観葉植物にできたカビは人体に影響がある?植物へのリスクについても
観葉植物の美しさや癒しを楽しむ一方で、困ってしまうことも時には起こります。
それは「カビの存在」で、カビの発生は人体と植物両方にリスクがあることをご存知ですか?
そこで本記事では、カビが私たちに与える悪影響と、同時に植物自体へのリスクについても解説します。
筆者自身の経験則と、読了書籍やリサーチした情報を絡めてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
観葉植物にできたカビは人体に影響がある?
出典:Pexels
観葉植物の魅力には癒しや空間の美しさがありますが、時折、カビの発生には注意が必要です。
まず本項では、観葉植物に発生したカビの人体への悪影響を解説していきます。(下記題材)
- 「アレルギー反応」の可能性
- 「皮膚への悪影響」の可能性
- 「呼吸器関連に悪い」可能性
「アレルギー反応」の可能性
観葉植物にできたカビは、アレルギー反応の可能性を持っています。
カビは微細な胞子を放出し、これらの胞子を吸い込むと、アレルギー反応が引き起こされることがあるのです。
これにより、くしゃみ、鼻水、喉のかゆみ、目のかゆみ、一般的なアレルギー症状のような不快感が生じるこ可能性があります。
ただし、アレルギー症状は個人によって異なり、全ての人が同様の反応を示すわけではありません。
したがって、敏感な人には注意が必要で、カビへの適切な対策を取ることが必要でしょう。
「皮膚への悪影響」の可能性
観葉植物にできたカビは、皮膚への悪影響の可能性があります。
カビに触れることで、かぶれ、かゆみ、湿疹、発疹などの皮膚トラブルが発生する可能性もあります。
観葉植物にカビがある場合、皮膚への接触を避け、適切に手洗いなど行うことが必要でしょう。
ただし、これらの症状も個人差があり、全ての人が同じ反応を示すわけではありません。
一般的には軽度な問題ですが、皮膚の敏感な人やアレルギー体質の人は注意が必要です。
「呼吸器関連に悪い」可能性
観葉植物にできたカビは、呼吸器に影響を及ぼす可能性があります。
カビは微細な胞子を放出し、これらの胞子を吸い込むことで、喉のかゆみ、くしゃみ、鼻水、などの呼吸器症状を引き起こすこともあり得ます。
ですが、一般的には軽度な問題であり、適切な対策を講じることでリスクを軽減できます。
中でも特に、アレルギー体質な方や既存の呼吸器疾患を持つ方などは、侮れない落とし穴となるかもしれません。
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観葉植物にカビが発生するリスクや原因
出典:Pexels
観葉植物にカビが発生する原因とリスクに関しれ、理解を深めるのは大事なことです。
本項では、カビが発生した際の植物に起こりうるリスクと、その原因について探求します。(下記題材)
- リスク:過湿により根腐れになる
- リスク:カビが悪化して手遅れに
- 原因①:日当たりや風通しが悪い
- 原因②:水やりの頻度が多すぎる
- 原因③:土壌の配合や成分が悪い
- 原因④:鉢の排水や皿の水の放置
- 原因⑤:密集や剪定不足等の蒸れ
リスク:過湿により根腐れになる
観葉植物におけるカビ発生のリスクの一つは、過湿な環境による根腐れです。
植物の土壌が過剰な水分を保持すると、根が酸欠状態になったり、過湿環境がカビの増殖を促進します。
その過湿環境から根腐れを起こし、根腐れは植物の健康を損ない、進行すると成長が止まり枯れていきます。
適切な水やりと排水システムを確保して、根腐れのリスクを最小限にしましょう。
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リスク:カビが悪化して手遅れに
観葉植物にカビが発生するリスクがある場合、放置すると状態が悪化し、手遅れになることがあります。
カビは急速に増殖し、感染が広がると植物の健康を脅かし、放置すると根腐れや土壌も腐り枯れていきます。
早期の対策が大切で、カビが広がる前に除菌など対策を講じて、植物の状態を観察しましょう。
適切なケアを提供することで、土壌や植物の回復は可能です。
あわせて読みたい→観葉植物のカビと枯れることの密接な関係性とは?その管理と除去方法
原因①:日当たりや風通しが悪い
観葉植物にカビが発生する主な原因の一つは、不十分な日当たりと風通しです。
充分な日当たりと空気の流れがない場所では湿度が高まり、カビの生育環境が整いやすくなります。
観葉植物を置く際には、適切な場所を検討して選び、日光と空気の循環環境を整えることが大切です。
これらの基本を見直すことによってカビの発生リスクを軽減できるでしょう。
あわせて読みたい→観葉植物を置く場所の日光不足対策5選!耐陰性のある植物7選も紹介
原因②:水やりの頻度が多すぎる
観葉植物にカビが発生する原因の一つは、水やりの頻度が多すぎることです。
頻繁な水やりは土壌を過湿にし、根部が酸素不足になります。これがカビの繁殖や根腐れを促進するのです。
まずは、土がしっかり乾いたら水を与え、過剰な水分を避けることがカビ予防の鍵になります。(水やりチェッカーの活用もおすすめ)
植物に必要な水やり頻度は種類によって異なりますので、適切なケアをするために植物のニーズを理解しましょう。
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原因③:土壌の配合や成分が悪い
観葉植物にカビが発生する原因の一つは、土壌の配合や成分が不適切な場合です。
土壌の配合や通気性が適切でないと、水分の排水が難しく、根や土も過湿になりやすくなります。
その過湿からカビの胞子が土壌中に存在してしまい、植物にとって悪い環境の巣窟となるのです。
良質で排水の良い土壌を選び、必要に応じて植物に適した土壌を使用することが、カビ発生のリスクを減少させるでしょう。
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原因④:鉢の排水や皿の水の放置
観葉植物にカビが発生する原因の一つは、鉢の排水不良と皿にたまった水の放置です。
植物の鉢には適切な排水穴があり、水分が過剰にたまることを防ぐために、これを使って水を排出させる必要があります。
また、鉢の下にたまった水を放置すると、根部周辺や土壌が湿った状態が続き、カビの繁殖につながります。
過剰な水分と過湿には注意して、鉢の排水と皿の水の管理に注意しましょう。
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原因⑤:密集や剪定不足等の蒸れ
観葉植物にカビが発生する原因の一つは、密集した植物の配置や剪定不足などによる蒸れです。
植物が密集すると、空気の循環や通気性が悪くなり、湿度も上昇します。
また、剪定を怠ると適切な空間が確保できず通気が悪くなり、湿った環境がカビの繁殖を促進してしまいます。
植物を適切な間隔で配置し、定期的な剪定を行うことがカビ予防に役立るでしょう。
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