買わなくてもOK?観葉植物の古い土は再利用可能!その方法を解説

買わなくてもOK?観葉植物の古い土は再利用可能!その方法を解説

観葉植物の育てるうえで土は重要な要素ですが、毎回新しい土を買い足すのは手間と費用がかかります。

 

しかし、古い土を再利用する方法を知っていれば、少し楽になるでしょう。

 

そこで本記事では、観葉植物の古い土を再利用するためのステップを詳しく解説します。

 

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

 

観葉植物の古い土を再利用する方法5ステップ

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出典:Pexels

 

観葉植物の古い土を有効に再利用することは、環境にもお財布にも、あらゆる面でやさしい方法です。

 

本項では、観葉植物の古い土を再利用するための5つのステップを紹介します。(下記題材)

 

  1. 園芸シートに土を平らに広げる
  2. 土をふるいにかけ根を取り除く
  3. 黒いビニール袋に土を入れ殺菌
  4. もう一度広げて乾かし→再生剤
  5. 元肥も混ぜて栄養素を補充する
  6. おまけ:家にこれがあると便利

 

 

①園芸シートに土を平らに広げる

古い土を再利用する方法のステップ①は、園芸シートを使って土を平らに広げることです。

 

まず、広げる場所を選び、シートをしっかりと敷く。(トレーなどでも可)

 

次に、古い土を園芸シートやトレーに、再利用する古い土を均等に広げます。

 

土を平らに広げることで、古い根やごみを見つけやすくし、土を再利用する準備を整えます。

 

 

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②土をふるいにかけ根を取り除く

古い土を再利用する方法のステップ②は、土をふるいにかけて古い根を取り除くことです。

 

まず、荒めのふるいを用意し、古い土を少しずつふるいにかけます。(ふるいが細かすぎると時間がかなりかかります)

 

ふるいを振ると、小さな根や雑草がふるいの上に残り、綺麗な土が落ちます。(荒めな土壌改良剤もふるいに残りますが、それは使えるので土に戻します)

 

このプロセスで土を改めて精製し、植物に害を及ぼす古い根や病原菌を取り除くというわけです。

 

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③黒いビニール袋に土を入れ殺菌

古い土を再利用する方法のステップ③は、古い土を再利用する前に、黒い袋に土をいれて殺菌を行います。

 

まず、古い土を黒いビニール袋に入れ、次に、土を水で湿らせて、袋をしっかり閉じる。

 

この状態で土を1〜2週間、直射日光の下に置き、日光の熱により、土を殺菌し、病原菌や有害な要素を除去します。

 

この殺菌をすることで、土は安全に再利用でき、新しい観葉植物の健康を保つのに役立つでしょう。

 

 

 

④もう一度広げて乾かし→再生剤

古い土を再利用する方法のステップ④は、殺菌した土をもう一度広げて乾燥させ、再生剤を混ぜます。

 

まず、殺菌した土を広げて均一にならし、風と日にあてることで乾燥させ、余分な水分が蒸発させる。

 

1時間程度放置して土が乾燥したら、再生剤(市販のもの)を均等に混ぜます。

 

この再生剤を入れることにより、土壌の栄養分が補充され、植物の成長をサポートするのです。

 

 

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⑤元肥も混ぜて栄養素を補充する

古い土を再利用する方法のステップ⑤は、再生した土に元肥を混ぜて栄養を補充することです。

 

元肥は植物に必要な栄養素を提供し、土壌を良い状態に整えます。

 

元肥を混ぜることで土壌の栄養バランスが整い、新しい植物が健康に成長できるようになるでしょう。

 

ここまでのステップが完了すると、再生された土は新しい観葉植物の植え付けに使用できる状態です。

 

 

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おまけ:家にこれがあると便利

おまけ情報として、狭い場所やベランダなどでシートを広げることが難しい場合役立つのは、園芸用のバケツやトレーです。

 

これらは、植え替えなどでも土を取り扱う際に大変便利です。(水を入れれるのもグッドポイント)

 

古い土をバケツやトレーに入れて、そこでふるいにかけたり、殺菌や再生剤を混ぜたりすることもできます。

 

また、植物の栽培には必要最低限のスペースしかない場合でも、横に広くないバケツを使えば土壌の管理が容易になるでしょう。

 

 

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観葉植物の古い土を再利用する際の注意点

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出典:Pexels

 

観葉植物の古い土を再利用することは、環境にも財布にも優しい方法ですが、注意が必要です。

 

そこで本項では、古い土を再利用する際の重要なポイントについて解説します。(下記題材)

 

  • 「古い根」は残さない→ふるい
  • 「病害虫」を残さない→殺菌
  • 「肥料や酸度」の偏り→再生剤
  • 「栄養素」が減ってる→肥料

 

「古い根」は残さない→ふるい

観葉植物の古い土を再利用する際、古い根を残さないことが重要です。

 

古い根は病原菌や害虫の隠れ家となり、新しい植物に感染のリスクをもたらす可能性があります。

 

さらに、古い根が分解すると、土壌の通気性や保水性が悪化し、植物の健康に悪影響を及ぼすこともあるのです。

 

古い根を取り除くことで、新しい土壌をより健全に保ち、観葉植物の成長をサポートします。

 

「病害虫」を残さない→殺菌

観葉植物の古い土を再利用する際、病害虫を残さないために殺菌を行うのも重要です。

 

なぜなら、古い土には病原菌や害虫の卵が存在する可能性が高いからです。

 

これらが新しい植物に感染すると、健康を害し、成長を妨げる可能性があります。

 

殺菌は、土壌中の微生物や有害な生物を排除し、土壌を清潔で健康的な状態に復元する役割を果たします。

 

これにより、新しい植物が病害虫から守られ、最適な環境で成長できるようになるのです。

 

「肥料や酸度」の偏り→再生剤

観葉植物の古い土を再利用する際、肥料や土壌酸度の偏りに注意が必要です。

 

古い土は栄養分が不均等になってしまい、酸性度も偏り、植物の健康に直接影響を与えるでしょう。

 

一部の部分に、過剰な肥料があると、根に害を及ぼす可能性があります。

 

また、酸性度も偏っている場合、植物の栄養吸収が妨げられます。

 

そこで再生剤の使用は、古い土に均等に栄養分を供給し、酸性度を調整する手段なのです。

 

「栄養素」が減ってる→肥料

観葉植物の古い土を再利用する際、栄養素が減少している点に注意が必要です。

 

古い土は時間と共に植物に必要な栄養素を失っていきます。(だから定期的に植え替えをするのです)

 

古いまま使うと、新しい植物に栄養不足を引き起こし、成長や健康に悪影響を及ぼす可能性が高まるでしょう。

 

そこで適切な肥料を与えることで、再生された土壌に必要な栄養素を補給し、新しい観葉植物の成長を促進します。

 

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