観葉植物の肥料にコーヒーかすは使える?その効果や相性の秘密とは

観葉植物の肥料にコーヒーかすは使える?その効果や相性の秘密とは

観葉植物を育てている人なら、肥料といえば、植物の健康を維持するために欠かせないものです。

 

しかし、あまり知られていないのが、コーヒーかすを使った肥料のことです。

 

本記事では、コーヒーかすが観葉植物に与える効果やその使い方を解説します。

 

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

 

観葉植物の肥料にコーヒーかすが使える?その理由とは

 

コーヒーかすを、乾燥さえ、米ぬかや土と混ぜて堆肥化させる過程のイメージ

 

最近ではコーヒーかすを使って肥料を与える方法もありますが、実際に使えるのものなのか?

 

そこで本項では、コーヒーかすの肥料としての効果について解説していきます。(下記題材)

 

  • コーヒーかすが観葉植物に与える効果とは
  • コーヒーかすはそのままだと肥料にならない理由
  • コーヒーかすを肥料に変える方法(発酵させる)
  • コーヒーかすを肥料として再利用するメリット

 

コーヒーかすが観葉植物に与える効果とは

コーヒーかすは、観葉植物にとって環境にもよく安全な肥料として注目されています。

 

コーヒーかすは、窒素、カリウム、リン酸、マグネシウムなどの要素を含んでいるため、観葉植物の成長や花の形成に役立つのです。

 

特に窒素は、観葉植物が生育に必要な栄養素であり、コーヒーかすには豊富に含まれています。

 

また、コーヒーかすは土壌を酸性化する作用があるため、酸性土壌を好む観葉植物にとっては最適な肥料となります。

 

コーヒーかすは土壌の保水力を高める効果もあり、乾燥気味の観葉植物にも適しています。

 

さらに、コーヒーかすを利用することで、家庭での有機物のリサイクルにも繋がるのです。

 

ただし、コーヒーかすはあくまで肥料の一部であり、単独で肥料として使用することは避けるべきです。

 

過剰に与えると肥料やけの原因となるため、適量を守って使用することも大事でしょう。

 

コーヒーかすはそのままだと肥料にならない理由

コーヒーかすは、そのままでは効果的な肥料として使えません。

 

なぜなら、コーヒーかすには窒素やリン、カリウムなどの栄養素が含まれているものの…。

 

これらはかすが新鮮な状態のままでは植物に利用しにくい形態に存在しているからです。

 

発酵させることで、微生物の働きによってこれらの栄養素が植物が吸収しやすい形に変化します。

 

発酵によってかすの中の養分が解放され、植物の成長に必要な形に変身するのです。

 

コーヒーかすを肥料に変える方法(発酵させる)

コーヒーかすを効果的な観葉植物の肥料に変えるには、発酵させることがポイントです。

 

コーヒーかすと米ぬかを混ぜることで、発酵が促進され、肥料として機能するようになります。

 

米ぬかには窒素分解を助ける微生物が豊富に含まれており、これがコーヒーかす中の栄養素をより植物に利用しやすい形に変換します。

 

具体的には、腐葉土やピートモス9割に対してコーヒーかすと米ぬかを1割ほどを、毎日混ぜながら1ヶ月くらいかけて堆肥化させます。

 

この簡単な工程で、コーヒーかすを観葉植物の元気な成長を促す効果的な肥料に変身させることができます。

 

 

\米ぬかは肥料以外だと漬物などにも使えます/

コーヒーかすを肥料として再利用するメリット

コーヒーかすを肥料として再利用するメリットには、いくつかのポイントがあります。

 

ちなみに、個人的には挙げるほどの大きなデメリットはないように思っています。

 

メリットは…

☑︎窒素、リン、カリウムといった必要な栄養素が含まれているため、肥料にすることで健康的な成長を促進すできます。

☑︎コーヒーかすは水分を保持する性質があるため、土壌の保水力を高め、乾燥による植物のダメージを防止できます。

☑︎コーヒーかすは自然素材であるため、化学肥料に比べて環境に優しく、有機肥料として利用することができます。

☑︎家庭でコーヒーを飲む際に出るかすを利用することで、廃棄物を減らすことができ、節約にもつながります。

 

以上のように、コーヒーかすを肥料として再利用することで、観葉植物の健康的な成長を促進し、環境に優しく、経済的にもメリットがあるといえるでしょう。

 

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観葉植物の肥料に使うコーヒーかすの注意点と使い方

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出典:pixabay

 

コーヒーかすを観葉植物の肥料として使用する際には、注意が必要です。

 

本項では、観葉植物の肥料として使うコーヒーかすを安全に使用するための注意点や使い方を解説します。

 

  • コーヒーかす肥料は発酵させてから使う
  • コーヒーかすを使った肥料の代わりに再利用できるもの
  • コーヒーかすを使った肥料の注意点

 

コーヒーかす肥料は発酵させてから使う

コーヒーかすを観葉植物の肥料として使う際の重要な注意点は、必ず発酵させてから使用することです。

 

発酵させることでかすの中の栄養素が植物が吸収しやすい形に変化し、微生物の働きによって堆肥としての効果が高まります。

 

この手順を踏んでからコーヒーかすを使用することで、植物に栄養を効果的に提供し、健康な成長を促進します。

 

 

\市販のコーヒー肥料もおすすめ/

 

コーヒーかすを使った肥料の代わりに再利用できるもの

観葉植物においてコーヒーかすを使った肥料の代わりに再利用できるものとして、茶葉や茶殻があります。

 

コーヒーかす同様、茶葉や茶殻にも窒素、リン、カリウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれているためです。

 

また、茶葉や茶殻は、コーヒーかすと異なり、微酸性の性質があるため、アルカリ性の土壌を中和する効果も期待できます。

 

ただし、茶葉や茶殻はコーヒーかすよりも水分を含みやすいため、長期間保存する場合は湿気を避ける必要があります。

 

茶葉や茶殻を与えすぎると根腐れや肥料やけのリスクがあるため、適量を守って与えることも大切でしょう。

 

コーヒーかすを使った肥料の注意点

コーヒーかすは肥料として再利用することができるが、注意すべき点はあります。

 

例えば、コーヒーかすを大量に使用すると肥料やけが発生する可能性がある。

 

また、カフェインや酸性度が高いため、過剰な使用は植物の成長を妨げたり、土壌のpHバランスを崩すこともある。

 

さらに、量や手順次第ではカビや細菌の繁殖を促すことがあり、植物に害を与える場合もある。

 

注意点として、しっかり発酵させ堆肥化させる手順を踏むことが重要です。

 

使用量には適切なバランスが必要であり、植物に適した配合比率を調べてから与えることが望ましい。

 

以上のような注意点に注意し、適切に使えばコーヒーかすは有用な肥料となる。

 

 

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