観葉植物の根腐れでもう悩まない!根腐れの原因と対処法を解説
『最近植物に元気がないなぁ…』ネットで調べてみるとどうやら、根腐れが原因かも…そもそも根腐れってどういう状態なんだろう?
根腐れが原因なのはわかったけど、対処法がわからず、調べてみても、解決されないなんてこともあると思います。
本記事ではそんな経験談を踏まえつつ、元気のない植物や根腐れに関しての悩みを解決していきたいと思います。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
そもそも観葉植物の根腐れとは?
根腐れとは…根っこが水に溺れている状態がつづき、長い間植物が根っこから酸素を吸収できていない状態のこと。
栄養も酸素も吸収できないという状況は、植物にとって生きていくうえでかなり過酷で苦しい状態なのです。
人間で例えると、食事などからとる栄養も空気や酸素がほとんどない状態と考えると…死にますよね…
ですから植物を育てていくうえで、かなり重要なポイントとして根腐れというのがあるというわけなのです。
それでは、実際にどのような原因で根腐れを起こすのかお伝えしていきたいと思います。
(※理科の教科書・植物関連の書籍・WEBの記事・実際の経験などあらゆる情報を収集して、とりまとめているような内容です)
根腐れの実例写真(筆者のモンステラ)
下記写真が、根腐れしてしまったモンステラです。
その下の写真が健康なモンステラです。
(上記:根腐れしたモンステラ)
(上記:健康なモンステラ)
根が腐ってしまい、幹に栄養が行き届かず幹が真っ黒な状態になっているのがわかります。
下の写真の健康な幹の色と比べると、一目瞭然です。
根腐れした幹はこのように茶色から徐々に黒くなっていき、触ってみてもブヨブヨしていかにも栄養が行き届いていない状態になります。
余談ですがこれは夏場の引っ越しの際に、腐ってしまったモンステラです。
こうならないためにも、ここから説明していく根腐れについて理解しておきましょう。
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観葉植物の根腐れはなぜ起こるのか?その原因
出典:Pexels
観葉植物の根腐れは、植物を愛するものにとって悩ましい問題の一つです。
そこで本項では、根腐れがなぜ起こるのか?その原因について解説していきます。(下記題材)
- 原因①:水やりの頻度が多すぎる
- 原因②:通気など土の状態が悪い
- 原因③:日当たりや風通しが悪い
- 原因④:室内の温度や湿度の問題
- 原因⑤:栄養分の不足または過剰
原因①:水やりの頻度が多すぎる
水やりの頻度が多すぎることが観葉植物の根腐れの主な原因の一つです。
多くの観葉植物は過度な水分や湿度に弱く、そうなると根が酸素不足になりやすくなります。
頻繁な水やりによって土壌が常に湿りっぱなしとなり、これが根腐れを促進するというわけです。
過湿な状態では、根が酸素を十分に取り込めず、その結果、根腐れのリスクが高まります。
こまめな土の乾燥具合の確認や、植物のニーズに合わせた水やり頻度が、根腐れを予防する鍵となるでしょう。
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\持っていると便利/
原因②:通気など土の状態が悪い
観葉植物の根腐れは、土の状態が悪いことも大きな原因の一つです。
通気性が不足する土壌は、根が過湿になり酸素を供給できず、根腐れを引き起こしやすくなります。
湿った土が密集し空気の通気が悪くなることで、根が窒息状態になってしまうのです。
その結果、正常な成長に必要な酸素が足りないため、根が腐りやすくなるのです。
通気性の良い土壌を保つためには、排水が良く、通気のある土を選び、定期的な土の入れ替えも必要でしょう。
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原因③:日当たりや風通しが悪い
観葉植物の根腐れは、十分な日当たりや風通しの不足が一つの原因です。
日光が不足すると、植物は水を十分に吸収できず、湿った状態が続くことで根腐れが生じやすくなります。
同時に、風通しが悪いと湿気がこもり、根部の乾燥が難しくなり、根腐れにつながります。
これらの悪い環境が、植物の根を脆弱にし、根腐れやカビなどの菌の繁殖を促進してしまうのです。
観葉植物は適切な日光と風を求めており、十分な明るさや定期的な風通しを確保することが、根腐れを予防するでしょう。
原因④:室内の温度や湿度の問題
観葉植物の根腐れは、室内の温度や湿度の問題が一つの原因となります。
高温多湿な環境では、これも土壌が長時間湿りっぱなしになり、根部の酸素供給が不足しやすくなります。
逆に、低温多湿な場合は植物の代謝が鈍り、水分が排水されずに水分が残りやすくなります。
これらの状態はいずれも根腐れのリスクを高めるため、温度と湿度には注意が必要なのです。
植物には、適切な温度と湿度の維持が必要であり、適した環境を提供することが根腐れの予防につながるでしょう。
原因⑤:栄養分の不足または過剰
観葉植物の根腐れは、栄養分の不足または過剰が引き金となる場合もあります。
栄養分が不足すると、植物は弱り、充分な抵抗力を持たなくなります。
