある様々な素材や方法を探り、観葉植物に栄養を供給する際の適切な手段と留意点を解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
家にあるもので観葉植物の栄養として再利用できるもの5選
出典:Pexels
観葉植物の栄養補給に、家庭で利用できる身近なアイテムがあります。
本項では、家にある5つの素材を活用して観葉植物の成長を促進する方法を探求します。(下記題材)
- コーヒーかす
- お茶っ葉
- 野菜や卵のかす
- お米の研ぎ汁
- パスタの茹で汁
コーヒーかす
コーヒーかすは観葉植物の栄養源として再利用できる家庭アイテムです。
窒素やカリウム、リンなどの栄養分が豊富に含まれており、植物の成長と葉緑素の生成に必要な栄養素を提供します。
適量を水で薄めてから根元に与えることで、土壌の肥沃度を向上させ、植物の成長を促進します。
ただし、過剰な利用は酸性度を高め、土壌のpHを変化させる可能性があるため、注意が必要です。
定期的に利用することで、健康な観葉植物の育成に役立ちます。
お茶っ葉
お茶葉は観葉植物の栄養源として再利用可能です。
窒素やカリウム、マグネシウムを含み、植物の成長に必要な栄養素を提供します。
水に漬けてから希釈し、根元に与えることで植物の健康を促進します。
ただし、過度の使用は酸性度を増し、土壌のpHを変化させる可能性があるため、適量と頻度に注意が必要です。
植物の種類や状態によって影響が異なるため、適切な利用量を保つことで、栄養を効果的に供給し、植物の成長を支援します。
野菜や卵のかす
野菜や卵の殻は観葉植物の栄養源として再利用できます。
これらは有機物質やカルシウムを含み、植物の成長と健康に役立ちます。
野菜くずや卵の殻を堆肥化して作った肥料は、土壌を豊かにし、植物に栄養を供給します。
ただし、十分に分解されていない場合、腐敗や悪臭を引き起こす可能性があるため、適切な堆肥化と管理が必要です。
お米の研ぎ汁
お米の研ぎ汁は観葉植物の栄養源として再利用できます。
この研ぎ汁には植物の成長に必要な栄養素が含まれています。
例えば、窒素やビタミン類が豊富であり、植物の健康な成長を促進します。
研ぎ汁は水で薄め、根元に与えることで栄養を提供します。
ただし、過剰な利用は植物に悪影響を与える可能性があるため、適量と頻度に気を付けましょう。
パスタの茹で汁
パスタの茹で汁は観葉植物の栄養源として再利用可能です。
この汁にはでんぷんやミネラルが含まれており、植物の成長に有益です。
茹で汁を冷ましてから水で希釈し、根元に与えることで、植物に栄養を供給します。
ただし、塩分が含まれている場合は注意が必要です。適量で利用し、塩分濃度を調整することが大切です。
過剰な塩分は植物に害を及ぼす可能性があるため、適度に使用しましょう。
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観葉植物に家にあるもので栄養を与える際の注意点とは
出典:Pexels
観葉植物に自宅で手軽に栄養を与える方法は多様ですが、注意が必要です。
本項では、観葉植物に家にある素材で栄養を与える際の注意点を見ていきましょう。(下記題材)
- 希釈したり用量に気をつける
- 植物の様子を見ながら与える
- phバランスの傾きに注意する
- 食品系の場合は堆肥化が必要
希釈したり用量に気をつける
家庭で観葉植物に栄養を与える際の重要な注意点は、与える物を希釈したり、適切な用量を守ることです。
過剰な栄養は植物に害を及ぼす可能性があるため、水や他の材料で希釈し、適量を与えることが大切です。
栄養素を過度に与えると、根や葉がダメージを受けたり、土壌のpHが変化したりする可能性があります。
植物の状態や必要性に応じて適切な量を与え、観葉植物が健康に育つように配慮しましょう。
植物の様子を見ながら与える
観葉植物に自宅で栄養を与える際の重要なポイントは、植物の状態を観察しながら栄養を与えることです。
葉の色や質感、成長の停止、枯れなどの変化を注意深く観察しましょう。
必要ならば、栄養不足や過剰な栄養を察知して適切な対応を行います。
植物の種類によって異なるため、慎重に植物の状態を観察し、栄養補給のタイミングや量を調整します。
植物が必要とする栄養を正確に理解し、植物の健康を最優先に考えましょう。
phバランスの傾きに注意する
観葉植物に家庭で栄養を与える際に重要なのは、土壌のpHバランスに注意することです。
家にある素材は酸性やアルカリ性を増減させる傾向があります。
例えば、コーヒーかすやお茶葉は酸性を増し、卵殻や灰はアルカリ性を高めます。
植物に適したpHは種類によって異なるため、過剰な利用は土壌のpHを変え、根や植物全体に影響を与えます。
適量を守り、定期的な土壌のpHテストを行い、必要に応じて調整することが大切です。
食品系の場合は堆肥化が必要
食品系の素材を観葉植物に与える場合は、堆肥化が重要です。
野菜くずや果物の残り、茹でた野菜の水、卵の殻などは堆肥化してから使用することで、微生物の働きにより有機物を分解し、植物が吸収可能な栄養に変えます。
堆肥化により腐敗や悪臭を防ぎ、微生物が肥料を生成する過程をコントロールできます。
この過程によって、食品系の素材が植物に有益な栄養源となり、健康な成長を促進します。
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