観葉植物が枯れたのは栄養剤のせい?栄養剤の意味や枯れる原因に迫る

観葉植物が枯れたのは栄養剤(活力剤)のせい?栄養剤の意味や枯れる原因に迫る

観葉植物が枯れる原因には栄養剤が影響することもありますが、栄養剤が枯れの大きな要因ではありません。

枯れる原因は他にも多様で、日光、水やり、土壌など生育環境が悪いなどの方が原因としては重要です。

そこで本記事では、栄養剤の意味や枯れの主な原因に迫り、より健康な観葉植物の育て方を解説します。

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

観葉植物は栄養剤(活力剤)のせいで枯れたわけではない?

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出典:Pexels

冒頭にもある通り、観葉植物が枯れた原因が必ずしも栄養剤とは限らないというのは、本サイトの見解です。

そこで本項では、栄養剤の意味や、枯れることとの関係性について解説します。(下記題材)

  • 栄養剤は弱っている時に使うもの
  • 肥料の場合は原因の可能性もある
  • 枯れはじめにあげても意味がない
  • 本質的な原因は生育環境にあり!

 

栄養剤は弱っている時に使うもの

おそらく観葉植物は栄養剤のせいで枯れたわけではなく、別の原因(後術)の方が大きいでしょう。

そもそも栄養剤は植物が元気を失い、栄養不足の時に使用するサプリのようなものです。

植物が弱っているときには、葉が黄色くなったり、成長が鈍化したりします。

本来は、そんなときに栄養剤を与えることで、植物は元気を取り戻し、健康のサポートをするのです。

ただし、過剰な栄養剤は逆効果で、正しい量を使い、他の要因も注意しながら植物を育てることが大切でしょう。

肥料の場合は原因の可能性もある

観葉植物は栄養剤のせいで枯れたわけではないが、肥料の場合は枯れる原因となる可能性もあります。

ちなみに、肥料は栄養剤よりも栄養分の成分量が多いという特徴があります。

過剰な肥料は根や土壌を傷つけ、根の吸水が妨げられ、肥料やけをおこし枯れる場合もあるのです。

さらに、植物に適さない肥料を使うと栄養バランスが崩れ、弱ったり病気にかかったりもします。

正しい種類と量の肥料を慎重に選び、植物の状態を常に見守ることが大切です。

枯れはじめにあげても意味がない

枯れ始めに栄養剤をあげてもすでに手遅れの場合が多く、意味がないかもしれません。

観葉植物が枯れるのは、多くの要因が複合的に影響しています。

詳しくは後術もしますが、例えば過剰な水やり、日光不足、根の問題、土の問題、風通しの問題、肥料やけ、などが考えられます。

つまり、枯れ始めに根本的な原因を特定し、適切なケアを行うことが重要ということです。

栄養剤は元気回復に役立つ場合もありますが、生育に対する予防と適切な管理が植物の健康を守る鍵になるでしょう。

本質的な原因は生育環境にあり!

総じていうと、観葉植物が枯れる原因は栄養剤というより、本質的な原因は生育環境にあります。

適切な日光量、水やり、湿度、温度、土壌などが植物の成長に適切な環境が重要です。

あくまで栄養剤は足りない要素をサポートするものであって、本質的な生育の改善には役立ちません。

観葉植物を元気よく健康に育てるには、本質的な生育環境を整え、丁寧なケアを心掛けることが大切でしょう。

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初心者が陥りがちな観葉植物を枯らす原因7選

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観葉植物を育てる楽しさと癒しはたまりませんが、残念ながら初心者の方が陥りがちな失敗も多々あります。

そこで本項では、観葉植物を枯らす主な原因や間違いを7つご紹介します。(下記題材)

  1. 毎日水をあげるという勘違い
  2. 忙しくて水やりを忘れている
  3. 直視日光にずっと当てている
  4. 置き場所がなく日光が少ない
  5. 土を乾かす重要性を知らない
  6. 夏越し、冬越しの対策がない
  7. 肥料をただひたすらあげてる

