観葉植物に葉水はなぜ必要?その効果と注意するべきこととは?

観葉植物に葉水はなぜ必要?その効果と注意するべきこととは?

観葉植物に葉水はなぜ必要なのかご存知でしょうか?

 

葉水は霧吹きで、葉に水をかけることで、植物にとって水分補給源とされていたりメリットは多くあります。

 

そこで本記事では、観葉植物に葉水がなぜ必要なのかを説明し、効果と注意点について解説します。

 

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

 

 

観葉植物に葉水が必要な理由と効果

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出典:Pexels

 

観葉植物にとって葉水はなぜ必要なのか…。

 

本項では、その理由と効果について解説し、観葉植物に葉水を与える重要性を探ります。

 

  • 水分補給になり生長にも必要
  • 葉っぱの乾燥を防げる
  • 空間湿度を上げことができる
  • 葉っぱの汚れを落とせる
  • 害虫や病気の予防になる

 

水分補給になり生長にも必要

観葉植物に葉水が必要な理由は、「水分補給と生長の促進」になるからです。

 

葉水は根からの水分吸収だけでは不足する場合、葉の表面から水分を吸収し補給します。

 

水は植物の生命維持に欠かせず、葉水によって植物は適切な水分を得て成長につながるのです。

 

葉水は植物の生長に重要な役割を果たし、健康な状態を維持するために欠かせない要素と言えるでしょう。

 

葉っぱの乾燥を防げる

観葉植物に葉水を与えることで、「葉っぱの乾燥を防ぐ」ことができます。

 

葉水により、葉の表面に水分が供給されるため、蒸発による水分の損失を抑えることができます。

 

特に乾燥した環境では、葉の乾燥が植物の健康に悪影響を及ぼし、葉が枯れることもあり葉水は有効です。

 

葉の乾燥を防ぐことにより、植物は充分な水分を保ち、健康な状態を維持することができるでしょう。

 

空間湿度を上げことができる

観葉植物に葉水を与えることで、「空間湿度を上げる」ことができます。

 

葉水により葉の表面に水滴が付着し、その水滴が蒸発することで周囲の湿度が上昇します。

 

乾燥した室内環境では、葉水によって植物の周囲の湿度を調節することができるのです。

 

適切な湿度は観葉植物にとって健康的な成長に重要であり、また空気中の乾燥を緩和し快適な環境を提供する効果もあります。

 

葉っぱの汚れを落とせる

観葉植物に葉水を与えることで、「葉っぱの汚れを落とす」ことができます。

 

葉の表面にはほこりや汚れが付着し、それが光合成や気孔の働きをさまたげることがあります。

 

葉水を与えることで、水滴が葉の表面を洗い流し、汚れを取り除く効果があります。

 

これにより、葉の光合成効率が向上し、植物が健康な状態を保つことができるというわけです。

 

葉っぱの清潔さは観葉植物の美しさと健康に欠かせない大事な要素でしょう。

 

害虫や病気の予防になる

観葉植物に葉水を与えることで、「害虫や病気の予防」に効果があります。

 

清潔な葉は病気や害虫の侵入経路を減らし、植物の免疫力を高めます。

 

葉水により、葉の表面のほこりや汚れが洗い流され、病原菌や害虫の繁殖を防ぐことができるというわけです。

 

また、葉水に液体肥料などを加えるのも効果的で、葉っぱが栄養素を与えることもできます。

 

定期的な葉水による清掃と予防策は、観葉植物の健康状態を維持し、病気や害虫の発生を抑制するでしょう。

 

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観葉植物に葉水をする際の注意ポイント

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観葉植物の葉水は重要ですが、適切な方法で行い注意するポイントもあります。

 

そこで、本項では葉水の際に注意するべきポイント(下記題材)を解説します。

 

  • 葉っぱの裏側も葉水する
  • 根本や土にはカビ、根腐れに注意
  • 真菌感染症や過剰な湿度に注意
  • 屋内の風通しや通気性を確保する
  • 多肉植物やサボテンには必要なし

 

葉っぱの裏側も葉水する

観葉植物に葉水をする際の注意ポイントは、葉っぱの裏側も葉水することです。

 

葉の裏側に水滴を与えると、葉からの水分吸収が促進され、植物の栄養吸収や生長に有益です。

 

また、裏側の清掃は病原菌や害虫の発生を防ぐことにもつながります。

 

適量の葉水と注意深い取り扱いによって、観葉植物の健康状態を維持し、葉の美しさや植物の成長を促進することができるでしょう。

 

根本や土にはカビ、根腐れに注意

観葉植物に葉水をする際の注意ポイントは、根本や土にはなるべく葉水をせず、カビや根腐れに注意することです。

 

基本的に葉水は、葉っぱ自体に与えることが望ましいです。

 

根本や土にも葉水を毎日行い、水がたまると湿度が高まり、病原菌やカビの繁殖を招く可能性があるからです。

 

その結果、土壌にカビが発生してしまったり、過湿が原因で根腐れにつながるかもしれません。

 

根の健康と土の通気性を保ちながら、植物の病気や根腐れのリスクを最小限に抑えることが大切です。

 

真菌感染症や過剰な湿度に注意

観葉植物に葉水をする際の注意ポイントは、真菌感染症や過剰な湿度に注意することです。

 

真菌感染症は、高い湿度→カビの発生→菌が蔓延→葉っぱが変色という流れで、感染していきます。

 

過湿は真菌や病原菌の繁殖を促し、葉や根の病気を引き起こす可能性があるため注意するべきなのです。

 

ですから、葉水は必要ですが、風通りや乾かす環境などに気をつけ、高い湿度には気をつけるべきでしょう。

 

葉水を行う上で、植物の生育環境を整え、真菌感染症と過剰な湿度を防ぐことが欠かせません。

 

屋内の風通しや通気性を確保する

観葉植物に葉水をする際の注意ポイントは、屋内の風通しや通気性を確保することです。

 

十分な風通しを確保することで、湿度の調節や葉の乾燥を促進し、病気や害虫、菌の発生を予防します。

 

植物を置く場所は室内の換気が良く、窓や扇風機の近くなど風が通りやすい場所を確保しましょう。

 

また、植物同士の密集を避けたり、定期的に剪定を行い、葉同士が触れ合わないように管理も必要です。

 

適切な通気性と風の流れは観葉植物の健康を保つために重要になります。

 

多肉植物やサボテンには必要なし

多肉植物やサボテンは水分を葉から蓄える能力が高く、根からの水分吸収が主な水源ですので、葉水は必要ありません。

 

これらの植物は乾燥に適応しており、過剰な水や湿度が根腐れや菌感染のリスクを引き起こす可能性があります。

 

適度な乾燥を保ち、水やりは土部分に集中させることが大切です。

 

多肉植物やサボテンは節水性が高いため、葉水を行わず適切な管理をすることで、健康で美しい状態を維持できるでしょう。

 

 

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