読書が苦手な人はなぜ集中力が続かないのか?5つの原因と集中力のコツ
読書は、知識の増加などの多くのメリットを持ち、重要な能力である集中力も養うことができます。
しかし、読書が苦手で集中力が続かないという人もいるでしょう。
本記事では、その原因について考え、集中力を高めるコツを解説します。
この記事を読むあなたも読書の恩恵が受けられるために、ぜひ読むべき有益な情報になるはずです。
僕自身も読書が苦手でしたが、それらを克服した観点も含めてお伝えしていきたいと思います。
読書が苦手な人の集中力が続かない5つの原因
読書が苦手な人でも、集中力を上げるためにはどうすればいいのでしょうか?
本項では、読書が苦手な人の集中力が続かない原因について5つの観点から解説していきます。
下記内容について説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 読書や文章が苦手という先入観や思い込み
- 集中できる内的、外的環境が整っていない
- 展開や結論を早く求めすぎて過程で離脱しがち
- スマホやSNSに依存してしまっている
- 意味や目的がわからず時間の無駄だと思っている
読書や文章が苦手という先入観や思い込み
読書や文章が苦手という先入観や思い込みがある場合、その人は自分には読書や文章の能力がないと思い込んでいます。
その思い込みのせいで読書に対する抵抗感やストレスが生まれて、集中力が続かなくなる。
このような思い込みは、過去の経験や周囲の評価や誤った教育などから生まれることがあります。
しかし、読書や文章が苦手という先入観は、実際にはその人の能力を正確に反映しているわけではありません。
読書や文章は数を読んでいくうちに上達するため、初めから完璧にできる人はほとんどいません。
また、興味を持つ内容や読みやすい文章を選ぶことで、楽しみながら読書のスキルを向上させることもできます。
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集中できる内的、外的環境が整っていない
読書が苦手な人の集中力が続かない原因の一つに、「内的、外的環境が整っていない」ことが挙げられます。
内的環境とは、心身ともにリラックスしているか、ストレスや疲れ、仕事などの悩みがないかということです。
心身に疲れやストレスがあると、読書に集中することができず、別ことを考えてしまい途中で気が散ってしまいます。
実際、このケースは非常に多いと思いますし、読書を普段する人もよくあることでしょう。
一方で外的環境とは、周囲の状況や物理的な環境です。
たとえば、騒々しい場所で読書をすると、周囲の騒音に気が散ってしまい、集中力を維持することができません。
また、居心地が悪い椅子や机を使っていると、身体的なストレスが生じて、読書に集中できなくなります。
このような内的、外的環境が整っていない場合は、読書に集中することができなくなることが多いのです。
展開や結論を早く求めすぎて過程で離脱しがち
読書が苦手な人の集中力が続かない原因の一つに、「展開や結論を早く求めすぎる」ことが挙げられます。
つまり、過程を楽しむことよりも、物語や文章の結末や答えをすぐに知りたがる傾向があるということです。
このような傾向がある場合、物語や文章の展開について理解することができず、途中で飽きてしまったりします。
その考え方だと残念ながら、読書自体が苦痛に感じられるため、集中力が続かなくなってしまうでしょう。
この問題を解決するためには、普段から会話や物語や文章などの過程を楽しみ理解に努めることが大切です。
つまり、展開や結末に焦点を当てるのではなく、登場人物や状況を理解し、物語の中に入り込んで感情移入することが必要なのです。
スマホやSNSに依存してしまっている
読書が苦手な人の集中力が続かない原因の一つに、「スマホやSNSに依存してしまっている」ことが挙げられます。
つまり、スマホやSNSを使うことが習慣化しており、それが集中力の低下に繋がってしまうということです。
スマホやSNSによる情報の入手やコミュニケーションは手軽で簡単ですが、その反面、好奇心など刺激が強く集中力を途切れさせてしまうことがあります。
また、スマホやSNSによる情報の受け取りが楽しく、読書に比べて気軽であることから、読書に対する興味を減退させてしまうこともあるでしょう。
この問題を解決するためには、まずはスマホやSNSの使用時間を制限したり、依存の原因を知ることが必要なのです。
下記書籍は、スマホと人間の脳に関することを論理的に書かれていて非常におすすめです。
意味や目的がわからず時間の無駄だと思っている
読書が苦手な人の集中力が続かない原因の一つに、「意味や目的がわからず時間の無駄だと思ってしまう」ことが挙げられます。
つまり、読書に対して価値を見いだせず、必要性を感じられないため、集中力を保つことが難しいということです。
この問題を解決するためには、まずは読書の意味や目的を明確にすることが必要です。
例えば、自己啓発やスキルアップ、リラックスストレス解消、娯楽や趣味など、自分にとっての読書の価値を見つけることが大切です。
また、自分自身の興味や好きな分野に関する本を選ぶことで、楽しみながら読書に取り組むことにつながります。
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読書が苦手な人が集中力を高めるコツ
「読書は知識やスキルを向上させ、成長や人生の向上ののきっかけにもなる素晴らしい趣味」
などど言われていますが、実際には苦手意識を持つ人も少なくありません。
