観葉植物の植え替え後は心配!枯れるのはなぜ?理由とポイント
観葉植物の植え替え後、新しい環境への適応やストレスによって枯れてしまうことが意外にも多いのです。
そこで本記事では、植え替え後に枯れる理由とそれを防ぐためのポイントについて紹介します。
適切な植え替え手順や水やり、環境の整備など、初心者でも実践可能な対策をご紹介します。
筆者自身の経験則や、読了書籍やリサーチした情報を絡めてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
観葉植物の植え替え後に枯れる主な理由
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観葉植物の植え替え後に枯れてしまうことは多くの人が経験することです…
しかし、その理由を知り、適切な対策を取ることで枯れを防ぐことができます!
そこで本項では、観葉植物が植え替え後に枯れる主な理由(下記)について解説します。
- 適切な鉢や土が用意できてなかった
- 適切な植え替え手順が行われていなかった
- 植え替え後の水やりに問題がある
- 植物のストレスや適応不良のため
適切な鉢や土が用意できてなかった
「適切な鉢や土」が用意されていないと、観葉植物は植え替え後に枯れることがあります。
鉢のサイズは根の成長に合わせて選ぶ必要があり、小さすぎると根が窮屈になり、大きすぎると水の排水や根の支えが難しくなります。
また、適切な土壌は植物の栄養吸収や水の保持に重要です。
土壌は排水性が良く、通気性がありながらも水分や栄養を保持する能力が必要です。
したがって、鉢と土の選択は植え替え成功の基本となるということを理解しましょう。
初心者の方でも、植物に合った鉢と適切な土壌を選ぶことで、植え替え後の植物の健康を保つことができます。
適切な植え替え手順が行われていなかった
「適切な植え替え手順」が行われないと、観葉植物の根にダメージが生じ、枯れる可能性があります。
植え替え時には、植物の根を傷つけずに慎重に取り扱い、古い鉢から植物を取り出します。
そして根を軽くほぐし、新しい鉢に適切な土を入れして植物を配置したあと、新しい土を追加し、軽く押さえながら固定します。
適切な手順を守らないと、根が傷つき栄養吸収や水分の取り込みが困難になります。
これにより植物は栄養不足や水ストレスになり、枯れてしまうことが多いです。
初心者でも慎重な手順を実行し、植物の根にダメージを与えないように注意することが重要でしょう。
植え替え後の水やりに問題がある
植え替え後の「水やりに問題」があると、観葉植物は枯れる可能性があります。
水やりが過剰または不足していると、植物の根が適切な状態にならず、栄養や水分の吸収が困難になります。
適切な水やりは、一般的に土壌が乾いたらたっぷりと水を与えることです。
過剰な水やりは根の酸素不足や根腐れを引き起こし、不適切な水やりは根からの水分吸収を邪魔します。
ですから、植物の環境条件に応じて水やりの頻度と量を調整しましょう。
初心者でも土の乾き具合を確認し、適切な水やりを行うことで植物の健康を維持できます。
植物のストレスや適応不良のため
植え替え後に観葉植物が枯れる主な理由は、「植物のストレスや適応不良」です。
植物は新しい環境に適応するために時間が必要であり、植え替えはその過程でストレスを引き起こします。
先述しているように新しい鉢や土、水やりの変化、光や温度の条件の変化などが主な原因となります。
植物は根を再生し、新たな根を伸ばして新しい土に適応する必要があるため、一時的に成長が停止し、枯れる可能性があります。
初心者でも植え替え後の植物に対して環境を安定させ、適切なケアと根の成長を促すことが大切です。
十分な注意と観察を行なって、植物が新しい環境に順応するのを支えましょう。
観葉植物の植え替えで気をつけたいポイント
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観葉植物の植え替えは、健康な成長を促すために重要な作業です。
しかし先述のように、適切な手順を踏まないと植物にストレスを与え、枯れる可能性があります。
そこで本項では、「観葉植物の植え替えで気をつけたいポイント」について詳しく解説します。
- 適切な鉢と土の選択
- 植え替え時期の選定
- 正しい植え替え手順
- 水やりに注意する
