観葉植物を部屋に置くとやっぱり虫はでるの?気になる疑問にお答え!
観葉植物を部屋に置く前に、虫がでるのかどうかは気になることかもしれません。
たしかに、虫の発生は避けられない部分もありますが、心配しなくて大丈夫です。
本記事では、観葉植物に虫が発生するのかどうかの結論と、その対策や予防についてもしっかり解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物を部屋に置くと虫(コバエ)は避けられない
出典:Pexels
観葉植物を部屋に置くと虫が発生するのかは、これから植物を置こうとするあなたにとって大きな問題でしょう。
そこで本項ではまず、その疑問に対する結論と理由をわかりやすく解説します。(下記題材)
- コバエは高確率で発生する
- 植物というより土が発生源
- それ以外はそこまででない
コバエは高確率で発生する
結論ですが、観葉植物を部屋に置くと、「コバエ」が発生するのは、まず避けられないでしょう。
これは、植物の水やりで湿っている土壌を好むコバエにとって、理想的な環境となり、コバエは植物の土壌に産卵し、幼虫が発生していくからです。
土壌中の有機物や湿気を好んで摂取し成長するため、観葉植物の鉢の中は彼らにとって魅力的な場所なのです。
これらは、植物の水やりを適切に管理し、土壌の乾燥を促したりなど対策はありますが、完全に防ぐことは難しいというのが経験上、本当のところです。
ですが、定期的な清掃や虫除け対策を行いながら、できる限り虫の発生を防ぐことはできます。(後半で説明)
あわせて読みたい→これで大丈夫!観葉植物の周りに出てくるコバエの予防策9選
植物というより土が発生源
観葉植物を部屋に置くと、虫(主にコバエ)が発生するのは、植物そのものよりもむしろ「土が発生源」となっていることが主な原因です。
先述のように、コバエは土壌中の有機物や湿度が好きで、植物の土壌はその要件を満たす理想的な環境となります。
植物の土壌は栄養分を含んでいるため、コバエが産卵して幼虫が成長します。
土壌の中で幼虫が育ち、成長するとコバエの成虫が発生し、部屋の中で目にするようになるというわけです。
虫の発生を防ぐために、土壌の乾燥を促す、定期的な清掃を行うなどの対策を講じることで、限りなく減らすことはできます。
あわせて読みたい→観葉植物の土のおすすめ5つを厳選!基本や選び方までを網羅!虫がわかない土も?
それ以外はそこまででない
観葉植物を部屋に置くと、コバエなどの虫の発生が避けられない場合もありますが、他の虫に関しては経験上ほとんど発生しないです。
先述のように、コバエは植物の土壌に湿気と有機物を好むため、土が主な発生源となります。
しかし、他の虫は特定の条件を満たさない限り、観葉植物だけで発生することはかなり少ないです。
また、適切な水やりや土の管理、部屋の清潔さなどが保たれれば、虫の発生リスクも低減されます。
観葉植物を楽しむためには、予防対策を取りながら虫との共存を心掛けることが大切でしょう。
あわせて読みたい→観葉植物のコバエ対策と駆除の仕方を解説!手間をかけずにできる?
観葉植物のコバエ対策と駆除の仕方を解説!手間をかけずにできる?コバエは煩わしい害虫で、室内で発生すると困ってしまいますよね。そこで。そこまで手間をかけずに、効果のある観葉植物のコバエ対策と駆除方法があれば知りたいはずです。[…]
あわせて読みたい→観葉植物の虫除け、虫対策大全!原因・対処法・予防策をすべて解説
観葉植物の虫除けと虫対策大全!原因や対処法から予防策まで広く解説観葉植物を愛でる方なら、虫の害を防ぐべき状況に出くわすことは必ずあるでしょう。本記事では、観葉植物の虫対策について、原因から対処法、予防策までを網羅してお伝えします[…]
観葉植物を部屋に置くとでる虫への対策と予防5選
出典:Pexels
観葉植物を部屋に置くのは素敵なことですが、虫に悩まされることもあります……しかし、必要以上に心配する必要はありません。
そこで本項では、観葉植物にでる虫への効果的な対策と予防方法を5つご紹介します。(下記題材)
- 水耕栽培できるものにする
- 定期的に鉢ごと水につける
- コバエトラップで捕獲する
- マルチング剤で土をかくす
- 葉水で葉や茎の清掃をする
