観葉植物の水やりの量はどれくらい?正しい量と注意ポイントとは
あなたの観葉植物の水やりは、正しい量を与えられている自信がありますか?
水やりは「過剰」でも「不足」でも植物の健康に影響を及ぼすため、理解が必要なのです。
そこで本記事では、観葉植物の水やりの正しい量や、水やりの注意すべきポイントについて解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物の水やりの量はどれくらいが最適?
出典:Pexels
観葉植物の水やりは、正しい量を把握することが大切で、過剰な水やりは根腐れの原因となり、逆に水不足も枯れる原因となります。
そこで本項では、意外にネットで触れられていない観葉植物の水やりの量について解説します。(下記題材)
- 鉢底から水がでてくる程度
- 乾いたらたっぷりとが基本
- 鉢ごと水没させるのも良い
- 全ての土に水分を含ませる
鉢底から水がでてくる程度
観葉植物の水やりは、鉢底から水がでてくる程度が適切でしょう。
土が乾いてきたら、植物に合わせて水を与え、鉢底から水がでてくるくらいにあげましょう。
基本的には、全ての土に水分を行き届かせたいので、あげるときはたっぷりと水をあげます。
その一つの目安として、鉢底穴から水が流れ出てくるくらいが挙げられるというわけです。
これらにより、根の隅々まで栄養が行き渡り健康を守りながら水切れを防ぎます。
乾いたらたっぷりとが基本
観葉植物の水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えるのがまずは基本です。
土の表面が指で触れても乾燥していると感じるまで待ち、その後鉢底から水が流れ出るまで水を注ぎます。
季節や大きさによっても頻度は変わりますが、中の乾燥具合を調べる方法として、水やりチェッカーを使ったり、割り箸を挿して湿り気を調べるなどもあります。
これにより、根が適切な水分を吸収し、成長を支えます。
ただし、水はけの良い鉢(鉢底穴がある)と過剰すぎる水やりには注意して調整してください。
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鉢ごと水没させるのも良い
観葉植物の水やりには、鉢ごと水没させる方法も一つのアプローチです。
この方法は、植物の根がしっかり水を吸収し、土全体の隅々まで水分補給が行われるため有効です。
土の種類や排水性によっては、外側に水が行き届いていても、中心部はずっと乾いていることもよくあるため、この方法は確実に全体まで水を染み渡らせます。
ただし、適切な水はけの鉢を使用し、水が鉢底からしっかりと排水されるように注意が必要です。
根腐れや病気のリスクを避けるためにも、植物の状態と環境を考慮して水やり方法や水に漬ける長さを考えましょう。
全ての土に水分を含ませる
観葉植物の水やりにおいて、大切なのは全ての土に水分を含ませるという認識です。
土の表面だけでなく、根が広がっている深い部分まで均一に水を行き渡らせないと、水やりができていないことになります。
水やり時には、たっぷりと水を与え、鉢底から水が出るまであげて、しっかり土全体に水を与えましょう。
このようにすることで、植物の根が適切な水分を吸収し、健康的な成長を促進します。
ただし、過剰な水やりには注意し、土が過度に湿った状態を避けることも大切です。
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観葉植物の水やりの注意点やポイント7選
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観葉植物の水やりは、健康な成長に欠かせない要素ですが、適切な方法を知らないと逆効果になることも。
そこで本項では、観葉植物の水やりの注意点やポイントを7つご紹介します。(下記題材)
- 毎日水やりする必要はない
- 葉水は毎日する必要がある
- 季節によって頻度は変わる
- 量が少ないと水切れになる
- 土全体に水分を充満させる
- 割り箸やチェッカーが便利
- 皿に溜まった水の放置は×
毎日水やりする必要はない
観葉植物の水やりにおいて、「毎日水やりする必要はない」ということに理解が必要です。
頻繁な水やりは土壌を過度に湿らせ、根腐れのリスクを高めるからです。
植物は種類や季節により水の必要量が異なり、土の表面が乾いてから適切な量の水を与えることが大切でしょう。
指たツールで土の乾きを確認し、鉢底から水が出る程度を目安に水やりを調整します。
適度な乾燥と適切な水分補給をバランスよく行うことが健康な植物の育成につながります。
あわせて読みたい→毎日やるべき!?観葉植物の水やりは毎日必要なのかを解説!
葉水は毎日する必要がある
基本的に葉水は午前中の陽が登り切る前に毎日行うことが良いとされています。
(観葉植物の葉水の最適な回数は植物の種類や環境によって異なるため、リサーチも必要です。)
午前中は気温が比較的涼しく湿度も高いため、水分が十分に吸収されやすくなります。
ただし、太陽の強くなりはじめる10時以降はすぐ水が蒸発して効果が薄れたり、逆に葉焼けの原因にもなるので注意しましょう。
植物の土壌や葉の状態を観察し、適切な水分管理を行い、必要に応じて水やりの頻度を調整することも重要です。
あわせて読みたい→観葉植物の葉水は毎日するべき!?最適な回数について解説!
季節によって頻度は変わる
観葉植物の水やりにおいて、季節によって水やりの頻度は変化します。
- 春と夏→成長期で土が乾きやすく水分を多く必要とします。
- 秋と冬→成長が鈍り土も乾きにくいため水やり頻度を減らすか少なめにします。
植物の土の湿度と指での感触やツールを基に水やりを調整し、季節の変化に適切に対応することが大切です。
植物の健康を維持するため、季節ごとの適切な水やりスケジュールを考えましょう。
あわせて読みたい→夏の観葉植物の水やりポイント5選!この夏失敗しないための注意点
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量が少ないと水切れになる
観葉植物の水やりにおいて、量が少なすぎると水切れになることにも注意が必要です。
土が乾燥しすぎると、植物は適切な水分を吸収できずに水切れとなり、葉がしおれたり色あせたりします。
土の湿度を定期的に確認し、土の表面が乾いてきたら適量の水を与えましょう。(仕事など忙しい時期や、頻度が変わる夏などは注意)
しかし、過剰な水やりにも注意が必要で、土の湿度と植物の健康をバランスよく保つことが大切です。
土全体に水分を充満させる
観葉植物の水やりにおいて、土全体に水分を充満させることが大切です。
先述してますが、水やり時には、表面だけでなく土の深部まで十分に水を浸透させることが健康な成長につながります。
鉢底から水が出るまでたっぷりと水を与えることで、根や土の全体に水分が充満し栄養を吸収できます。
ただし、水はけの良い鉢や過度の水やりには注意が必要です。
植物の種類や環境に合わせ、土全体に水分が行き渡るよう心がけましょう。
割り箸やチェッカーが便利
観葉植物の水やりにおいて、割り箸や水やりチェッカーがタイミングを図るのに便利です。
割り箸を土に差し入れ、取り出した時の湿り具合を確認することで、土の乾燥度が分かります。
また、水やりチェッカーは土の湿度を色で示してくれるため、わかりやすく便利なツールです。
これらを利用して、土の状態を確認し水やりのタイミングを見極めましょう。
植物の種類や環境によって適切な水やり頻度は異なるため、割り箸や水やりチェッカーは頼りになるアシスタントとなります。
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皿に溜まった水の放置は×
観葉植物の水やりにおいて、皿に溜まった水の放置もNGです。
長い時間水が鉢底に溜まって放置されていると、根が湿った状態が続き根腐れや病気のリスクが高まります。
屋内の場合、受け皿は必要ですが、水がたまり過ぎないように気をつけましょう。(リスクが多いです)
水やり後に鉢底から水が出るまで待ち、その後は皿に溜まった水を捨てることで、健康な根の状態を保つことができます。
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