観葉植物を何年も植え替えしないとどうなる?経験談とそのリスクとは
観葉植物は、私たちの生活に自然の美しさと癒しをもたらしてくれます。
ですが、何年も植え替えをしないと、植物にはどんなことが起こるのでしょうか?
そこで本記事では、経験談を踏まえて、観葉植物を植え替えしないことがもたらすリスクや重要性ついて解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物を何年も植え替えしないとどうなる?
出典:Pexels
観葉植物を何年も植え替えしないと、植物はどのようなことが起こるのでしょうか?
本項では、植え替えをしないと、植物にどのような影響を及ぼすのか、解説していきます。(下記題材)
- そもそも植え替えをする理由
- 土の栄養が減り成長に悪影響
- 成長の遅い植物は耐える事も
- 大きくしない場合も結局必要
そもそも植え替えをする理由
まず結論、観葉植物を何年も植え替えしないと、植物の健康に悪い影響が出ます。
植え替えは主に、新しい土壌と栄養の提供、根の成長を促進、土壌や根の悪い状態の改善などに役立ちます。
古い土壌は栄養を使い果たし、根が詰まることで窒息し成長が制限されてしまうのです。
また、土壌の劣化は害虫、病気のリスクが高まります。
植え替えは、植物の美しさや健康を保つためには重要なステップということです。
土の栄養が減って成長が鈍化
観葉植物を何年も植え替えしないと、土壌内の栄養分が減少し、植物の成長が鈍化します。
古い土壌では植物が必要な栄養を吸収できなくなり、葉が黄色く変色し、新しい葉や枝が育ちにくくなります。
これらにより、植物の健康が損なわれ、美しさが失われる可能性が高まるというわけです。
植え替えによって新しい土壌と栄養が提供され、植物は元気な成長を続けることができるでしょう。
成長の遅い植物は耐える事も
成長の遅い観葉植物は、何年間か植え替えをしなくても、それなりに耐える場合もあります。
これは、成長がゆっくりな植物は比較的少ない栄養でも成長し、根の成長スペースもあまりいならないためです。
したがって、古い土壌内に残る栄養分が長期間供給でき、植物は生き続けれるというわけです。
ただし、土の劣化や栄養不足により、新しい葉や枝が発生せず、植物の美しさや健康が損なわれる可能性は大いにあります。
したがって、植え替えを行うことで、新鮮な栄養分と空間を提供し、植物がより成長できる環境整備につながるのです。
大きくしない場合も結局必要
観葉植物をこれ以上大きくしない(成長させない)場合でも、最終的には植え替えは必要です。
古い土壌の栄養分は使い尽くされ、土壌が劣化し栄養不足になるでしょう。
また、根は鉢内で詰まり、通気性と排水性が悪くなり、植物の根が窒息しやすくもなります。
これらの土壌環境の悪化により、植物は栄養不足に陥り、根腐れや害虫、病気のリスクや、枯れる可能性が高まるというわけです。
植物のサイズに関係なく、定期的な植え替えが健康と美しさの維持に不可欠でしょう。
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観葉植物を植え替えしないで放置するリスク
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観葉植物は美しく癒しを提供してくれますが、植え替えを怠ってしまうと、植物に様々なリスクが忍び寄ります。
そこで本項は、観葉植物を植え替えせずに放置した場合に起こりうる問題について解説していきます。(下記題材)
- 土壌が劣化→栄養が枯渇
- 根が成長し根詰まりする
- 病害虫の悪影響の可能性
- 通気や排水性が悪くなる
- 最終的には不調に繋がる
土壌が劣化→栄養が枯渇
観葉植物を植え替えしないで放置すると、土壌が劣化し、栄養が枯渇します。
古い土壌内の栄養分は時間と共に使い果たされ、植物が成長に必要な栄養素を摂取できなくなります。
これにより、葉が黄色くなり、成長が鈍化し、植物の全体的な健康が損なわれ、枯れる場合すらあるのです。
また、劣化した土壌は水分を保持しにくくなり、適切な排水も難しくなります。
したがって、植え替えを怠ると、植物の生存と美しさに悪影響を及ぼすリスクが高まるでしょう。
根が成長し根詰まりする
観葉植物を植え替えせずに放置すると、根が成長し過ぎて鉢の中で「根詰まり」が生じます。
根詰まりは、根が土壌にスペースを確保できず、根が詰まってしまうため、酸素供給が不足し、根が窒息すること。
これにより、植物は水と栄養を吸収できなくなり、成長が阻害され、病気や枯れるリスクが高まるのです。
根詰まりが進行すると、植物の健康と美しさに深刻な悪影響を及ぼす可能性が高まります。
ですから、植え替えを定期的に行うことで、根の成長を健全に保ち、観葉植物をサポートになるでしょう。
病害虫の悪影響の可能性
観葉植物を植え替えせずに放置すると、病害虫の発生と悪影響の可能性が高まるでしょう。
古い土壌の根には害虫や病原菌が蓄積しやすく、新しい土壌への植え替えを行わないと、これらの問題が植物に感染しやすくなります。
その害虫が、葉や根を攻撃し、病原菌が感染すると、植物の健康が急速に損なわれ、成長が阻害されます。
植え替えは、植物を健康で病害虫から守るために重要な措置なのです。
通気や排水性が悪くなる
観葉植物を植え替えしないで放置すると、土壌の通気や排水性が悪化します。
古い土壌が固くなり、根が密集し、酸素供給が不足するため、根が窒息しやすくなるのです。
また、劣化した土壌は水分を保持しにくく、余分な水も滞留しやすく、根腐れや病気のリスクも増えます。
通気性と排水性の悪化は、植物の根や健康に悪影響を及ぼし、観葉植物が元気に成長できなくってしまいます。
植え替えによって、新しい土壌とより良い環境を提供し、これらの問題を予防するでしょう。
最終的には不調に繋がる
観葉植物を植え替えせずに放置すると、最終的には植物の不調や健康問題につながります。
先述してきたように、古い土壌では栄養が枯渇し、根が窒息し、通気と排水性も悪くなります。
これらにより、植物は栄養不足や害虫・病気の感染、成長の停滞といった問題に直面し、最終的には枯れる可能性もあるでしょう。
定期的な植え替えは、植物の持続的な健康と美しさを保つために不可欠であり、放置は植物の不調へ直結します。
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