観葉植物の剪定の切り口に癒合剤はいる?剪定後に必要なケアとは

観葉植物の剪定の切り口に癒合剤はいる?剪定後に必要なケアとは

観葉植物の成長を促進し、美しい姿を保つためには「剪定とケア」が欠かせません。

そんななかで、よくでてくる題材として剪定後の切り口に癒合剤が必要なのか?

そこで本記事では、観葉植物の剪定の切り口に癒合剤は必要なのか?また剪定後のケアについて解説します。

筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。

観葉植物の剪定の切り口に癒合剤は必要?

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出典:Pexels

一般的には観葉植物の剪定後に癒合剤を使う必要はないのでしょうか?

そこで本項では、癒合剤の目的やメリット、剪定後に必要なのかを解説していきたいと思います。(下記題材)

  • そもそも癒合剤とは?
  • 必須ではないがメリットはある
  • 癒合剤を使うべきタイミング

 

そもそも癒合剤(ゆごうざい)とは?

癒合剤(ゆごうざい)は、植物の剪定や傷口を保護し、早期の癒合を促進するために使用される特殊な薬剤や材料のことです。

剪定や枝切りなどで植物に傷をつける際に、癒合剤を切り口に塗ることで菌など感染を防ぎ、湿気や虫害の侵入を防止します。

また、癒合剤には傷口の細胞を活性化させる成分も含まれており、傷が早く癒える助けにもなります。

一般的に、観葉植物の剪定では癒合剤は必須ではなく、自然治癒力によって傷が治させる場合が多いでしょう。

必須ではないがメリットはある

観葉植物の剪定の切り口に癒合剤は必須ではありませんが、使用することでのメリットはあります。

先述のように、癒合剤は剪定後の切り口を保護し、感染を防いでくれます。

また、癒合剤には傷口の治癒を促進する成分も含まれているため、傷が早く癒える助けになり有効です。

特に大きな切り口や高温多湿の環境で剪定を行う場合は、癒合剤を使用することで切り口を適切に保護になります。

癒合剤の活用は、剪定後のケアとして基本的にはプラスなので、余裕があればぜひ活用してみたいところです。

癒合剤を使うべきタイミング

観葉植物の剪定の切り口に癒合剤を使うべきタイミングは、一般的には大きな切り口や感染のリスクがある場合に推奨されます。

特に直径が1センチ以上の大きな枝を切る場合や、感染の可能性が高い環境で剪定を行う際には、癒合剤を使用することで切り口を適切に保護できます。

また、剪定後の植物が健康でない場合や、治癒力が弱い場合にも癒合剤が役立ちます。

通常の剪定や小さな切り口では、植物の自然治癒力に頼ることが一般的です。

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観葉植物の剪定後に必要なケアとは

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剪定後は植物にとってはストレスであり、適切なケア理解しておくことは重要なことです。

そこで本項では、剪定後の植物に対する適切なケアのポイントを解説します。(下記題材)

  • 切り口の処理をする
  • 落ちた葉や枝を捨てる
  • 必要な日当たりの確保
  • 適切な水やりの確認
  • 植物の経過を観察する

 

切り口の処理をする

観葉植物の剪定後に、場合によっては切り口の処理をすることは重要です。

大きな切り口や感染のリスクがある場合は、癒合剤を使用したり、切り口に木炭粉を塗ったりすることで感染を防止します。

これにより植物の切り口を保護し、早期の癒合を促進につながり、適切な処理によって切り口の治癒がスムーズに行われ、植物の健康な成長をサポートします。

ただし、一般的な剪定や小さな切り口では特別な処理は必要ない場合多いとされています。

剪定後の植物に対して切り口の処理を行うことで、植物の健を維持に役立つことは理解しておきましょう。

落ちた葉や枝を捨てる

観葉植物の剪定後には、落ちた葉や枝を適切に処理して捨てることが重要です。

これらの落ち葉や切り落とした枝は、植物の周りに積もって栄養を奪い、病気や害虫の温床になる恐れがあります。

定期的に片付けて捨てることで、環境を清潔に保ち、植物の健康を維持し、病気や害虫のリスクを低減させることができます。

必要な日当たりの確保

観葉植物の剪定後に必要なケアとして、十分な日当たりの確保も重要です。

剪定によって植物の形状が整えられるため、剪定後は新しい葉や芽が成長しやすくなります。

そこで十分な日光を受けることで光合成が活発に行われ、植物は栄養を生産し健康に成長します。

ただし、直射日光が強すぎる場合は葉が焼ける恐れがあるため、適度な日陰を与えることも大切です。

剪定後の観葉植物には、適切な日当たりを提供して健康をサポートしましょう。

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適切な水やりの確認

観葉植物の剪定後には、適切な水やりの確認が必要です。

剪定によって植物の成長が促進されるため、水分の需要が増すこともあります。

植物の土が乾いているか指で確認し、乾いたタイミングで水やりを行いましょう。

また、剪定後は蒸散が少なくなることも考慮して、通常よりも少なめの水量が適しています。

水やりの頻度と量を調整して、植物の健康な成長をサポートしましょう。

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植物の経過を観察する

観葉植物の剪定後には、植物の経過を注意深く観察することも大切です。

剪定をすることによって植物は、多少ストレスを受けます。

新しい葉や芽が出てきたり、剪定箇所がしっかりと癒合しているかをチェックすることで、植物の健康状態や回復具合を把握できます。

異常が見られた場合は早めに対応し、適切なケアを行うことが植物の健康な成長を促進するポイントです。

観葉植物の経過を観察しながら適切なケアをすることで、美しく健康な植物を育てることができるでしょう。

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