一方で、過剰な栄養分は肥料やけをを招き、根が吸水できなくなります。
両者ともに根の健康を損ない、放置すると根腐れを引き起こすきっかけになるでしょう。
適切な栄養バランスを維持し、植物に必要な栄養素を提供することが根腐れ予防の鍵です。
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観葉植物が根腐れを起こしたらとるべき対処法
出典:Pexels
観葉植物が根腐れになるのは心を痛める瞬間ですが、落ち込む前に適切な対処法を知り、植物を救う手立てを講じることが重要です。
そこで本項では、観葉植物が根腐れを起こした場合の効果的な対処法について解説します。(下記題材)
- サイン:根腐れを起こしている主な兆候
- 対策①:水やりの頻度や肥料の量を見直す
- 対策②:新しく土を入れ替えて配合を改善
- 対策③:置き場所を変えて生育環境の整備
- 対策④:夏越しや冬越しする際に注意する
サイン:根腐れを起こしている主な兆候
⚠︎葉っぱが黄色や茶色く変色している
⚠︎茎や幹が柔らかくなっていて、ブヨブヨとして弱々しい
⚠︎水をやりのあと、水が染み込んでいくのが遅い
⚠︎水やりをし経過後、土の乾燥が明らかに遅い
⚠︎根っこや幹が黒く変色してきているとき
⚠︎土の表面にカビが見えたりカビっぽい臭いがする
というように、観察をしたり触ったりしていると明らかに様子がおかしいのに気づくはずです。
個人的な注意点として、遠目から植物の葉っぱや茎などを見ているだけでは気付けない部分もあります。
近くで土の状態や臭いなど確認したり、土を実際に触ることもサインに気づくためには必要なことなのです。
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対策①:水やりの頻度や肥料の量を見直す
観葉植物が根腐れにしそうになったら、水やりの頻度を見直し、土が十分に乾いてから水を与えましょう。
また、肥料も適切な時期と量を使用し、植物に必要な栄養を適切に供給する必要があります。
先述のように、過剰な水分や肥料は根部に負担をかけ、根腐れを悪化させる可能性があります。
植物の反応を観察しながら、適した環境とケアを提供してあげましょう。
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対策②:新しく土を入れ替えて配合を改善
観葉植物が根腐れになったら、まず新しい土に植え替えて土の配合を改善しましょう。
根腐れの進行を阻止し、健康な根が再生できるようにするために、通気性の高い土や排水が良好な土壌を選びます。
古い土を取り除き、根部を優しく洗いきれいにしあ後、新しい土に植え替えます。(下記表参照)
これらによって根部が適切な環境で育つことで、植物の回復が期待できます。
植え替え時期 | ・生長期の5月〜9月 ・気温は20度くらいの季節 (30度の炎天下や梅雨は×) ・晴れの日 |
植え替え頻度 | ・1年に1〜2回程度 ・3〜5号の小さい植物は1年に1回ほど ・6〜7号の中くらい植物は2年に1回ほど ・8号以上の大きい植物は3〜5年に1回ほど |
植え替えに必要なもの | ・今よりも1周り大きい鉢 ・鉢底ネットと鉢底石 ・観葉植物用の培養土 ・根をくずし、古い土を落とす細い棒 ・きれいなハサミ ・手のかぶれ等防げる軍手等 |
土の選び方 | ・室内か屋外かを考えて選ぶ ・園芸店などにある培養土は便利 ・植物によって合う土があるため調べる ・古い土を再利用する方法もある (時間がかかるので新しい土がベター) |
鉢の選び方 | ・通気性のいい素材がおすすめ (素焼き鉢など) ・基本的には一回り大きい鉢を選ぶ ・一回り以上大きい鉢にすると逆に弱る |
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対策③:置き場所を変えて生育環境の整備
観葉植物が根腐れになったら、まずは置き場所を変えて生育環境を整備しましょう。
植物の健康や根腐れの予防には、適した日当たりや風通しの確保が必要です。
明るい場所で直射日光を避け、風通しの良いエリアに配置することで、植物のストレスを軽減し、根腐れの進行を防ぎます。
適切な温度と湿度も考慮し、植物にとって理想的な環境を提供することが回復の鍵です。
生育環境の整備によって、植物は健康的な成長を促進し、根腐れの影響を克服することが期待できます。
\植物の近く置いておきたい/
対策④:夏越しと冬越しする際に注意する
観葉植物が根腐れを起こしたら、夏越しと冬越しの際に注意しましょう。(一般的に夏と冬が枯らしやすい)
例えば、夏季は土が乾きやすくなるため、水やり頻度が多くなり、強い日差しなどに注意が必要になります。
逆に冬季は寒冷で水分が蒸発しにくく、過湿になりやすいので、水やりを控えめに調整しましょう。
また、置き場所も冷暖房機器や直射日光から遠ざけ、過度な乾燥にも過度な湿度にも気をつけないといけません。
季節ごとに植物の生育状態や環境に合わせた適切な管理が、根腐れの予防につながります。
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