観葉植物の具体的な剪定の仕方や切る場所は?わかりやすく画像で説明
観葉植物の剪定の仕方や切る場所は、美しいかつ健康な植物を育てるために不可欠な知識です。
正しい剪定方法を知ることで、植物の形を整え、バランスを保ちながらしっかりとした成長を促進できます。
そこで本記事では、分かりやすく実際の画像を交え、観葉植物の具体的な剪定方法や切る場所を解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物の具体的な剪定の仕方や種類とは
出典:Pexels
観葉植物の剪定は、健康的な成長と美しい外見を維持するために重要なお手入れです。
そこで本項では、具体的な剪定の仕方や基本、剪定の種類について解説します。(下記題材)
- 剪定の目的と成長点について
- 枝の本数を間引く剪定
- 枝分かれを切り戻す剪定
- 長さを均等に整える剪定
- 枝を全て切る丸坊主剪定
剪定の目的と成長点について
観葉植物の剪定は、植物の成長を促進し、健康を保つために行います。
剪定の目的は、植物の形を整え美しさを引き立てることや、健康な成長、健全な生育環境などのためです。
剪定によって不要な枝や葉を取り除くことで、植物のエネルギーを健康的な成長へ集中させることができます。
成長点とは、新しい葉や芽が成長する場所で、成長点を考慮して剪定すると、側枝の発芽を促進し、植物の全体的な成長をサポートします。
逆を言うと、成長点を傷つけてはいけないということです。
適切な剪定や成長点を理解することは、観葉植物が美しく健康的に成長するために重要なのです。
あわせて読みたい→観葉植物の剪定は成長点や節を見る事が大事!?正しい剪定方法とは?
枝の本数を間引く剪定
枝の本数を間引く剪定は、観葉植物の成長バランスをコントロールする方法です。
また、植物が密集しすぎたり、健康的な成長を妨げる場合に行います。
間引く際は、不要な枝や弱っている枝を選んで切り取り、これにより、他の枝にエネルギーが集中し、植物全体がより健康的に成長するというわけです。
ただし剪定する際は、健康な枝を優先し、過度に間引かないように注意しましょう。
間引く剪定は植物の形を整えるだけでなく、通気性を改善し、病気や虫害のリスクを軽減する効果もあります。
枝分かれを切り戻す剪定
枝分かれを切り戻す剪定は、観葉植物の健康的な成長バランスといい形を促進するために行います。
成長点から枝が分かれた部分を切り戻すことで、健康な枝を刺激し、より多くの新芽を成長させます。
枝分かれを切り戻すことで、植物の形も整えることができ、密集した枝を整理し通気性を向上させます。
適切な時期に行うことで、観葉植物を美しく健康に保ち、栽培を楽しむことができるでしょう。
長さを均等に整える剪定
長さを均等に整える剪定は、観葉植物の外見を整え美しく見せる方法です。
成長した枝や葉を、他の部分と同じ長さに揃えて切りそろえます。
これにより、植物全体のバランスが整い、美しい形に整えられます。
剪定する際は、均等に切ることに注意し、植物に負担をかけないようにしましょう。
過度な剪定は成長を妨げる可能性があるため、程々に行うことが大切です。
枝を全て切る丸坊主剪定
丸坊主剪定は、観葉植物の枝をほぼ全て切り取る剪定方法です。
古くなった植物や成長が乱れたり、虫害によって植物が弱った場合に行います。
植物を根元近くで切り戻すことで、新しい成長を促進し、健康な状態に復活させることを目的とします。
ただし、丸坊主剪定は植物に負担がかかるため、植物の種類や健康状態を考慮し、慎重に行う必要があります。
十分なケアと適切な環境下で行うことで、再び美しい観葉植物として成長へとつながるでしょう。
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観葉植物の剪定で具体的に切る場所(画像あり)
出典:Pexels
観葉植物の剪定は、美しい姿を保つために欠かせない園芸の技術ですが、適切な場所での剪定が重要です。
そこで本項では、観葉植物の剪定において具体的に切るべき場所について解説します。(下記題材)
- 葉のついた節の先で切る
- 根元に近い節の先で切る
- 枯れた古い枝は全て切る
- 切り口は斜めにして切る
葉のついた節の先で切る
葉のついた節の先で切るとは、葉が茎に付いている場所(節)を基準にして剪定することを意味します。
これは、新しい成長を促進し、健康な枝を形成するため、節の先で切ります。
葉のついた節では、成長点が活発であり、剪定によって新しい葉や芽が出やすくなります。
ただし、切りすぎないように注意し、植物のバランスを保つために必要な葉を残すよう心掛けましょう。
適切な剪定は、観葉植物の美しさと健康維持に役立ちます。
根元に近い節の先で切る
根元に近い節の先で切るとは、枝や茎が根元(植物の根元に近い部分)で他にも分かれて枝葉がついている節を基準にして切ることを指します。
この方法は、古くなった部分や成長が弱っている部分を切り戻す際に使われます。
根元に近い節の先で切ることで、別の枝葉の新しい成長を促進し、植物を健康な状態に戻すことができます。
ただし、根元に近い節の切り過ぎには注意が必要で、適切なバランスを保ちながら行うことが大切です。
枯れた古い枝は全て切る
枯れた古い枝は全て切るとは、植物全体の健康な状態を保つために、完全に枯れている枝や古い枝を根元からすべて切り取ることを指します。
これにより、植物のエネルギーが健康な部分に集中し、新しい成長を促進します。
枯れた枝は新芽が出ないばかりか、病気や害虫の原因ともなるため、適切な時期に切り取りましょう。
ただし、剪定の際は健康な部分を間違えないよう注意して行い、植物のバランスを保つことが大切です。
切り口は斜めにして切る
切り口は斜めにして切るとは、剪定用のはさみや刃物を使い、枝や茎を切る際に切り口を斜めにすることを指します。
斜めに切ることで枝や茎が水平に水をためることを防ぎ、腐敗や病気のリスクを減らす効果もあります。
また、切り口の表面積が増え、水分や養分の吸収が促進され、水耕で挿し木する際に芽がでやすくなります。
適切な斜めの角度で切ることで、観葉植物の健康を保ちながら、美しい形を整えることにつながるでしょう。
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