放置してもいいの?観葉植物からキノコが出てきた時にするべきこと
観葉植物からキノコが出てきた場合、放置しても大丈夫なのかどうするべきか悩んでしまいますよね。
キノコの出現は植物の健康や環境条件のサインかもしれません…。
そこで本記事では、キノコがでてきた時に放置するとどうなるのか、その際にするべきことを解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物から出てきたキノコを放置すると…
出典:Pexels
観葉植物から突然キノコが出現することは驚きですが、放置すると問題が生じる場合もあります。
本項では、キノコを放置することによって起こりうるリスクや影響について探っていきます。(下記)
- 害はないが生育環境に注意
- きのこが成長するか腐敗するか
- 害虫や病気を呼ぶ可能性にはなる
害はないが生育環境に注意
キノコを放置すると、特に有毒性など植物自体が枯れるというリスクは少ないですが、ただし、その生育環境には注意が必要です。
そもそもキノコが生えてくるということは、多湿であったり通気性が悪いなどの環境条件なことが多いです。
その多湿や通気性の悪さは、土がカビたり、根腐れを起こしたりなど、植物自体の生育環境が良くない可能性が高いのです。
ですから、キノコが発生したその環境には注意する必要があるというわけです。
きのこが成長するか腐敗するか
観葉植物から出てきたキノコを放置すると、二つの可能性があります。
一つは、キノコが成長し続けることです。
先述の通り、キノコは湿度や温度などの条件が揃っているのであれば、栄養分を分解して成長します。
もう一つは、キノコが腐敗することです。
キノコは一時的な存在であり、十分な栄養源や環境がなければすぐに腐敗します。
栄養分が不足したり、乾燥した環境に置かれたりすると、キノコは傷みやなくなる可能性が高まるというわけです。
成長するか腐敗するかは、キノコの種類や環境条件によって異なります。
最終的に、キノコにとって生育環境が悪くなれば、放置していても自然消滅する可能性が高まります。
害虫や病気を呼ぶ可能性にはなる
観葉植物から出てきたキノコを放置すると、害虫や病気のリスクが高まる可能性があります。
キノコは湿度や栄養分を好むため、放置されたキノコは周囲の環境を害虫や病原菌にとって魅力的な場所に変えることがあるのです。
あわせて、害虫はキノコを餌として利用し、増殖や繁殖を行う可能性もあります。
また、キノコ自体に病原菌が存在する場合、それが他の植物に感染する可能性もあるでしょう。
そのため、放置されたキノコは周囲の植物に対して害虫や病気の拡散のリスクを引き起こす可能性があるので、早めの取り除きや周囲の清掃が必要です。
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観葉植物からキノコが出てきた時にするべきこと
出典:Pexels
観葉植物からキノコが出現すると、不思議で興味深い出来事ですが、同時に適切な対応が求められます。
そこで本項では、観葉植物からキノコが出てきた場合にするべきことについて解説します。(下記)
- 古い土の場合は入れ替える
- 多湿などの生育環境を見直す
- その都度キノコを取り除く
- 周囲を清潔にケアする
古い土の場合は入れ替える
観葉植物からキノコが出てきた場合、古い土自体が原因である可能性があります。
古い土は栄養が枯渇し、湿度の調節や通気性が悪くなっていることが多々あるのです。
キノコはこれらの条件を好むため、古い土ではキノコの発生が促進されている可能性があるでしょう。
そのため、キノコが出てきた場合は、まず古い土を入れ替えることが重要というわけです。
新しい土を用意し、慎重に根を傷つけないように植物を取り出し、古い土を取り除きます。
そして、新しい土を追加して植物を再植えし、適切な栄養と生育環境を提供します。
これにより、キノコの再発生を抑え、植物の健康を保つことへとつながるでしょう。
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多湿などの生育環境を見直す
観葉植物からキノコが出てきた場合、生育環境を見直すことも重要です。
先述の通り、キノコは湿度や通気性の良くない環境を好みます。
☑︎POINT
- 湿度を適切に調節するため、過度の水やりを避け、根の水分量をコントロールする。
- 水の滞留や湿度の高い場所を防ぐため、鉢の下のトレイの水を適宜取り除く。
- 植物の周りの空気の流れを確保し、通気性を高めるために定期的な換気を行う。
これらによって、湿度や通気性のバランスを整え、キノコの再発生を防ぐことにつながるでしょう。
ただし、植物の種類や環境条件によって異なるため、個別のケアについては植物の特性を考慮し、適切な対策を行うことも重要です。
その都度キノコを取り除く
観葉植物からキノコが出てきた場合、その都度キノコを取り除くことが重要です。
キノコは胞子を撒き散らすことで、再発生することが多いため、手袋やピンセットを使い、キノコを根元か都度取り除きます。
また、キノコの胞子が他の部分に付着しないように注意し、取り除いたキノコは廃棄します。
こういった対応により、キノコの胞子が周囲に広がることや、再発生を抑えることにつながるでしょう。
定期的に植物を観察し、キノコが出現したら迅速に対処することで、植物の健康を維持することができます。
周囲を清潔にケアする
観葉植物からキノコが出てきた場合、周囲の清潔さを保つことが重要です。
キノコは菌類であり、周囲の環境にも影響を与えます。
まずはキノコを取り除き、残った胞子が広がらないようにします。
その後、植物周辺の土や葉をきれいに掃除し、落ち葉や枯れた植物の部分を取り除きます。
これによってキノコの再発生や害虫の拡散のリスクを減らし、健康な環境を維持します。
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