冬の観葉植物の水やりポイントと気をつけること11選!冬越しは大事!
寒い季節になると、観葉植物の冬越しには特別な注意が必要です。
水やりの頻度や湿度管理など、植物が健康に冬を乗り越えるためのポイントを理解しないといけません。
そこで本記事では、冬の観葉植物の水やりや育て方の注意点に関する11個のポイントを解説します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
冬の観葉植物の水やりポイント5選
出典:Pexels
冬は適切な水やりは植物の健康を維持し、冬越しを成功させるための大きなカギとなります。
そこで本項では、冬の観葉植物の水やりにおける重要なポイントを5つご紹介します。(下記題材)
- 基本的に水やり頻度は減る
- 暖房など室内の環境による
- 高湿度と根腐れに注意する
- 葉水など葉のケアは頻繁に
- 水やりは冷水ではなく常温で
基本的に水やり頻度は減る
冬の観葉植物の水やり頻度が減る理由は、冬季に室内の温度と湿度が下がるためです。
低い湿度は蒸発しにくくなり、植物の水分需要が低下、低温により植物の生長も鈍くなり、水の吸収量も減ります。
そのため、植物の水やりは必要最低限にとどめ、過剰な水やりを避ける必要があります。
原則、土の表面が乾いたら十分な水を与えることで、植物の健康を保つことができます。
過剰な水やりは根腐れや病気の原因となるため、植物の状態と土壌の状態を観察し、適切な水やりの頻度を調整しましょう。
暖房など室内の環境による
冬の観葉植物の水やり頻度は、暖房など室内の環境条件によっても変わることを理解しましょう。
暖房により室内の湿度が低下し、植物の水分蒸発が逆に速くなる場合は、水やり頻度を増やす必要があるのです。
また、暖房の風や乾燥した空気が直接植物に当たる場所では、水分がより早く蒸発し、植物の水分ニーズも高まります。
一方、先述の通り暖房の影響が少ない場所や湿度が比較的高い場所では、水やり頻度を減らす場合もあります。
室内の環境条件を考慮しながら、観葉植物の状態と土壌の湿度を観察した上で水やり頻度を調整しましょう。
根腐れなど高い湿度にも注意
冬の観葉植物の水やりポイントでは、高い湿度にも注意が必要です。
寒い季節は暖房等の環境にもよりますが、室内の湿度が下がりがちな場合もあります。
そこ環境下で水やりを過剰に行うと、今度は根腐れや病気のリスクが高まります。
植物の根が長時間湿ったままだと、酸素不足や病原菌の繁殖が起こる可能性があります。
土の表面が乾いたら水を与えますが、鉢底の水がたまるのは避けましょう。
バランスの取れた湿度管理が、植物の健康を保つ上で重要です。
葉水など葉のケアは頻繁に
冬の観葉植物の水やりポイントでは、葉のケアも頻繁に行うことが重要です。
暖房により室内の空気が乾燥するため、植物の葉は水分を失いやすくなります。
葉の乾燥は枯れたり病気にかかりやすくなるので、定期的に葉に水をかけたり、水を散布することで湿度を保ちましょう。
特に、葉の表面や裏側に水滴がつくように注意深く行います。
健康な葉を保つために、葉のケアを頻繁に行いましょう。
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水やりは冷水ではなく常温で
冬の観葉植物の水やりポイントでは、冷水ではなく常温の水を使用することも有効です。
冷水は植物の根や茎にストレスを与える可能性があります。
特に寒い季節は植物の生理活動が低下しており、冷水によるショックを避けるために常温の水を使います。
常温の水を与えることで、植物の根がより自然な状態を保ち、水の吸収もスムーズに行われます。
水を与える前に、室温になじんだ水を使用しましょう。これにより、観葉植物のストレスに軽減につながります。
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観葉植物の冬越しで気をつけるべきこと6選
