観葉植物の葉水の頻度はどれくらいがベスト?そのメリットとは

観葉植物の葉水の頻度はどれくらいがベスト?そのメリットとは

観葉植物の葉水の頻度やそのメリットについて知ることは、植物の健康維持に重要なことです。

適切な頻度で葉水を行うことで、植物に必要な水分や栄養を補給し、葉の美しさや健康につながります。

そこで本記事では、観葉植物の葉水のベストな頻度についてや、葉水によるメリットについて解説します。

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

そもそも観葉植物におこなう葉水とは?

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観葉植物における葉水とは、植物の葉に直接水を与える方法です。

まず本項では、観葉植物の葉水とは何なのかについて簡単に解説します。

  • 霧吹きなどで葉に水をあげること
  • 植物は葉っぱからも水分補給してる

 

霧吹きなどで葉に水をあげること

観葉植物における葉水とは、霧吹きなどを使用して植物の葉っぱに水を与えることです。

葉水は、植物に水分を補給し、栄養を与える方法の一つです。

葉の表面に霧状の水滴をまんべんなく散布することで、植物の葉から水分を吸収し、水分や栄養素を取り込むことができます。

また、葉水は湿度調節や病害予防にも役立つともされています。

観葉植物にとって必要な水分や栄養を与えるだけでなく、葉の美しさや健康状態を保つためにも効果的なのです。

植物は葉っぱからも水分補給してる

通常、植物は根から水分を吸収しますが、葉も水分を取り込む能力を持っています。

葉の表面には微細な気孔があり、これを通じて水分蒸散が行われているのです。

その際、周囲の湿度や水の供給状況によって、葉から水分を吸収し、生育に関連しています。

葉からの水分吸収は、根からの水分摂取が困難な場合や水不足時に植物が生存を維持するための重要なメカニズムです。

葉水はこの特性を利用して、植物に水分を補給する手段の一つとして行われます。

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観葉植物の葉水の頻度はどれくらいがベスト?

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では、観葉植物の葉水の頻度はどれくらいがベストなのか? 疑問に思うことでしょう。

そこで本項では、観葉植物の葉水のベストな頻度について解説します。(下記題材)

  • 毎日朝にやる(本サイトの見解)
  • 夏や乾燥時は、朝夕の2回
  • 梅雨や湿度が高ければしなくてもいい
  • 夜もやらなくてもいい
  • 海外などでは葉水否定派もいる

 

毎日朝にやる(本サイトの見解)

