観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらいなの?種類別で解説

観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらいなの?種類別で解説

観葉植物を育てるのにおいて、適切な肥料の与え方や頻度は成長や健康に大きな影響を与えます。

 

しかし、肥料の種類ごとに最適な頻度が異なることを知っていますか?

 

そこで本記事では、観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらいなのか?という疑問に結論を出し、元肥、液肥、置き肥、活力剤といった種類別に、最適な肥料の頻度や用途を解説します。

 

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

 

観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらい?

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出典:Pexels

 

観葉植物に肥料を与える頻度は、植物の健康と成長に深く関わる重要なポイントでしょう。正しい頻度で肥料を与えることは、美しい葉や花を育てるための鍵なのです。

 

そこで本項では、観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらい?について、まず理解しておきたいことを解説します。(下記題材)

 

  • 頻度は種類によって異なる
  • 肥料焼けや過剰には注意⚠︎
  • 与えるタイミングも大事!

 

頻度は種類によって異なる

まずそもそも、観葉植物の肥料の頻度に関しては、肥料の種類によって異なることを理解しましょう。

 

置き肥や元肥などの緩効性のある固形肥料は、植え替え時に土に混ぜて使い、効果は一般的に数ヶ月から1年ほど持続します。

 

液肥は即効性のある肥料で生育期(春から夏)に与え、数週間ほどの一時的な成長を助けます。

 

一方これらの肥料は、休眠期(秋から冬)は与えないか、間隔を空けることが一般的です。

 

活力剤は、主に元気のないときに与えるもので、植物の健康を保つために週に1回程度使用します。

 

植物ごとのニーズや肥料の成分にも注意し、適切な頻度で肥料を調整しましょう。

 

肥料焼けや過剰には注意⚠︎

観葉植物に肥料を過剰に与えないよう注意が必要です。

 

肥料焼けは過度な肥料で葉先が茶色に変色する問題です。過剰施肥は植物に負担をかけます。

 

肥料焼けや過剰な肥料は最悪の場合、枯れる可能性もあるので注意しましょう。

 

適切な濃度の液肥を春夏の成長期に与えるようにして、冬には控えめにします。

 

種類に合わせた肥料を使用し、必要な栄養素(窒素・リン酸・カリウム)バランスや頻度を保ちましょう。

 

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与えるタイミングも大事!

観葉植物へ肥料与える際、タイミングも重要です。

 

一般的に成長期の春夏に液肥を与えるのが良いが、休眠期の秋冬は控えましょう。

 

休眠中は成長が鈍るため、肥料や栄養の吸収も少なくなるため、与える頻度を減らすか、全く与えない期間を設けることが大切なのです。

 

ただし、種類により休眠期の肥料ニーズは異なるため、植物の特性を理解し、正しいタイミングでの肥料管理を心掛けましょう。

 

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観葉植物の肥料を与える頻度を種類別で解説

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出典:Pexels

 

観葉植物の成長をサポートするために、種類ごとに異なる肥料の頻度を把握することは、健康のために欠かせないポイントです。

 

そこで本項では、「元肥、置き肥、液肥、活力剤」といった異なる肥料の種類別に、最適な頻度と与え方について解説します。

 

  • 緩効性①:元肥→1〜2年に1度ほど
  • 緩効性②:置き肥→1〜2ヶ月に1度ほど
  • 即効性①:液肥→1〜2週間に1度ほど
  • 即効性②:活力剤→元気のない時に与える

 

肥料の知識①:有機肥料

有機肥料は天然由来の肥料で、植物の栄養を土壌に優しく供給します。堆肥などから作られ、腐植酸や微生物が豊富。土壌改良を助け、水保持能力や通気性を向上させます。ゆっくりと栄養素を放出し、長期間にわたり植物の成長を支えます。有機肥料は環境に優しく、健康な植物を育てるのに適しています。

肥料の知識②:化成肥料

化成肥料は合成された肥料で、特定の栄養素を高濃度で含み、多くの方は化成肥料を使用しています。窒素・リン酸・カリウムなどの栄養素バランスを調整し、植物の成長を迅速に促進。成長期や特定の栄養欠乏時に有効。ただし、過剰施肥や環境への影響に注意が必要。正しい濃度で使うことで、効果的な肥料管理が可能です。

 

緩効性①:元肥→1〜2年に1度ほど

 

元肥は観葉植物の土に混ぜる肥料で、根の成長を支える重要なスタートを提供します。

 

元肥は一般的に、「1〜2年に1度の頻度」で与え、主に植物が「新しい鉢や土に植え替えるときに土に混ぜて使用」し、土壌の栄養を補充します。

 

元肥は成長期や休眠期に関係なく、長期的に植物の基盤を整える役割を果たします。

 

元肥の成分を土に適切に混ぜて用いることで、長期間にわたり安定した栄養供給が行われ、健康的な植物の成長をサポートするでしょう。

 

緩効性②:置き肥→1〜2ヶ月に1度ほど

 

置き肥は固形や錠剤の肥料を土の表面に置く方法で、根から吸収される速さがゆるやかな緩効性肥料です。

 

置き肥は一般的に、1〜2ヶ月に1度の頻度で与え、土中に混ぜずに表面に肥料を置き、水やりなどで徐々に肥料成分が溶け出して植物に供給していきます。

 

この方法は非常に手軽かつ簡単で、植物に無理なく中・長期にわたって栄養を与えることができます。

 

ただし、肥料の種類や量に注意し、過剰施肥を避けるようにしましょう。(記載の量などをよく見ましょう)

 

即効性①:液肥→1〜2週間に1度ほど

 

液肥は水に溶かして使う肥料で、植物の成長を促進する効果があります。

 

液肥は一般的に、1〜2週間に1度の頻度で与え、特に成長期の春夏が効果的で、鉢や土に直接与えます。

 

水やり時に液肥を混ぜることで、植物が必要な栄養素を素早く吸収できる即効性肥料です。

 

ただし、適切な濃度(希釈量)で与え、過剰を避けることが重要で、適切なタイミングで液肥を選び、健康的な成長をサポートしましょう。

 

即効性②:活力剤→元気のない時に与える

 

活力剤は元気のないときや、不調時に観葉植物に与える栄養剤です。

 

一般的には1〜2週に1回程度、成長期や特に必要なときに与え、植物の生命力や抵抗力を向上させ、ストレスから回復させるのに適しています。

 

活力剤は水に溶かして根(土)に直接与えたり、スプレーで直接、葉から吸収させることもできます。

 

ただし、過剰な使用も注意が必要なので観察しながら検討しましょう。

 

これらの肥料は植物の状態に応じて適切なタイミングで使用することで、健康的な植物のサポートになるはずです。

 

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