 

毎日水をあげるという勘違い

初心者が陥りがちな観葉植物を枯らす原因の1つは、毎日水をあげるという勘違いです。

過剰な水やりは根腐れの原因となり、根が酸素を取り込めずに植物が弱り溺死してしまいます。

観葉植物は乾燥にも耐性があるため、基本は土の表面がしっかり乾いてからたっぷりと与えるのが良いです。

土の湿り具合を都度確認し、過剰な水やりがかえって植物を苦しめていることを理解しましょう。

あわせて読みたい→毎日やるべき!?観葉植物の水やりは毎日必要なのかを解説!

忙しくて水やりを忘れている

初心者が観葉植物を枯らす原因の1つは、忙しくて水やりを忘れることです。

観葉植物は適切な水分が必要で、先述しているように乾燥に対する耐性があります。

しかし、長期間にわたって水を与えないと根が干からびてしまい、植物が弱り、最後は枯れます。

忙しい日々でも、定期的に土の湿り具合を確認し、必要に応じて適切な水やりを心掛けましょう。

また、植物の水やりチェッカーなどを活用してみるのもいいかもしれません。

あわせて読みたい→観葉植物には水やりチェッカーが有能だった?おすすめと使い方

直視日光にずっと当てている

初心者が観葉植物を枯らす原因の1つは、直視日光にずっと当てていることです。

観葉植物は直射日光に弱く、強い日光は大きなストレスであり、葉が焼けたり、ついには枯れたりもします。

遮光ネットやレースカーテンを使い、間接的な光にするか、明るい場所で適度な日陰を与えましょう。

植物が健康に育つためには、適切な光環境を提供することも非常に大切です。

あわせて読みたい→観葉植物を直射日光にあてると枯れる!?室内の適切な日当たりとは

置き場所がなく日光が少ない

初心者が観葉植物を枯らす原因の1つは、置き場所がなく日光があまりにも少ないことです。

観葉植物は光合成に日光が必要で、十分な明るさがないと成長が停滞し、葉が黄色くなったり伸びたりします。

できるだけ明るい場所に置き、窓際のカーテン越しの日光を受ける場所で育てたり、日当たりも重要です。

どうしても日光不足の場合は、人工光源を使うなどして補完するのも良いでしょう。

あわせて読みたい→観葉植物を置く場所の日光不足対策5選!耐陰性のある植物7選も紹介

土を乾かす重要性を知らない

初心者が観葉植物を枯らす原因の1つは、土を乾かす重要性を知らないことです。

過剰な水やりからつながって、土が長時間湿っていると、根が酸素を取り込めず根腐れのリスクが高まります。

ですから、土の表面が乾いたら適量の水を与え、過剰な水やりに注意しましょう。

また、あまりにも乾きが悪いときは、土を入れ替えたり、風通しをさらに確保したりなども必要かもしれません。

あわせて読みたい→観葉植物の土が乾かないし水はけも悪いのはなぜ?原因と対処法とは

夏越し、冬越しの対策がない

初心者が観葉植物を枯らす原因の1つは、夏越しや冬越しの対策がないことです。

季節の変化に適応できないと、植物はストレスを受けて枯れてしまうことも多くあります。

夏には日陰に移動したり水やりを調整し、冬には寒さに耐える場所を確保したり保温対策を行うことが必要なのです。

季節の変化にあわせて適切な環境を整えることで、植物は元気に成長します。

あわせて読みたい→夏や冬の観葉植物の根腐れ対策とは?各季節で注意するべきことを解説

肥料をただひたすらあげてる

初心者が観葉植物を枯らす原因の1つは、肥料をただひたすらあげてしまうことです。

過剰な肥料は根を傷つけ、塩分濃度が高くなり、肥料やけをおこし植物に負担をかけます。

植物の成長に必要な栄養を補充するためには肥料が必要ですが、適切な量と頻度を守りましょう。

土の状態を確認し、肥料の指示に従って使用することで、観葉植物を健康に育てることができます。

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