観葉植物の葉水は、基本は毎日朝に行うことがベストというのが本運営サイトにおいてのの結論です。

もちろん、筆者自身の植物も基本的に、毎朝必ず葉水を行っています。

陽が強くなる前の時間帯は気温が比較的低く湿度が高いため、葉に水分を与えると蒸発しにくくなり、これにより、植物の葉から水分を効果的に吸収できるのです。

朝の葉水は植物が日中の高温や乾燥に備えて水分を蓄えるのに役立ちます。

ただし、植物の種類や環境条件によって異なるため、植物の観察をした上で判断することも重要です。

夏や乾燥時は、朝夕の2回

夏や乾燥時は、観葉植物の葉水を朝夕の2回行うことがベストです。

高温や乾燥した環境下では、植物の水分が急速に蒸発しやすくなります。

朝夕の時間帯は比較的湿度が高く、気温も低めです。

そのため、2回の葉水によって植物に水分を補給し、葉の表面に水滴を残すことで蒸発を抑えることができます。

ただし、雨や梅雨など湿度や環境によっても異なるので、状況に応じた対応は必要でしょう。

梅雨や湿度が高ければしなくてもいい

梅雨や湿度が高い時期は、観葉植物の葉水は必要ない場合があります。

湿度が高いと葉からの水分蒸散が抑えられるため、植物が水分を保持しやすくなります。

そういったタイミングで葉水をすると、湿度が過剰になり、カビや菌の繁殖につながる可能性があるからです。

特に梅雨時や湿度が高い環境では、葉水を行わなくても植物は比較的水分を十分に得ることができます。

植物の状態や土壌の湿度を確認し、必要に応じて適切な葉水を行うことも必要なのです。

夜もやらなくてもいい

観葉植物の葉水は、一般的に夜に行う必要はありません。

夜間は通常、気温が下がり、湿度が上がります。

この環境下では葉水が滞留しやすくなり、湿度の高まりによる病気や害虫のリスクが高まることがあります。

また、葉が湿ったまま夜を過ごすと、葉の表面にカビや真菌が繁殖する可能性もあります。

したがって、観葉植物の葉水は昼間に行うことが推奨されているというわけです。

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海外などでは葉水否定派もいる

海外などでは、観葉植物の葉水を否定する意見も存在します。

葉水による水滴の滞留は、先述しているような真菌や病気の発生リスクを高める可能性があるためです。

特に湿度の高い地域や通気性の悪い環境では、葉水が病原菌の繁殖や広がりを助けること場合もあります。

そのため、葉水の代わりに根からの水分補給に重点を置くケア方法が推奨されることがあります。

環境や気温、季節、湿度などを踏まえて、その都度判断と観察をしながらするべきなのです。

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観葉植物の葉水のメリットとは

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とはいえ、観葉植物の葉水にはさまざまなメリットがあるため、葉水をしているのです。

そこで本項では、観葉植物の葉水のメリットについて解説します。(下記題材)

  • 水分の補給になる
  • 栄養の補給もできる
  • ほこりの除去や清掃
  • 害虫や病気の予防になる
  • 空間湿度の調整になる

 

水分の補給になる

観葉植物の葉水は、植物に水分を補給する役割を果たします。

根からの水分摂取が十分でない場合や根が弱っている場合でも、葉からの水分吸収によって植物の水分状態を改善する場合もあります。

葉の表面に水滴をまんべんなく与えることで、植物は葉を介して水分を吸収します。

これにより、水分不足による枯れや健康状態の悪化を防ぎ、植物が活力を保つことができます。

葉水は水分補給の重要な手段であり、植物の生育や健康につながります。

栄養の補給もできる

観葉植物の葉水は、栄養の補給にも役立ちます。

液体肥料を葉水に混ぜることで、葉からの吸収によって植物に栄養を供給できる、有効な方法です。

葉の表面に肥料を散布することで、根からの吸収だけでは不足しがちな栄養素を補うことができます。

これにより、植物の成長や葉の色鮮やかさを促進し、健康な状態を維持することができます。

ただし、過剰な肥料は逆効果なので、配分などはよく検討する必要があるでしょう。

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ほこりの除去や清掃

観葉植物の葉水は、葉のほこりや汚れを除去し、清掃する効果があります。

葉の表面に水滴を与えることで、ほこりや汚れが洗い流されます。

これにより、葉の美しさを保ち、光の吸収や光合成の効率を向上させ、生長にもつながります。

また、清潔な葉の表面は病気や害虫の侵入を防ぐ役割も果たします。

葉水は観葉植物の葉を清潔に保ち、健康な状態を維持するために有効な方法なのです。

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害虫や病気の予防になる

観葉植物の葉水は、害虫や病気の予防に役立ちます。

葉の表面に水滴をまんべんなく与えることで、害虫や病原菌を洗い流す効果があります。

これにより、植物の葉が清潔な状態を保ち、害虫や病気の侵入や繁殖を防ぐことができます。

害虫からの病気は、多くの場合葉っぱから感染するので、この予防として葉水は重要といえるでしょう。

定期的な葉水は、植物の健康状態を維持し、病気や害虫のリスクを低減するのに役立つ方法です。

空間湿度の調整になる

観葉植物の葉水は、空間の湿度を調整する効果があります。

空中に、細かい水分を散布することで、周囲の空気中の湿度を少し上げることができます。

乾燥した室内環境では多少の効果があり、湿度を上げることで快適な湿度に近づきます。

また、適切な湿度は植物の健康を促進し、乾燥による葉の枯れや病気の発生を防ぐことにもつながります。

葉水は、乾燥している環境において、植物にとっては求めている湿度に近づけてくれます。

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