観葉植物に元気がない!根本的な原因と復活させる方法とは?

観葉植物に元気がない!根本的な原因と復活させる方法とは?

『せっかく観葉植物を買ったのに、気づけば元気がない…』

自分のなかでできることはやってると思うけど、中々元気を取り戻してくれない。

正解を知りたかったり、復活できることなら復活させてあげたい…

筆者自身も何度も枯らしてしまったことがあるので、そんなあなたの疑問や悩みも痛いほどわかります。

そこで本記事では、観葉植物に元気がない原因や、根本的な考え方について解説します。

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

観葉植物に元気がない!根本的な原因と復活方法

出典:pixabay

最近観葉植物の元気がないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。このような時、何が原因で、どうやって復活させることができるのかを知りたいものです。

本項では、観葉植物が元気を失う根本的な原因と、復活法を詳しく解説します。(下記題材)

  • 「水のあげ方」に対する認識が違う
  • 「日当たり」や「風通し」の環境が悪い
  • 「季節や気温の変化」に適応できていない
  • 「害虫や病気」への対処や注意点

 

「水のあげ方」に対する認識が違う

水に対する認識は、はじめ誰もが勘違いしやすい部分です。

元気がない様子を見て、どうにかしないといけないと思い頻繁に水をあげたりしてませんか?

もしくは仕事など忙しくて、植物に元気がないと気づいたときにはもう何週間も水をあげてなかったり…

ではどうするべきなのか。

水のあげ方は、『こまめにちょっとづつ』これは間違った認識です。

正しい認識は、『土の表面が乾いたら、たっぷりと』です。

土の表面が乾いたら、鉢底から水がでてくるまでたっぷりと水をあげましょう。

植物は、土が乾き気味から乾くまでの間に、根や芽を出して育とうとするのです。

植物が『水がほしい』と感じているときに水をあげると、生きようとする生命力を最大限に発揮して水を吸収します。

その水を欲しているときが、植物の元気がないときだったりもします。

葉の大きな枝ものは葉が垂れたり、極端に水切れをおこしたときは弱い枝を枯らして植物自身の身を守ろうとする。

ですから枝先から枯れている場合は、水不足なのかもしれません。

もしくは水やりの頻度が多く、土がまだ湿っている状態で更に水をあげると根腐れをおこしていて元気がないというのもよく起こるパターンです。

根腐れの場合は、日当たりや風通しも大きく関係してきますが、どちらにせよ水のあげすぎは根腐れに繋がる可能性が多いにあります。

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「日当たり」や「風通し」の環境が悪い

日当たりと風通りが良くないと根腐れをおこす原因になります。

先述にもある通り、乾くまでの間に植物が育つ。

ですから、日当たりも風通しも悪くずっと湿ったままで乾かずにいると植物は育ちづらい。

植物にとって生きづらい環境ということです。

理科の授業などでも昔の記憶があるかもしれませんが、植物は光合成と呼吸と蒸散により生長していきます。

光合成は葉っぱが、光(陽)をたくさん受けて、裏側にある気孔から二酸化炭素を吸収する。

つまり光は必ず必要。

そして根から水と栄養素をたくさん吸収するためにどんどん根は伸びていき、またその根には無数の毛根があって、そこから栄養素と酸素を吸収する。

つまり、酸素も必ず必要。

人間に例えると、栄養分も酸素も太陽もない環境で生きていくことはできないですよね?

それは、植物も一緒です。

植物の環境を整えるうえでのポイントとして、その植物のもともと生息する原産地の環境を知るということ

それがその植物にとって育ちやすい環境としての正解なのです。

必ず購入前後、元気がないときなどその植物について調べることはするべきことです。

「季節や気温の変化」に適応できていない

観葉植物を育てていくうえで、よく聞くことで『夏越し』と『冬越し』があります。

〈夏越しについて〉

梅雨から盛夏の、高温多湿な時期はほとんどの植物にとって過酷な時期です。

(原産地や生息地によって、気温や季節の好みは植物によって違いますが)