水耕栽培できるものにする
観葉植物を部屋に置く際の虫対策として、「水耕栽培できるものを水耕で育てる」という対策があります。
水耕栽培は土を使わずに水中で根を育てる方法で、土壌に比べて虫がかなり発生しにくいというメリットがあります。
コバエなどの虫は土中の有機物を好むため、水耕栽培では土壌による虫の発生源を排除できるというわけです。
また、水耕栽培の植物は水と栄養溶液を管理するだけで、土のように水やりや土壌の乾燥なども気にする必要がありません。
これにより、虫の発生リスクを低減しつつ、部屋の中でも健全に観葉植物を楽しむことができます。
あわせて読みたい→観葉植物を水耕栽培にできるおすすめの種類7選!やり方や育て方も解説
定期的に鉢ごと水につける
観葉植物を部屋に置く際の虫対策や予防として、「定期的に鉢ごと水につける」こともかなり効果的です。
先述しているように、虫の幼虫や卵が土壌に潜んでいるため、鉢ごと水につけることで虫や卵自体も駆除できます。
水に浸すことで土壌中の虫が浮き上がり、鉢から虫や根源の卵も取り除くことができるというわけです。
この方法は特にコバエの対策に有効で、幼虫を排除することへとつながるでしょう。
しかし、の植物には適していない場合もありますので、植物の種類に応じて調べたうえで行うことも必要です。
定期的に実施することで虫の発生を防ぎ、健康な観葉植物を保つことができます。
あわせて読みたい→観葉植物のコバエ駆除には鉢ごと水につけるのが有効?いい方法なの?
コバエトラップで捕獲する
観葉植物を部屋に置く際の虫対策や予防として、「コバエトラップで捕獲する」ことです。
コバエトラップは甘い香りや果実の誘引剤を使い、コバエを引き寄せて捕獲するものです。
トラップの中に入ったコバエは出られなくなり、トラップ内で取り除くことができます。
市販のコバエトラップを使用するか、簡単な自家製トラップを作ることもできます。
どちらも効果的ですが、効果の強さでいうとやはり市販のコバエ駆除商品の方がいいでしょう。
\園芸界隈でのおすすめはこちら/
あわせて読みたい→観葉植物まわりのコバエにはお酢トラップが効果的?その理由と方法
マルチング材で土をかくす
観葉植物を部屋に置く際の虫対策や予防として、「マルチング材で土をかくす」ことも有効です。
マルチング材は植物の土の表面に薄く敷く保護材で、虫の産卵や成虫の侵入を防ぎます。
マルチング材で土の表面を覆うことで、土壌の保護をしつつ、虫の発生を抑える効果もあります。
また、マルチング材は虫への効果以外にも、土隠しなどの見栄えや、保温や過度な乾燥などにも活用できるものです。
適切な厚さで敷くことで、虫対策として効果的なバリアを形成し、観葉植物の健康を保つことができます。
\マルチングはココヤシがおすすめ/
あわせて読みたい→観葉植物の虫対策にマルチング材は効果的?その理由と種類とは
葉水で葉や茎の清掃をする
観葉植物を部屋に置く際の虫対策や予防として、「葉水で葉や茎の清掃をする」ことも基本であり大切なことです。
定期的に葉水を行うことで、観葉植物の葉や茎についたほこりや汚れを取り除き、虫の卵や幼虫の付着も予防できます。
特に、葉の裏側や茎の隠れた部分を注意深く清掃することが大切で、葉の裏にはカイガラムシなどが潜む可能性があります。
こまめに、葉や茎、鉢など周辺を、清潔に保つことで、その都度虫の行き場を阻むことへとつながるため必要な対策でしょう。
また、葉水自体が観葉植物の健康維持にも役立ち、虫の発生を防ぐための重要な手段ともなります。
あわせて読みたい→観葉植物の葉水におすすめの霧吹き5選!園芸インストラクターが厳選
観葉植物の葉水におすすめの霧吹き5選!園芸インストラクターが厳選観葉植物の葉水は、健康な成長と美しい姿を保つために欠かせません。そのためには、適切な霧吹きやスプレーのチョイスや選び方を知るべきでしょう。そこで、本記事では[…]
あわせて読みたい→観葉植物の葉っぱを拭くおすすめ道具3選と葉水後の拭き取りや注意点
観葉植物の葉っぱを拭くおすすめ道具3選と葉水後の拭き取りや注意点観葉植物の葉っぱをきれいに保つためには、適切な道具と正しい方法が重要です。そこで、葉っぱの美しさや健康を保つための有益な情報を惜しみなくご提供したいと思います。[…]