観葉植物の土の配合には黄金比がある?最適な土の配合をわかりやすく!
観葉植物を育ていくうえで、土の状態に疑問を持つタイミングは必ずきます。
なぜなら、最適な土とその配合は植物の成長にかなり関係性があるからです!
そこで本記事では、観葉植物の土の配合、土の基本や種類を表を使ってわかりやすく説明します。
筆者自身の経験則(資格も所有)と、読了書籍などの情報を絡めてお伝えしますので、参考にしてください。
観葉植物の土の配合のための基本と種類をまずは知る
出典:pixabay
観葉植物を栽培する上で必要不可欠なのが、適切な栄養素のある土壌です。
そこで本項では、観葉植物の土の基本知識や、土の種類を紹介します。(下記題材)
- 観葉植物の土の基本
- 観葉植物の土の種類
観葉植物の土の基本
観葉植物の土は、植物が生きるために必要な栄養分を含んだ、土と様々な材料を混ぜたもの。
観葉植物は、土中の栄養分を根で吸収し、成長するため、植物にとって、土はとても大切な存在ということです。
土は主に、腐葉土、赤玉土、バークチップ、ピートモスなどの材料を配合して作られます。
それぞれの材料には、植物が必要とする栄養分を含んでいるため、植物に合わせた比率で配合することが大切です。
水は、植物が生きるために必要なものですが、水をたくさん含んでいる土は根が腐ってしまうため、排水性の良い土を選んだりする必要もあるのです。
また、古い土を使い続けると、栄養分が枯渇し、植物が栄養不足になるため、定期的に土を入れ替えることが大切です。
観葉植物の土の種類
観葉植物において、使用される主な土を下記表にて説明します。
土の種類 | 特徴 |
小粒赤玉土 | 粒子が細かく、水はけが悪いため、水はけをよくするために別の土と一緒に配合されることが多い。 栄養分はほとんど含まれていないが、土の保水力が高いので、乾燥しにくい土壌にすることができる。 |
鹿沼土 | 鹿沼土は、主に栃木県の鹿沼地方で産出される土。 通気性があり、水はけも良く、植物に必要な栄養素も含んでいて、よく配合されます。 |
中粒赤玉土 | 小粒赤玉土に比べて粒子が大きく、水はけが良い。また、通気性もよく、根が張りやすい。 鉢底石として使われることが多く、鉢底に敷くことで、過剰な水分を排出し、根腐れを防止することができる。 |
腐葉土 | 腐葉土は、植物が生えるに必要な栄養分が豊富に含まれているため、栽培に適している。 また、保水性が高く、通気性もよいため、植物の成長に適した土壌といえる。 |
パーライト | パーライトは、軽量で通気性がよく、水はけも良いため、土壌改良剤として配合されることが多い。 また、耐久性が高く、長期間使用することができる。 |
ピートモス | ピートモスは、腐葉土と同様に植物が生えるために必要な栄養分が含まれている。また、保水性が高く、通気性もよいため、植物の成長に適した土壌といえる。 ただし、採取が限られているため、環境に配慮しなければならない。 |
バークチップ | バークチップは、樹皮を粉砕して作られる。通気性がよく、水はけも良いため、土壌改良剤として配合されることが多い。 また、耐久性が高く、長期間使用することができる。 |
軽い石 | 軽い石は、軽量で、通気性がよく、水はけも良いため、栽培に適した土壌にするために配合されることがある。 また、長期間使用することができる。ただし、耐久性が低いため、定期的に交換する必要がある。 |
これらの土を、配合していくのです。
例えば、ホームセンターなどでよく売っている培養土は、バークチップ、赤玉土、腐葉土、パーライト、ピートモスなどが配合されています。(培養土は、種類によって用途が異なります。)
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観葉植物の土の最適な配合比率とは?
観葉植物を元気に育てていくとき、良い成長を促すために、正しい土の配合比率を知ることは重要です。
そこで本項では、観葉植物の土の配合が大事な理由と、土の配合比率について解説します。(下記題材)
- いい配合=栄養バランス○
- 最適な土の配合比率とは?
いい配合=栄養バランス○
観葉植物の土の配合が大事な理由は、それぞれの植物に合った栄養素や水分を十分に供給するためです。
適切な配合であれば、植物の成長を促進し、健康な状態を維持することができます。
一方、不適切な配合であると、水はけが悪くなったり、栄養分が足りなかったりすることがあります。
例えば、多肉植物の場合、水はけがよく、根腐れを防ぐためにパーライトが配合された土が適しています。
植物に適した土を選ぶことで、植物が健康に成長し、美しい姿を維持できるのです。
最適な土の配合比率とは?
