それはNG!観葉植物に氷水をあげるのにはよくない理由がある

それはNG!観葉植物に氷水をあげるのにはよくない理由がある

特に気にせずに観葉植物に氷水を与えている人を見たことはありますか?実はそれNGです。

 

たしかに、余った氷水などを与えることはエコな要素もありますが、実際にはこれは植物に与える悪影響が懸念されます。

 

そこで本記事では、氷水が観葉植物に及ぼすリスクや、代わりに有効なことも解説します。

 

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

 

観葉植物に氷水をあげるのはよくない理由

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出典:Pexels

 

観葉植物に氷水を与えることはエコとされることもありますが、実はこれは植物にとって良くないケア方法です。

 

本項では、観葉植物に氷水をあげることがなぜ好ましくないのか、それに伴うリスクについて解説します。(下記題材)

 

  • 植物のストレスになる
  • 根にダメージを与える
  • 根腐れになる可能性も
  • 水や栄養の吸収力低下
  • 夏だとしても必要なし

 

 

植物のストレスになる

観葉植物に氷水を与えるのは望ましくない理由は、それが植物にとってストレスにつながるからです。

 

急激な温度の変化は根や葉にダメージを与え、植物の健康を損なう可能性があります。

 

氷水は根を急速に冷やしてしまい、栄養吸収を妨げたり、凍傷を引き起こしたりする恐れがあるのです。

 

基本的に植物は安定した環境を好み、適温の水を摂取することが健康につながります。

 

そのため、氷水を使わずに常温の水で植物を管理することが重要といえるでしょう。

 

根にダメージを与える

氷水は観葉植物の根に直接ダメージをもたらします。

 

急激な冷却は根をショックさせ、細胞を傷つける可能性があります。

 

この状態が続くと、根の成長や栄養吸収が阻害され、植物の健康に悪影響を及ぼすことが考えられるでしょう。

 

冷たすぎず暑すぎない適温の水を使うことで、根にストレスをかけずに植物を育てることが重要です。

 

根腐れになる可能性も

氷水は観葉植物の根腐れを引き起こす可能性があります。

 

先述しているように、急激に冷やすことは根にダメージを与え、水の吸収を妨げるでしょう。

 

根が冷えると根腐れのリスクが高まり、これは植物の根が酸素や水を十分に吸収できなくなる問題を招きます。

 

ですから、何度も先述していますが、基本的には安定した室温の水で植物を育てることがベストなのです。

 

あわせて読みたい→観葉植物の根腐れでもう悩まない!根腐れの原因と対処法を解説

 

水や栄養の吸収力低下

氷水を観葉植物に与えると、水や栄養の吸収力が低下します。

 

植物は適温な水を好み、冷たい水に触れると根が収縮し、栄養吸収が妨げられます。

 

根が冷えることで栄養分の適切な吸収が難しくなり、植物の成長や健康に影響を及ぼす恐れがあります。

 

したがって、観葉植物には室温の水を与え、根のストレスを最小限に抑えることが重要でしょう。

 

夏だとしても必要なし

観葉植物に氷水を与えることは、夏の暑いタイミングだとしても必要ありません。

 

植物は温度や環境の変化に敏感であり、冷たい水は根や葉にストレスを与えます。

 

夏の暑い気候でも、植物は適度な水分と安定した温度を求めます。

 

暑いからといって、氷水を使うと根を急激に冷やし、根や茎の細胞を傷つける可能性があります。

 

植物は自然な環境で成長するため、室温の水を与えることが最善です。

 

水やりの頻度や量は植物の種類や環境によって異なりますが、夏でも温度を考慮し、植物に適切な水を提供することが重要でしょう。

 

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観葉植物には氷水よりもむしろぬるま湯がいいことも

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出典:Pexels

 

観葉植物の健康を保つために、水やりは重要なお手入れの一つで、ここではぬるま湯について触れます。

 

本項では、水やりにおいてぬるま湯の利点やその他の注意点についても解説します。(下記題材)

 

  • 冬はぬるま湯がいい場合も
  • 氷水同様に熱湯も良くない
  • 急な変化に気をつけよう!

 

冬はぬるま湯がいい場合も

冬には観葉植物にぬるま湯を与えることが適切な場合もあります。

 

低温の季節では、植物の根が冷えることを防ぐため、室温より少し温かいぬるま湯が根に優しい効果を提供します。

 

この温かい水は冬場の根の冷えを防ぎ、植物の健康を保つのに役立ちます。

 

ただし、熱すぎる水は逆に植物に害を及ぼす可能性があるため、ぬるま湯(人肌でも問題なくさわれる温かさ)であることが重要です。

 

冬季は根や土壌が冷えがちなので、適度な水量とぬるま湯を用いることで植物が健康に育つ手助けとなるでしょう。

 

氷水同様に熱湯も良くない

観葉植物には、氷水と同様に熱湯を使うのも望ましくありません。

 

熱湯は氷水と同様、植物の根に急激な温度変化をもたらし、細胞を傷つける可能性があります。

 

根や茎が熱くなりすぎると、植物はその急な変化にストレスを感じ、生長の妨げになる場合もあるのです。

 

また、熱湯は土や根を乾燥させる可能性もあり、植物が必要とする水分が失われる恐れもあります。

 

そのため、観葉植物にはぬるま湯を使い、温度を適切に調整して根や植物全体にストレスを与えないようにすることが重要でしょう。

 

急な変化に気をつけよう!

観葉植物は基本的に、急激な温度や環境の変化はストレスを与え、生育に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

ぬるま湯は植物の根や周囲の土壌を穏やかに温め、根に適度な刺激を与えます。

 

これにより、植物は根や茎の健康を維持し、安定した成長環境を提供されます。

 

温かい水を使う場合でも、急な変化を避けるために、適切な温度を保ち、植物に徐々に適応させることが重要です。

 

このようなケアが、観葉植物の健康な成長につながるでしょう。

 

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