土が蒸れて、土カビが生えたりそれこそ根腐れをおこしやすくなるので、風通しには一層気をつけないといけません。

また、直射日光に弱く葉っぱが死んでしまうこともありますので、適度に遮光したりする必要もなかにはでてきます。

梅雨が終わり、乾燥しやすいタイミングであれば逆に少し水やりの頻度が増えることもあるでしょう。

〈冬越しについて〉

観葉植物のほとんどはもともと熱帯地方に生息していたものが多く、寒さに弱い植物がとても多いです。

10度以下の気温になってくると、だんだんと元気がなくなってきます。

ですが…気温調整といって暖房をつけたりするかと思いますがその際、今度は乾燥に注意しないといけないのです。

暖房の風は植物の水分をかなり奪ってしまいます。

冬の場合は、葉水を増やしたり湿度などにも気をかけてあげるべきです。

というように、気温・乾燥や湿度など季節特有の注意や環境整備も元気に育てるためには必要というわけです。

「害虫や病気」への対処や注意点

観葉植物の害虫や病気は、観葉植物の所有者にとっていくつかの課題をもたらしますが、これらはいくつかの簡単なテクニックで回避または最小限に抑えることができます。

まず、軽度の害虫の発生は正常であり、迅速な対処を必要としないことを認識することが重要です。

〈害虫に関する注意点〉

定期的に害虫の発生状況を把握することは、観葉植物の害虫障害を診断・予防するための重要なステップです。

無害なものもありますが、カイガラムシ、コナジラミなどの害虫は、植物の樹液を吸ったり、病気を蔓延させたりして、観葉植物の健康を害することがあります。早めの対策が重要です。

毎週植物を点検し、他の害虫が発生している植物から遠ざけることで、蔓延を防ぐことができます。

もし植物に害虫を見つけたら、すぐにその植物を隔離し、有機無農薬の殺虫石鹸やニームオイルを使用して、農薬耐性を防ぐために治療を開始しましょう。

広域殺虫剤の使用は、植物の自然な防御を乱し、さらなる被害をもたらす可能性があるため、避けるようにしましょう。

植物を店から持ち帰った後は、適切な換気を行い、害虫がいないかどうかチェックしましょう。

しっかりと観察、そしていくつかの予防策があれば、観葉植物の害虫を効率的に管理する準備は万端です。

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〈病気に関する注意点〉

健康な観葉植物を育てるには、多くの場合、多少の日光と水だけでは足りません。

どんな生き物でもそうですが、植物も病気や害虫の被害に遭わないよう、注意と手入れが必要です。

まず、新しい植物に病害虫が付着していないかどうか、常に注意深く点検してください。

また、葉が黄色くなったり、しおれたりといった変化がないか、定期的にチェックしましょう。

植物を健康に保つには、適切な用土を使用し、水や肥料を適切に与えることが大切です。

植物に十分な光を与えることは、植物の成長や病気と闘うために必要なことです。

万が一、病気が発生した場合は、病気の部分を剪定したり、殺虫剤や殺菌剤で治療するなど、より抜本的な対策が必要になることもあります。

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観葉植物に元気がないときによくある質問とまとめ

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購入後、すぐに元気がなくなってしまった…

元々いた環境から移動して、日当たりや風通しなどの環境や水やりの頻度など変わったことより、植物は環境に適応しようとしている状況かもしれません。

植物は急な環境の変化を嫌います。

どちらにせよ、適応できるレベルの環境なのかはまだ観察が必要だと思います。

土が乾燥したらたっぷりと水やりを行い、もう少し様子を見ましょう。

葉っぱが変色してしまいました…これはなぜ?

まず考えられるのは…害虫の心配・日光不足・水切れなどです。

害虫は、葉っぱの付け根・葉っぱの裏側・枝の分かれ目を確認してみましょう。

日光が足りないと日を求めて、まず葉っぱが徒長したり、少しづつ垂れてきます。

それを更に放置すると、葉っぱが枯れてきます。それが変色の理由という可能性もあるでしょう。

また、生長期になると新芽がでてくるので新芽に力を注ぐために古い枝や葉を枯らすなんて場合もあります。

その場合に水切れが起きやすいので、観察はやはり必要です。

根腐れってどんなときですか?

案外わかりやすいシグナルはでているものです。下記をご覧ください。

  • 茎や幹が柔らかくなっていて、ブヨブヨとして弱々しい
  • 水をやったあと、水が染み込んでいくのが遅い
  • 水やり後に土の乾燥が明らかに遅い
  • 根っこが黒く変色しているとき
  • 土の表面にカビがみえる、カビっぽい臭いがする

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植物に元気がありません…助けてください!

植物に元気がないということは、本質としてはなんらかの環境が合っていないということです。

本当に改善したいのであれば、まずはこうやって知るために調べましょう。

そして、その元気がない植物のことも知りましょう。

植物によって日向・半日向・日陰が好き!水やりも好む植物も乾燥を好む植物もどちらもあります。

一概にこうしましょうと100%は断言できないので、その植物に合う環境を知り、その環境に近づけてあげることが重要だと思います。

まとめ

☑︎水やりは、『土の表面が乾燥したらたっぷりと』 こまめに水をあげすぎないこと

☑︎日当たりや風通しが悪く、土が湿った状態がつづくのは植物にとって生きづらい環境

☑︎気温・乾燥や湿度など季節特有の注意や環境整備も元気に育てるためには必要

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