- 適切な環境の整備
適切な鉢と土の選択
観葉植物の植え替えで適切な鉢と土を選ぶことが重要です。
鉢は植物の根に適したサイズを選び、「排水穴」があることが望ましいです。
土は植物の栄養吸収や水の保持に影響します。
適切な土壌は通気性があり、排水性が良く、水分や栄養を保持できるものです。
一般的に、観葉植物用の特別な土や多肉植物用の土が利用されたり、専用の土壌ミックスを使用したり、自分で土を調合すること多いです。
初心者でも、植物に合ったサイズの鉢と適切な土壌を選ぶことで、植え替え後の植物の健康につながります。
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植え替え時期の選定
観葉植物の植え替えを、適切な植え替え時期に行うことも非常に大切です。
一般的には成長期の始めや春から夏に行います。
成長期の始めは新しい根が活発に成長する時期で、植え替えに最適なのです。
春から夏は温かくて湿度の高い環境で植物が活発に成長するため、植え替え後の根の回復が早くなります。
しかし、一部の植物は秋や冬に植え替えを行うこともあり、種類や個々の成長状態にもよるので、品種ごとの情報を参考にすると良いでしょう。
適切な植え替え時期に行うことで、植物のストレスを最小限に抑え、健康な成長につながります。
正しい植え替え手順
観葉植物の植え替え時に気をつけるべきポイントは以下の通りです。
STEP1:鉢の準備
新しい鉢を選び、植物の根が広がるスペースを考慮します。鉢には十分な排水穴があることを確認しましょう。
STEP2:植物の取り出し
古い鉢から植物を取り出す際に、根を傷つけないように慎重に行います。
STEP3:根の整理
根を軽くほぐし、古い土や傷んだ根を取り除きます。健康な根を残すように注意しましょう。
STEP4:新しい鉢への植え付け
新しい鉢に適切な土を入れ、植物を中央に配置します。根が広がるように土を追加し、軽く押さえながら固定します。
STEP5:水やりとケア
植え替え後は適切な水やりを行い、植物が根付くまで特別なケアをします。水やりのタイミングや量を植物のニーズに合わせて調整しましょう。
STEP6:環境の安定
新しい環境で植物が順応するために、適切な日光や温度、湿度を提供します。
初心者でもこれらの手順に従い、植物の健康な成長をサポートすることができます。
水やりに注意する
植え替え後の水やりには以下のポイントに注意しましょう。
- 植え替え直後は控えめに水やりを行い、根が新しい土に適応するまで待つ
- 土の湿度を直接確認し、土の表面が乾いたら適量の水を与える
- 植物の種類や環境によって異なるため、植物の状態を観察して適切な頻度で水やりを行う
- 水の品質にも気を配りましょう。塩分や化学物質が含まれていない清潔な水を使う
- 極端な冷水や熱すぎる水は植物にストレスを与える可能性があるため、室温に近い水を使う
これらのポイントを覚えて、適切な水やりを心がけましょう。植物の健康維持に役立ちます。
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適切な環境の整備
観葉植物の植え替えで適切な環境を整備するためには以下のポイントに留意しましょう。
☑︎日光の調節
植物の種類に応じて、十分な日光を受けるか、あるいは日光を遮る必要があります。
直射日光が強すぎる場合は遮光ネットやカーテンで調節しましょう。
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☑︎温度と湿度の管理
植物の好む温度と湿度に合わせた環境を整えます。
室温が適切であるか、乾燥していないかを確認し、必要に応じて加湿器や霧吹きを利用します。
☑︎風通しと換気
適度な風通しを確保し、室内の空気を新鮮に保ちます。
窓を開けたり、扇風機を使って換気を行いましょう。
☑︎害虫や病気の予防
害虫や病気の発生を予防するため、定期的な観察と予防処置が重要です。
葉の裏面や茎の状態をチェックし、必要に応じて害虫駆除や病気予防の対策を行います。
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これらのポイントを意識して、観葉植物に適した環境を整えましょう。
適切な環境下で育てることで、植物の健康な成長を促すことができます。