最適な土の配合比率は、赤玉土や腐葉土、パーライトなどを適切に配合することで、植物に必要な水分や栄養素を十分に供給できることが重要です。
個人的には観葉植物の場合、以下の比率で配合して使うことが多いのですが、これは一般的な比率でもあると思います。
- 赤玉土や鹿沼土: 6〜7割
- 腐葉土やピートモス: 2〜3割
- パーライト: 1〜2割
この配合比率はあくまで目安であり、植物の種類や成長環境、園芸家によって適した配合比率は微妙に異なります。
観葉植物の土の配合比率を適切に調整することで、植物が健康的に成長し、美しい姿を維持につながるでしょう。
よくある疑問①→観葉植物の土が水を吸わないのはなぜ!?その理由と対策とは
よくある疑問②→観葉植物の土がずっと湿ってるのはなぜ?その理由と対処法とは
よくある疑問③→観葉植物の土が固いのはなぜ!?その原因や悪影響、対処法とは
よくある疑問④→観葉植物の土が臭いのは悪い兆候?注意するべき点と改善ポイント
観葉植物の状況や環境によって変わる土の配合
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土の配合は、観葉植物の状況や環境によって変わりますが、間違ってしまうと、植物の生長に悪影響を及ぼす可能性もあります。
そこで本項では、観葉植物の状況や環境に応じて、最適な土の配合についてを紹介します。(下記題材)
- 配合の黄金比は環境によって変わる
- 室内用・屋外用・日陰用・ハンギング
配合の黄金比は環境によって変わる
観葉植物の土の配合には、黄金比と呼ばれる配合比率があります。
ただし、生育環境によっては、黄金比が最適な配合比率ではない場合があるので、状況に応じてしっかり理解しておくべきでしょう。
室内の温度や湿度、植物の種類や成長状況など、様々な要因が土壌に影響を与えるため、環境に合わせて、配合比率を変更することが必要になるのです。
例えば
☑︎乾燥した環境では、パーライトを多く配合して、水分を保持しやすい土にする必要があります
☑︎多肉植物は乾燥を好むため、赤玉土を多く配合したり排水や通気性の良い土が適しています。
このように環境や植物の種類に合わせて、適切な配合比率を見つけることが、健康的な植物を育てるためには重要なのです。
初めて観葉植物を育てる人でも、徐々に配合比率を調整しながら、最適な配合比率を見つけていきましょう。
室内用・屋外用・日陰用・ハンギング
先述の環境には、主に室内用・屋外用・日陰用・ハンギングなどがあります。
下記表にて、それぞれの土の配合について、最適な配合比率とその説明をしていきます。
生育環境 | 配合比率 | 説明 |
室内用 | 小粒赤玉土や鹿沼土:ピートモスか腐葉土:パーライト =6:3:1 | 室内で栽培される観葉植物は、一般的に栄養分を豊富に含む土が必要です。 最適な土の小粒赤玉土は通気性が良く、腐葉土は有機物が豊富で栄養分が多く含まれ、パーライトは排水性が良く、根腐れを防止します。 |
屋外用 | 中粒赤玉土:腐葉土:バークチップ:バーミキュライト =5:2:2:1 | 屋外で栽培される観葉植物は、風雨や紫外線などの外部要因に耐えられる強い土が必要です。 中粒赤玉土は通気性と保水性が良く、腐葉土は有機物が豊富で栄養分が多く含まれ、バークチップは排水性が良く、バーミキュライトは通気性を良くします。 |
日陰用 | 小粒赤玉土:腐葉土:ピートモス:バーミキュライト =4:3:2:1 | 日陰で育つ観葉植物は、日光を浴びないため栄養分が少なくなりがちです。 小粒赤玉土と腐葉土は栄養分を補うため、ピートモスは酸性度を保ち、バーミキュライトは通気性を良くします。 |
ハンギング用 | 小粒赤玉土:腐葉土:パーライト:バークチップ =6:3:1:1 | ハンギングで育てる観葉植物は、土が軽く、水はけがよく、通気性が良い土が必要です。 小粒赤玉土と腐葉土は栄養分を補うため、パーライトは排水性が良く、バークチップ |
これらの網羅された情報を生かして、最適な土壌を作っていきましょう。
元気のない植物にとっても、土は非常に重要なのでぜひ参考にしてみてください。
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