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寒さは植物にとってストレスで休眠期でもあるため、観葉植物の冬越しには特別な注意が必要です。
そこで本項では、観葉植物の冬越しで気をつけるべきポイントを6つ(下記)ご紹介します。
- 温度と湿度の管理
- 日当たりの調整
- 過不足のない水やり
- 葉っぱの乾燥へのケア
- カビや根腐れなど土の注意
- 植え替えには適していない
温度と湿度の管理
観葉植物の冬越しで気をつけるべきことの中で、温度と湿度の管理は非常に重要です。
適切な温度と湿度を維持することで植物の健康を保ちます。
冬季の寒冷な環境では、室内の温度が下がり、湿度も低下しやすくなります。
植物の種類によって異なりますが、一般的に温度は15〜25度の範囲で、湿度は40〜60%が適切とされています。
過度な乾燥や高温を避け、植物が快適な環境で冬を過ごせるようにしましょう。
日当たりの調整
観葉植物の冬越しで気をつけるべきことの中で、日当たりの調整も重要です。
冬季は日光量が減少し、日差しの強さも弱まるため、十分な明るさを確保することが必要です。
冬に室内で育てる場合は、植物に日が強く当たる位置に移動し、日中の最も明るい時間帯に十分な光を浴びるように調整してもいいでしょう。
ただし、窓際は冷えることもあるので、窓からの冷気を防ぐために適切な断熱対策も必要な場合もあります。
また、逆に日差しが強すぎる場合は、カーテンやブラインドを使用して間接光に調整することも必要です。
適切な日当たりの調整により、植物は光合成を行い、健康な状態を維持することができます。
過不足のない水やり
観葉植物の冬越しで気をつけるべきことの中で、適切な水やりが重要です。
植物は冬季に成長が鈍化し、水分需要も低下するため、土の表面が乾いたら適量の水を与え、根が十分に乾くまで待ちます。
一方で、過剰な水やりは根腐れの原因となるので注意が必要になります。
目安もありますが、基本的には観察と土壌のチェックを行った上で、水やり頻度を都度調整することが大事なポイントです。
適切な水やりにより、植物の根を健康に保ちながら冬越しをサポートします。
葉っぱの乾燥へのケア
観葉植物の冬越しで気をつけるべきことの中で、葉っぱの乾燥へのケアが重要です。
冬季の室内は暖房や乾燥した空気により湿度が低下し、葉が乾燥しやすくなるケースは非常に多いです。
乾燥した葉は枯れやすくなり、また病気や害虫のリスクも高まります。
葉っぱの乾燥を防ぐために、定期的に葉水をすることで湿度を保ちましょう。
特に、葉の表面や裏側に水滴がつくように注意深く行います。
健康な葉を保つために、葉っぱの乾燥に注意し、適切な湿度を維持しましょう。
カビや根腐れなど土の注意
観葉植物の冬越しで気をつけるべきことの中で、土の注意も重要です。
冬季は寒暖差や湿度など状況によって極端なため、土の乾燥や過湿による両面で問題が起こりやすくなります。
特に、過湿な状態では根腐れやカビの発生リスクが高まるため、適切な水やりと水の排水性を確保することが必要です。
さらに、冬の間は通気性を確保するために土の表面を掻き混ぜたり、鉢底の排水ホールを確認したりすることも大切です。
適切な土の管理により、カビや根腐れのリスクを軽減し、植物を健康に冬越しさせましょう。
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植え替えには適していない
観葉植物の冬越しで気をつけるべきことの中で、植え替えには適していない時期があります。
冬季は植物の成長が鈍化し、根の活動も低下します。
植え替え作業による根の傷つきやストレスが植物にとって大きな負担となるため、原則、植え替えするべきではありません。
特に寒冷地域では、土壌の温度も低下しているため、新しい根が十分に発達せず、植え替え後の根の定着が困難になります。
植物の健康を考えると、植え替えは成長期に行い、冬季は植物を落ち着かせる時期として過ごすことが重要です。
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