本項では集中することもできないという方に向け、集中力を高めるコツをご紹介します。
下記内容について説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 読書効果や有益性を知って思い込みを打破する
- 人からのお勧めではなく自分で興味のある本を選ぶ
- 自分の好きな映画やアニメなどのジャンルを考える
- 簡単な本でハードルを下げて読了の成功体験を得る
- 読書をする環境を整える(特に内面)
読書効果や有益性を知って思い込みを打破する
読書が苦手な人が集中力を高めるコツの一つに、読書効果や有益性を知ってマイナスな思い込みを打破することが挙げられます。
例えば、「読書は退屈だ」「読書は難しい」というようなマイナスな思い込みがある人は、読書に対してネガティブなイメージを持ってしまうため、集中力が続かない。
しかし、断言しますが、読書には様々な効果があるのは確実です。
例えば、知識や情報の習得、ストレス解消、脳の活性化など、様々なメリットがあります。
また、自分の興味や関心がある分野の本を読むことで、自分自身の成長や自己実現に繋がることもあります。
こういったメリットを知ることで、読書に対するネガティブな思い込みを打破することができます。
自分自身が読書の価値を認識することで、読書に集中することが自然とできるようになります。
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人からの勧めではなく自分で興味のある本を選ぶ
読書が苦手な人が集中力を高めるためのコツの1つは、自分自身が興味を持てた本を選ぶことです。
いくら信頼できる人から勧められた本であっても、自分が本当に興味を持っていなければ、読むこと自体が苦痛に感じることは普通にあります。
逆に、自分が関心を持っている本を自分で選ぶことで、その本を読むこと自体が楽しくなり、自然と集中力が高まることがあります。
(もちろん、信頼できる人の紹介の本がことごとくあたりの場合もあります。)
また、自分自身が興味を持っている本を選ぶことで、自己啓発や専門知識の習得など、自分自身にとって有益な知識を獲得できる可能性も高まります。
したがって、自分自身が興味を持っている本を選ぶことで、読書のモチベーションを維持し、集中力を高めることにつながるというわけです。
あくまで苦手な人に向けての話で、読書好きな僕の場合の例でいうと、人が面白いと思った本を自分が理解できないと悔しかったり、なんでだろうと疑問に思いもう1回読んだりもします。
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自分の好きな映画やアニメなどのジャンルを考える
自分の好きな映画やアニメなどを振り返ることで、自分がどのようなジャンルや題材に興味を持っているかを把握できます。
その興味のあるジャンルや題材に関連する本を選ぶことで、読書に対して前向きな気持ちで取り組むことにつながるはずです。
例えば、僕の場合は進撃の巨人などのダークファンタジーのアニメが好きなことに気づき、ノンフィクション小説の事件を取り上げたものや、シリアスな闇深い物語などの小説が好きなことにつながりました。
また、自分が好きな映画やアニメと同じようなテーマの本を探すことで、その作品と同じようなストーリーやキャラクターを本でも楽しむことができます。
これによって、読書に取り組むモチベーションが高まり、集中力を維持することができるようになるでしょう。
さらに、自分が好きな作品やキャラクターに関する本は、読むことでより深く理解できる場合もあります。
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簡単な本でハードルを下げて読了の成功体験を得る
読書が苦手な人が集中力を高めるコツの一つに、まずは簡単な本から始めることが挙げられます。
読書に慣れていない人にとって、難解な書籍から読むことは集中力を維持することは非常に困難です。
そのため、まずは読みやすい本を選び、読了することで成功体験を得ることがとても大切です。
たとえば、絵本や漫画、軽い短めの小説や短編集など、興味のあるジャンルで簡単に読める本を選ぶことができます。
そして、その本を読むことで、読書に慣れることにもつながっていくでしょう。
こうすることで、集中力を高めながら、自信を持って読書に取り組むことができるのです。
読書をする環境を整える(特に内面)
読書が苦手な人が集中力を高めるには、読書をする環境を整えることが大切です。
まず、集中力を高めるためには、内的な部分で心身ともにリラックスしていることが必要です。
仕事のことで頭がいっぱいだったり、疲れやストレスがあると、読書に集中することはかなり難しくなります。
逆に一度、本に没頭できることを覚えると、日常のストレスや仕事の悩みなどから離脱することができて、それらのストレスを解消することにつながるのです。
また、読書の前には、外部からの刺激を極力減らすことも大切です。
静かで明るい場所で読書することで、周囲の刺激を減らし、集中力を高めることができるでしょう。
読書の前には、自分自身に専用に読書の時間や場所(スペース)を与えたり作ることも重要ということです。
自分自身のペースとスペースで読書をすることで、読書に没頭しやすくなります。
これらの内的、外的環境の整備によって、読書が苦手な人でも集中力を高め、効率的な読書を行うことができます。
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